文章の書き方の基本

文章の書き方の基本

まずは、文章の書き方の基本について紹介していきます。文章の基本は読んでもらうこと、伝えたいことを伝えること、です。相手が理解しやすく読みやすい文章を書くための方法を解説します。

簡潔で読みやすい文章を書く

まずは物事を簡潔にまとめることを意識しましょう。簡潔とは事実をシンプルに伝え、無駄な表現をしないことです。きれいな言葉で修飾したり、比喩表現など複雑な表現を多様している文章はどこかよいもののように感じますが、必要性のない修飾は伝えたい内容を理解することを阻害することにつながります。

できるだけシンプルに、明確に事実を伝えることをまずは意識しましょう。

具体的な説明・表現で文章を書く

事実をわかりやすく伝えるためには、文章に具体性を持たせる必要があります。抽象的な言葉は受け取る相手によって、与えるイメージが変わってしまいます。こうした文章がいい効果を与える場合もありますが、特に情報を伝えるための文章ではNGです。

具体的な数値や、客観的事実を盛り込み、できる限り具体性を高めていくようにしましょう。

論理的で理解しやすい文章を書く

論理的に破綻している文章は、読み手が理解できません。論理とは筋道を立てて考えることであり、結論となる事実に至るまでの考えが一貫していることだと言えます。

たとえば有名な三段論法などがイメージしやすいかもしれません。「◯◯は✕✕である。△△は◇◇である。ゆえに▼▼は◆◆である」のように大前提があり、小前提があり、結論がある、といった思考の飛躍がない文章を書くようにしましょう。

わかりやすい文章の書き方15のポイント【例文あり】

わかりやすい文章の書き方15のポイント【例文あり】

それでは、ここからは文章を書く上で気をつけておきたいポイントを紹介していきます。基本を抑えたわかりやすい文章を書くためには注意するべき点がいくつもあります。それらをしっかりと抑えて文章を書くようにしましょう。

結論ファーストで書く

文章においては、まず結論を提示することが重要です。前提を語りすぎてしまうと、なにを伝えたいための文章だったのかがわかりにくくなってしまいます。結論を先に提示することで、読み手にそこから先の文章がなにを説明したものなのかをイメージさせることができ、わかりやすい表現につながります。

例文
Webサイト運営ではSEO対策が重要です。
なぜなら、Webサイトにおける集客の大部分は検索による自然流入であり、検索エンジンからの評価を強めることが集客増につながるからです。
実際にSEO対策を行う前後で、集客に20%近い差が現れた例もあります。
だから、Webサイト運営ではSEO対策は必須だと言えるのです。

結論を先に述べ、文章のテーマを提示したあとに具体的な事例を載せることでユーザーはスムーズに情報を理解することができます。そして、最後にもう一度結論に触れることで、ユーザーの納得感を高めることができます。

一文は短く簡潔に書く

文章は句点によって区切られます。この一文はできるだけ短く簡潔にまとめるようにしましょう。読み手も句点をひとつの文章の区切りとしているため、読点でいつまでも長々と続いていると、伝えたいことがなんだったのかがわからなくなってしまいます。

例えば、以下のような文章をスムーズに理解できるでしょうか?

例文
Webサイトの集客の大部分は検索による自然流入であり、自然流入を増やすためには検索結果画面に上位表示される必要があり、そのためにはSEOという検索エンジンの評価を上げるための対策が必要である。

読点が多く、様々な情報がひとつづきに書かれているため、要点がわかりにくくなってしまいます。次のポイントにもつながりますが、できるだけ一文には情報を一つに留めるようにしましょう。

一文一義を心がける

一文一義とは一つの文章に一つの情報だけを書くことです。日本語の文章は基本的に句点を区切りに一文が終わります。その一文が長すぎたり、いくつもの情報が込められていると、どうしても要点を見失ってしまいがちです。わかりやすく簡潔な文章を志すのであれば、一文一義は最低限守りたいルールです。

一文一義を意識するだけで、前のポイントである短く簡潔な文章は達成することができるでしょう。

もちろん、複雑な情報を説明するためには、一文一義で表現することが難しい場合も出てきます。しかし、このルールを心がけるだけで作成する文章が大きく変わってくるでしょう。

主語と述語を近づける

主語とは、文章の中で話の主役となる「誰(なに)が」を表す言葉で、述語は「どうする」「〜だ」などの行動や事実を表す言葉です。この主語と述語の間に情報が詰め込まれてしまうと、最後まで文意がわからず、読み手にわかりにくさを与えてしまいます。

NG例
私は、これからライティング業務をはじめようと考えている人が、より高レベルな原稿を作成できるようになることをサポートするために、文章を書く上での気をつけるべきポイントなど、文章の書き方についてのコンテンツを作成しました。

