私の執筆した記事がバズって人生が変わりました
私は過去に何気ない投稿で何回か自分で書いた記事がバズるという経験をしたことがあります。初めてバズった時は思いもよらぬ出来事だったのでアプリの設定で通知オフにすればいいのに、慌てた私はスマホの電源を切って荒業で対処したという思い返すとはずかしい黒歴史みたいな思い出があります。
バズった翌日にドキドキしながらPVを確認したらとんでもない数字になっていて、良い方向で注目されたからよかったものの、悪い方向だったらと考えると恐ろしい話だなと実感してしまいましたね。
バズらせることを狙って常識から逸脱した投稿をする人もいますが、多くの人に注目されることは人生が変わってしまうほどの威力も持っているんじゃないかなと思ったりします。
私が経験した中でも印象深かったのは2023年の出来事で、とあるコミュニティ内で私が書いた記事がバズったことで少し人生が変わったことでしょうか。
簡単に説明すると2023年はライター活動をしばらく休止していたのですが、バズった後にいろいろと状況が変わり、本格的にライターとして活動を再開するきっかけになったんです。
とはいっても小規模のコミュニティ内の話なので、それはバズったとは言えないのでは?と思われるかもしれません。しかし、バズるという定義自体があいまいなものなので、大なり小なり注目を集めたことで人生が変わったという部分では私の中ではバズったのかなと感じています。
そのバズった話はこのような感じでした。
最初は何気ない会話から…
とあるインフルエンサーが中心となって立ち上げられたコミュニティでの出来事でした。そのコミュニティでは、ゲームや雑談、時にはギャンブルや投資の話など多岐にわたるジャンルで話題が尽きません。、
昨年の春に仮想通貨のブロックチェーン技術を使ったゲームの話から仮想通貨のビットコインが徐々に価値が上がっていることが話題に。その頃から仮想通貨の話ばかりで仮想通貨に興味がない人は取り残されてしまった状態が続いた時期がありました。
ある日、ビットコインの価格が300万円台から400万円台に高騰して、利益を大きく上げた人がコミュニティ内で在籍していると話題になり、それを知った仮想通貨に興味がなかった人たちが徐々に話題に入ってくるようになったんです。
「やってみたいけど、なにからすればいいですか?」「どこで仮想通貨を買えばいいんですか?」「どうやって取引すればいいんですか?」など質問が多く寄せられ、そのたびに、経験者が対応していました。
仮想通貨取引には正解がないですし、質問に対応する側からもさまざまな意見や方法が提案されます。そのため、これから始める人にとっては複数の意見が混乱する要因となって、諦めてしまう人も続出してしまったように感じます。
それに加えてコミュニティの新規参加者から過去に対応していた質問を繰り返されてしまったりと、対応する側も疲弊してしまうといった状況が続きました。
気づいたら質問掲示板のような状況になり、以前はかなりの頻度で更新されていたコミュニティでしたが、質問とその対応のコメントがぽつぽつと書き込みされる程度に。一時は本当に閑散とした状態にまでなってしまいました。
私は仮想通貨を勉強していた時期があって実際に少額ですが取引をしたり、ブロックチェーンゲームに夢中になった時期がありました。積極的に質問に対して答えてはいましたが、以前みたいに盛り上がるようなコミュニティにどうしたら戻るだろうかと考えていましたね。
そんな状況が続く中、コミュニティのオーナーと別件でやりとりをしている時に、コミュニティの今の雰囲気をなんとかしたいよねって話になり、私に「文章とか箇条書きでもいいから仮想通貨に関する説明を書いてよ」というざっくりとした話がきたんです。
コミュニティのオーナーは私がライターをしていた経緯も知りませんし、仲が良かったのもあって軽い気持ちでお願いしたんだと思います。
二つ返事で「いいよー」っていう軽い返事で記事を書くことになったんです。
記事を書くときに意識していたことは『いかに敷居を下げるか』
記事を書くにあたってコミュニティ内で質問には積極的に答えていたので、どのあたりがつまずきやすいのかは把握していました。また、読んでもらいたいターゲットが明確だったので構成はすんなりと作れました。
私は同じ質問は記事にすれば解消できるので問題には思っていませんでしたが、それよりも気になっていることは、コミュニティ参加者がだんだん消極的になってしまうことです。
なぜなら、違った内容の質問だとしても、コミュニティ内の掲示板が質問で埋まってしまう申し訳ないという気持ちや、質問ばかりだと他の参加者も別の話題を投稿しにくい状況になるからです。
