ライター募集のお知らせに飛びついた
ライティングとの出会い自体は、副業ではなく本業の中でのお手伝いでした。あれは2022年の真夏のピークが去った9月頃。私がまだ研究職として試薬をひたすら調合し、細胞とたわむれる日々を送っていた頃のことです。
♪ピコン♪(チャット受信音)
「急募!ポエム、小説、作詞など 人の心に寄り添う文章を書いたことがある/書いてみたい方」
社内のMさんからチャットツールにメッセージが届きました。その瞬間、心臓がドクンと脈打って、「あ、私この人と結婚する」と思うような瞬間のビビビを感じ、Mさんに「興味あります」と連絡していました。「ビビビと来たら即行動」そんな自分の特性で何度かクーリングオフをした苦い過去もありましたが、今回ばかりは良い出会いとなりました。
それからはするするとライティングの仕事(お手伝い)が始まりました。
私が携わったのはWebアプリの音声コンテンツの原稿作成です。
月経時のメンタルヘルスケア系のアプリで、具体的には「自分の感情がコントロールできないとき」「仕事も勉強もやる気にならないとき」など、ユーザーが悩みに合わせて聴けるコンテンツの台本制作をしていました。
褒められたらやる気を出すのが私
Mさんはまあ人を褒めるのが上手い方で、私の台本も「いいねいいね」と何度も褒めてくれるんです。そのおかげで私も「もしかしてライターの才能あるのでは!?」と気持ちよく執筆することができました。
実際にアプリを使用した方から
「生理前の悩みが軽くなったように感じた」
「同じ悩みを抱える女性の体験に基づいたコンテンツで今後も継続したい」
などとポジティブなフィードバックをいただくことができ、ライティングへのモチベーションが高まっていきました。
広報への転身と副業ライターへの第一歩
そんなこんなでライティングのお手伝いを続けていた矢先、研究から現在の広報の部署に異動となりました。
技術系の広報として記事を制作していくうちに、文章で伝えることのおもしろさを感じ、副業ライターへの興味が強くなりました。
副業ライターとしての本格的な活動は真夏のピーク、2023年8月に開始しました。友人の主催するライター講座を受講しながら、noteを開設してポートフォリオを充実させていました。
案件探しではクラウドソーシングに登録したり、Indeedの案件でテストライティングを行ったりしたのですが、副業実績を上げるのは想像以上に難しいものでした。
そんなある日、Googleで「ライター 募集」と検索していると、Mojiギルドのライター募集が目に留まりました。
ここでまたビビビと感じ、すぐにライター登録の申請をすると、数日後に面談の連絡がありました。
約7年前の就活以来の面談で、心臓をバクバクさせながら面談に臨みましたが、無事にMojiギルドライターとして登録させていただけることに。「Mojiギルドのスタッフさん、皆優しくて良かった~(心の声)」
副業ライターとしての初仕事
さて、ようやく副業ライターとしての初仕事が決まったわけですが、まずはセルフインタビュー記事を任せていただきました。
記事のテーマは「どうしてライターになったのか?」。生い立ちを交えながら、私自身がライティングの仕事を始めるまでの道のりを執筆しました。
執筆する上で大変だったことは?
Mojiギルドライターの皆様の記事が参考になり、構成も考えられていたため執筆はスムーズでした。
一方、インタビュー記事を執筆する際には「その人の人間性が透けて見える」ような記事にしたいなあと考えているので、今回もどうやって自分の味を出すかを意識しました。まあ私はまだ猫8匹くらい被っていますが。
企業人のインタビュー記事でも「企業の言いたいこと」ベースの記事よりも、「働く人の内面が見える」記事のほうが魅力的に感じます。その人独自の価値観や仕事へのリアルな想いが文章を通して伝わることで、そのストーリーや経験に興味を持ち、共感することができるため、読みたくなるのではと思います。
まとめ
今回は私の「ライターの初仕事」についてお伝えしました。
ビビビと感じた方はいましたか?
私なりに初仕事までの経緯を書かせていただいたので、「会社員人生に満足しているけど、何か物足りない」そんな誰かの参考になれば嬉しいです。
この記事を書いたライター
アン
好奇心旺盛な副業ライター。技術系広報&カフェ店員&ライターの「3足のわらじ」生活を送っています。理系こそWebライターに向いている、と信じて活動中。執筆ジャンルは科学・スポーツ・ヘルスケアなど。くすっと笑える文章を読みたいし、書き...