OK例
私は文章の書き方についてのコンテンツを作成しました。このコンテンツは、これからライティング業務を始めようとする方の能力向上のサポートを目的としています。コンテンツでは文章を書く上で気をつけるべきポイントなどをまとめています。

主語と述語を近づけることで、読み手は一連の文章がなにについて書かれているのかを素早く提示することができます。短く簡潔に情報を伝えるために、主語と述語は近くに配置しましょう。

あいまい表現にしない

あいまいな表現とは、事実を明確に伝えず、解釈が読み手に委ねられてしまうような文章を指します。例えば、「1日3,000個を売り上げる店舗」と表現するのと「非常に売上成績のよい店舗」と表現するのとでは、読み手の印象は変わってしまいます。

非常に売上成績のよい店舗では、どこに比較して売上がよいのか、売上が支店の中で何番目なのかもわからないため、人によっては3000個を売り上げる店舗よりもよい印象を持つ人も悪い印象を持つ人も出てきます。

取り扱う情報によっては明言を避ける必要がある場合もありますが、開示できる客観的事実はできるだけ盛り込むようにしましょう。

受身表現にしない

受け身表現とは「〜られる」や「〜される」といった表現のことを指します。この表現は適切に使えば問題はないのですが、明言を避けるために用いられると、文章の説得力を損ねることにつながります。

例えば、上の文章の語尾を全て受け身表現に変えてみるとわかりやすいでしょう。

受け身表現とは「〜られる」や「〜される」といった表現のことを指すと言われています。

この表現は適切に使えば問題ありませんが、明言を避けるために用いられると、文章の説得力を損ねると考えられています。

語尾が受け身表現になるだけで、書き手の意見ではなく、伝聞された情報という印象に変わり、信頼性が大きく変わったのではないでしょうか。

明言を避けるための受け身表現は避けましょう。

冗長表現にしない

文章を書く上で、特に陥りがちな表現が冗長表現です。冗長表現とは、文章内に事実を伝えるための表現以外の無駄な表現を盛り込んだもののこと。無駄な表現が入れば、短く簡潔な文章は実現できません。

陥りがちな冗長表現の例としては以下があります。

・「の」の多様:若者の間で人気のスイーツ→若者に人気のスイーツ

・「という」:スイーツというものは甘い→スイーツは甘い

・「こと」:見ることができる→見られる

どの表現も間違ってはいないのですが、冗長になります。書き終わったあとに文章のダイエットができないか、確認しましょう。

句読点を適切な位置に打つ

句読点の打つ位置を間違えてしまうと、リズムが乱れたり、別の意味になる場合があるので注意が必要です。

例文
Webサイト運営では、SEO対策が、重要です。なぜなら、Webサイトにおける集客の、大部分は検索による自然流入であり、検索エンジンからの評価を、強めることが集客増につながるからです。

例文のような文章では読点が多く、文章のリズムが乱れ、読みづらくなりませんか?

このように文章をスムーズに読ませるためには、読点の位置は非常に重要です。

私は、涙をこらえながら出発する友人を見送った。

私は涙をこらえながら、出発する友人を見送った。

こちらの場合、読点の打つ位置によって、涙をこらえているのがどちらになるかが変わってきます。読み手を混乱させないよう、適切な位置に読点を打つようにしましょう。

不要な接続詞を削る

接続詞は正しく事実を伝えるために必要な言葉ですが、使い方を間違っていたり、多様するとわかりにくい文章になってしまいます。不必要に接続詞を使わず、シンプルな文章を心がけましょう。

例文
Webサイト運営ではSEO対策が重要だ。なぜなら、Webサイトにおける集客の大半は検索による自然流入だからだ。そのため、検索エンジンからの評価を高めなければならない。
したがって、集客増のためにはSEO対策を行うしかないのだ。

文章としては意味が通じるものの、接続詞が多様されていることで冗長な文章に見えないでしょうか?接続詞は正しく用いれば、後ろの結果を強調することもできるものなので、使い方を間違えないように注意しましょう。

不要な修飾語を削る

付随する言葉を強調する修飾語ですが、こちらも多用すると文章が読みづらく、わかりにくいものになってしまいます。

例えば、「すごい」や「たくさん」といった表現を多様していませんか?修飾語は基本的には無くても意味が通じるもの。短く簡潔な文章を書くためには無駄な表現になってしまいます。余分な修飾語は極力削り、文章をダイエットさせましょう。

また、あまりにも多く修飾語を用いると本当に強調したいテキストが目立たなくなってしまうことにもつながります。最も伝えたいことはなんなのか、コンテンツの目的を考えた上で効果的に修飾語を活用しましょう。

