初仕事は講座主催者からの直案件

初仕事は講座主催者からの直案件

僕がライターを目指すきっかけとなったのは、20代の頃に書いていたブログを偶然見つけたことでした。懐かしさと共に、当時の自分の思いがつづられた文章を読み返すうちに、ふと「もう一度、文章を書いてみたい」という気持ちが湧いてきたのです

「ライティングに挑戦したい!」

この思いは、次第に強くなっていきました。しかし、正直なところ、僕には文章を書くことへの苦手意識がありました。

それでも、この苦手意識を克服したい、いつかは自信を持って文章が書けるようになりたいという思いが、僕の背中を押しました。ライティングスキルを磨くことで、自分自身を成長させられるのではないか。そんな期待を胸に、僕はライターへの道を歩み始めたのです。

ライティング講座受講

ライターになるために、まずできる人から学ぼうと始めたのが、ライティング講座を購入して受講することでした。

講座内容は、WordPressの操作方法やドメインやサーバーについて、テーマ設定の仕方、著作権フリー画像サイトの使い方など。Webライターに必要な一通りの設定方法と、記事作成の手順を動画で学ぶ講座がメインでした。

10日ほどで動画講座を終了し、講座を主催している会社のWebサイトのSEOブログ記事を直案件で書くことになりました

初仕事は、構成案から記事執筆、WordPress入稿まで。テーマとキーワードをもらい、構成案を作るところから始めました。が、構成案を作ったこともないので、キーワードから検索して他サイトの記事をリサーチし、記事の流れを学びました。この時はリサーチの意味すらまだよくわかっていませんでした。

記事執筆開始

締め切りは決まっておらず、「できるだけ早く仕上げてください」とのこと。毎日2時間くらい作業しようと取り組みました。

ですが、本業が終わってからの作業だったのでなかなか集中できず。さらに、WordPressの操作方法がわからなくて調べたり、文章を書き上げても「これで大丈夫かな?」と急に不安になって書き直したりと、なかなか進みません。

結局、1記事、約1万文字書き切るまで1か月近くかかりました

失敗のフィードバックから学ぶ

失敗のフィードバックから学ぶ

原稿をクライアントに納品してフィードバックをいただきました。


  • 誤字脱字
  • 改行の行間の統一
  • 見出しは言い切りの表現
  • CTAの導入
  • 文末の「です」・「ます」終わりを3回続けない
  • 画像の挿入場所
  • 見出しにマーカーはひかない


などなど、指摘は計20か所以上。提出するたびに3か所くらいの指摘があり、さらに修正して提出。修正が終わるまで、結局7日くらいかかりました。今思い返しても胃が痛くなりますね。メンタルもしんどかったです。

初めてなので修正があるのは当たり前ですが、なかなか気持ちの切り替えができなくて、スマホを開くのも、コミュニティチャットツールを開くのもイヤになりました。

ですが、この経験からたくさんのことを学びました


  • 品質管理の大切さ
  • 文章構成のスキル
  • 時間管理の必要性
  • フィードバックへの対応力
  • コミュニケーションの重要性


これらの学びを活かし、次回の仕事ではより質の高い成果物を提供できるよう努めることが大切だと感じました。

また、僕にはライティング講座を受けた仲間のコミュニティがありました。

お互いに進捗状況を共有したり、わからないところを教えあったり、相談できる場所があったのが救いでした。ひとりでやっていたら、間違いなく挫折していたと思います。

報酬と初仕事での気づき

報酬と初仕事での気づき

ライティング初仕事の報酬は、文字単価0.8円で、7,236円でした。時給に換算したら悲惨かもしれませんが、なによりも記事を書けた喜びと達成感が大きかったです

1記事書けたことで「やればできる」という自信と達成感を得ることができました。

同時に、あたりまえで大事なことにも気づけました。それはライティングを始めたときに決めた「目の前の5分を積み上げる」という自分との約束の意義

一見些細なことですが、実は非常に重要な取り組みで、小さな努力の積み重ねが大きな成果につながるという真理です。何事もいきなり大きく変わることはなく、日々の積み重ねで成り立っていることを身をもって知ることができました。

さらに、初仕事を終えたことでスキルの向上を実感し、メンタル的につらかったけれどフィードバックのありがたさも感じることができました。

初仕事からのステップアップ

ライターとしての第一歩を踏み出した頃、Xで募集しているライティング案件に応募を始めました。目標は、毎日最低1件は応募する!

当然、案件獲得の道のりは険しく、苦戦の日々が続きました。

転機は、クライアントの募集文を丁寧に読み込むことの重要性に気づいたとき。この気づきが、僕の視点を180度変えました。

クライアントのニーズを深く理解し、自分目線ではなく、クライアントの立場で考えること。そして、自分の強みをクライアントの要望にどう活かせるかを具体的に提案するよう心がけました。

「圧倒的な他者目線」の大事さを学ぶことで、応募文の質が劇的に向上したのです。この新たなアプローチを実践し始めてからは、少しずつですが確実に案件を獲得できるようになりました。

このようにして得た一つ一つの案件は、私にとって学びと成長の機会となり、ライターとしてのスキルと自信を育んでいきました。

Mojiギルドとの出会い

Mojiギルドとの出会い

Mojiギルドとの出会いは、まだまだ実績もなく駆け出しだったころです。

講座コミュニティの仲間からライター募集の情報をもらって応募し、オンラインの面接も初めて受けました。とにかく緊張していたので質問を聞き逃さないようにしようと心がけました。

面接の終盤に担当者からひとこと。

「あなたの気持ちを記事に書いてください」 と。

この言葉を聞いた瞬間、目の前が明るくなりました。それまで、ライティングは単なる情報の伝達や、他人の意見をまとめることだと思っていたからです。しかし、この言葉によって、自分の内なる声を表現する重要性に気づかされました

今後の目標

僕は「このライターが書いた記事を読みたい」と思ってもらえる文章を書くのが目標です。読んでくれた人の背中を押してあげられるような、そんな文章を書けるように良い文章に触れて、学んで、アウトプットしていきたいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうこざいました!

この記事を書いたライター

執筆者

John.T

副業ライター。ライティングできるひとになりたいと思い立ちライターに挑戦!2児の父。本業はFRP防水施工技能士11年。ミュージシャンとしても活動中。座右の銘は『好奇心肌身離さず持ち歩け』自分の経験が明日の誰かの背中を押す、そんな文章を...

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