クラウドソーシングは荒野!?成功には程遠い道のり

私がライターとして案件を獲得するために、まず始めたのはクラウドソーシングへの登録です。家事や育児の合間にできる仕事として一歩を踏み出すのは、かなり勇気が必要ですよね。文章を書くことは好きでしたが、プロとしてお金をもらうほどのスキルがあるとは思っていませんでした。
そのため、最初の案件は1文字0.2円の低単価!内容は子どものおもちゃのレビューといった単純な記事執筆が中心でした。1記事でコーヒーも飲めないほどの低単価だったのを鮮明に覚えています。
クラウドソーシングは「低単価で悪い案件が多い」。ネットを調べるとそんな記事がたくさん上がっています。たしかに、私自身も報酬の低さに挫けそうになりました。が、目の前の仕事を一つひとつ丁寧にこなすことで評価され、次のチャンスにつながっていきました。
ライティングを始めた当初は体験談やリサーチ中心で、オリジナルな視点を求められることは少なかったもののクライアントの指示を理解し、基礎的なSEOの知識を学ぶ良い機会となりました。
今思えば、この期間に諦めずにライターを続けたことが成功へのきっかけだった気がします。クラウドソーシングも悪い案件ばかりではないので、安心してくださいね!
小さな成功体験の積み重ね

低単価案件をこなしていた時期は、「このまま続けて意味があるのかな?」と、毎日葛藤していました。数時間かけて執筆した記事がわずかな報酬であることに、やりがいや満足感を見いだせなくなることもありました。迫る納期と作業時間と報酬、そのバランスの悪さにライターでは思うようなキャリアを描けないかも…と。
それでも続けられたのは、理想の働き方を実現させて、コツコツとライターの実績を積み上げれば、きっと何かが変わると信じていたからです。終わりの見えない、長い長い持久走に参加しているようなイメージです(笑)。
そんななか、小さな小さな成功体験がありました。美容ブログの執筆案件で、クライアントから私の執筆した記事の伸び率がとても良いと評価され、継続して依頼を受けたのです。
このとき、ただ文章を書くのではなく、クライアントや読み手の期待を超える成果を出す大切さに気づきました。また、どんどん新しい案件に着手するのではなく、同じクライアントと継続して仕事をすることで信頼関係が生まれ、自分自身のスキルアップにもつながりました。
ディレクターとしての転機

ライターとしての転機は、クライアントから「他のライターさんの指導をお願いできませんか」という依頼を受けたときです。まだまだライターとして自信がもてず、突然の依頼に戸惑いました。「自分に人を指導する資格なんてあるのだろうか?」と不安になりましたが、チャンスを活かすためにディレクターとして挑戦することを決めました。
ディレクターとして、まず感じたのは「書くことと指導することの違い」です。自分が書けば簡単にできることも、それを他人に伝えるのは全く別のスキルが求められると痛感しました。特に、ライターさんの良さを引き出しながら指示を明確に伝える難しさに直面しました。
そんなときに役に立ったのが、クラウドソーシングでコツコツ低単価案件をこなしていた経験です。ライター初心者や成長したいライターの視点に立つことで、私もライターも成長につながると気づきました。
文章の修正だけを伝えるのではなく。その想いを大切にしたことで、プロジェクト全体のクライアントからの評価も上がりました。「文章を通じて価値を提供する」というライターの本質的な役割を再確認できた瞬間です。
成功体験でわかったライターとしての教訓

小さな成功体験かもしれませんが、そんな小さな成功体験がライターとして成長できるエネルギーになります。
もちろん失敗や諦めたくなる瞬間もたくさんありましたが、今までのライター経験で学んだことをみなさんにお伝えしたいです。
●小さな努力が成功につながる
初めは報酬が低くても、努力を惜しまないことが大切。次のステップへの道が開けます。
●提案することを恐れない
クライアントの期待を超えるアイデアも時には必要です。ライターとしての存在感をアピールしましょう!
●挑戦を恐れない
未経験のカテゴリーでも、一歩踏み出すと新しいスキルや自信を得られます。
●あなたの文章は誰かにとって助けになる
単に情報を伝えるだけでなく、必ずあなたの文章を必要とし、読んでいる人がいます。1人でも2人でも読み手の心を動かしたいという想いをもって執筆しましょう。
まだまだ成長の途中!これからの成功を描いて

ライターとして成功するには、目の前の仕事に全力で向き合う姿勢が欠かせません。たとえ低単価や厳しい条件の案件であっても、その中で得られる経験と信頼が、成功への第一歩だと思っています。
丁寧に取り組むライティングは必ず評価につながり、たとえ失敗や挫折があっても、それを糧にすることで次のステップへの力に変えられます。
私自身、ライターとしてまだまだ成長途中ではありますが、一緒に挑戦を続け、ライターという職業の可能性をもっと広げていきましょう!
この記事を書いたライター

asaco
目指すは子育て中でも輝くライター。診療放射線技師として総合病院や健診施設で約6年勤務。「誰かの役に立ちたい」という想いで医療系記事の執筆をきっかけに、さまざまなジャンルの記事を執筆しました。読者にとってわかりやすく、多くの方の目...