そこで、未知の領域で次々と知らない言葉が出てきたり、なんでこうするの?何でこうなるの?という足止めをしてしまう部分を例え話を多用したり、敷居を極力下げることに力を入れて書きました。
図解を入れて混乱しないようにできるだけシンプルにまとめて、仮想通貨を取り扱いできるようになるまで基本となる部分はしっかり作り込みました。また、選択肢が出るような複雑な場面では「慣れてからやりましょう」と切り捨てて、その複雑な部分はステップアップとして別の記事にまとめたりしました。
最初は意味がわからなかったけれど、振り返ってみれば簡単じゃん!と未経験者でも思えるような記事にしたいというのが目標だったので、二つ返事で作ると言った割に結構本気で作ってましたね。
未経験者が、私の執筆した内容を読んでもらった後には、ひととおり仮想通貨の取り扱いができた達成感と自信を持ってもらいたい。さらに深い知識は自主的に勉強してもらえるんじゃないかという期待も込めて書き上げました。
掲載した時の反応は予想以上のいいね!だった。
満足できる仕上がりになったので記事をコミュニティ内に掲載したんですが、掲載した数日は反応がありませんでした。
反応があまりにもなかったので少しだけ寂しい気持ちもありましたが、ライターとして仕事で書いた訳でもないし、一人でも読んでくれればいいやと、記事を書き上げた達成感のほうが強かったのを覚えています。
ところが数日後、「わからなくて今まで諦めていたんですけど書いてある通りに進めたらひととおりできるようになりました!ありがとう」とコメントがあり、それがきっかけになったのか立て続けにコメントやいいね!が予想以上に増えていったのです。
コメントの中には、なんでこの方法を選んだのか?という経験者からの指摘もありましたが、ちゃんと説明して納得してもらえました。また、未経験の方々からも前向きな質問や記載していないちょっと難しい質問もいただいて、予想以上の反応にビックリしました。
ちゃんと最後まで丁寧に1人1人に回答しましたが、もうちょっと掘り下げて記事に盛り込んでおけばよかったかなと反省もしました。コメントが落ち着くまで数日ほどかかったんですが書いてよかったと実感しましたね。
掲載後に思わぬ依頼がありました。
掲載から1週間くらいたった頃にその記事を読んでくださった方から連絡があって、解説記事を書いてくれないか?というお話をいただきました。
今回の記事を執筆した経緯や、「過去にライターとして活動していましたが今は仕事としてはやっていないんです」と伝えて最初はお断りしたんです。
その後、「コミュニティ内でおすすめの仮想通貨取引所をまとめてほしい」「最近発表されたトラベルルールを解説してもらえませんか?」と記事執筆の要望があり、その後いくつか記事を掲載しました。
ライターを休止する以前は受注、執筆、納品をただただ繰り返していて、読んでくださった方の反応が届くことがありませんでした。それを寂しいと感じていたのですが、コミュニティ内で記事を掲載する度に、質問よりも相談が増えてコミュニティ内の活気も以前のように戻ったことが非常に嬉しく感じました。
それに読み手のことを考えたりしながら文章を組み立てることや書く楽しさ、読んでもらえる嬉しさを感じることができて、ライターを本格的にやってみようかなと思い始めたんです。
最初に執筆依頼してくださった方に連絡をとって、以前お断りした謝罪と今の心境をお伝えしたところ快諾していただいてライター活動を本格的に再開となったわけです。
バズッたことで今まで気がつかなかった嬉しさと新しい道が開けた
SNSやブログでバズったことは過去にありましたが、私の人生の変化を与えてくれたのはそれよりも規模が小さいバズった出来事でした。
現在もライター活動を続けていく上で読んでくれている人の存在を意識するようになりましたし、以前よりも増して役に立てるような記事を執筆することを意識するようになりました。
昨今は巷の記事がバズッて炎上し、ニュースになることが多々あって悲しい気持ちになったりしますが、私はありがとうがあふれる様なバズった記事を狙えるようなライターになりたい…と思いました。が、あまり気負うと疲れてしまいそうなので1人でも読んでくださる方がいる限りライターを続けようと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を書いたライター
7c
工業系エンジニアとして働く副業ライター。休業をきっかけにブログ執筆活動を開始し、復帰後本業に専念するために一時休止するもWebライターとして活動再開。ものづくりや自動車や工具、ゲームやガジェットなどの「心が躍る」瞬間への探求心が強...