不要な指示語は削る、もしくは具体的な語句に置き換える

指示語とは、あれ・それ・これ、など、あるものの代替表現に用いられる言葉で、文章中に同じ言葉を連続しないように用いられるものです。しかし、多様されすぎるとなにを表しているのかがわかりにくくなる場合もあります。

例文
Webサイト運営ではSEO対策が重要だ。これは、Webサイトにおける集客の大半が検索による自然流入に依ることに起因する。それは、インターネットに公開されるWebサイトの性質上、避けようがない事実だ。

上のテキストは、指示語がなくても成立する、あるいは表現を変えれば省いて問題のない文章です。また、一つの話題の中で複数の指示語が入っているので、どの指示語がなにを表すのか迷う部分も出てきます。

このように指示語の使い方には注意が必要です。削る、あるいは具体的な言葉に変換することで、混乱を避けましょう。

難しい言葉を使わない(専門用語は解説や補足説明を加える)

文章は基本的に誰が見てもわかりやすいものであることを志すべきです。読み手の知識レベルによって、理解ができなくなるようではよい文章とは言えません。

特に専門用語や、業界内で利用される略語など、知識を持つ人が限られる言葉は使用を避けるべきです。

医療系や、金融系などの情報を取り扱う場合は特に注意が必要で、専門用語は必ず解説や補足説明を付けるようにしましょう。

文章を書く上で、情報収集をしているうちに、専門用語などが前提知識として必要になってくるため、誰もが知っている用語であると錯覚してしまうことがよくあります。

誰にでも通じる文章になっているか、原稿作成後に改めて確認しましょう。

修飾語は被修飾語の直前に置く

修飾語は基本的に修飾の対象となる言葉の直前に置くことが望ましいです。修飾語と被修飾語の距離が開けば開くほど伝えたいことが弱まってしまいます。

NG例:本当に、苦労をともにしてきた仲間と飲む、仕事終わりのビールは美味しかった。
OK例:苦労をともにしてきた仲間と飲む、仕事終わりのビールは本当に美味しかった。

ここでは「本当に」が修飾語ですが、被修飾語である「美味しかった」との距離が離れてしまったため、美味しさの強調が薄まっています。

「本当に」のように、感情を表すような修飾語の場合、つい気持ちが先行してしまい、修飾語が前に出てしまうことがあります。意図をきちんと伝えるためにも修飾語の配置には注意しましょう。

くどい文末表現にしない

冗長表現が最も現れやすい箇所として、文末があります。文末表現に余計な表現が入るとくどい印象を受け取られやすいので注意が必要です。

・「こと」:見ることができる→見られる
・「もの」:〜ということがあるものである→〜ということがある

くどい文末表現の代表例が「〜することができる」という表現。大きく間違っているわけではありませんが、文章を長くしてしまい回りくどく感じてしまいます。

その他にも「させていただく」のような二重敬語なども文末には登場しがちです。

削れる言葉はないか、言い換えられる言葉はないかは、特に文末表現の場合、注意して見返すようにしましょう。

読みやすい文章の書き方3つのコツ

読みやすい文章の書き方3つのコツ

ここでは読みやすい文章にするための、書き方のコツを紹介していきます。読みやすい文章を書くためには、様々なポイントやテクニックがありますが、簡単に読みやすい文章にするためのコツがあります。ぜひ参考にしてください。

箇条書きや表を用いて説明する

通常の句読点で区切られる文章のことを平文と言います。情報量が多い場合、平文で書いていくと一文が長くなり、冗長な表現になりがちです。

そのため、複数の情報を説明したいときには、箇条書きや表を用いることで簡潔に表すことができます。

箇条書きや表を用いることで、情報を一覧化できるため、読み手は視覚的に情報を理解できます。また、箇条書きや表を用いた分、平文のボリュームが減り、読みやすくなります。

3行を目安に改行する

Web媒体でコンテンツを発信する場合、改行を多く入れたほうが読みやすいとされています。紙媒体とは異なり、Webの場合、多くのユーザーは文字を追うというよりも全体を俯瞰して情報を探す傾向にあります。

そのため、あまりにも文章が固まっている場合、ユーザーがうまく情報を探せず、読み飛ばされる可能性が高くなります。

また、Webの場合、スマートフォンなど小さい画面で見ることもあるので、長い文章は読みづらくなります。

Webの特性を理解して、ユーザーが情報を探しやすいように適宜改行を入れるようにしましょう。一般的には3行程度で改行するとよいと言われています。

結論を先に提示することが求められることからも分かるとおり、Webコンテンツの場合、素早く情報を手に入れられることが重視されます。そのため、文章自体も簡潔に短く表現することが大切です。

コンテンツ内容にもよりますが、修飾語や接続詞は結論を遠ざける無駄な要素になりえます。特に情報提供型のコンテンツでは本質的な情報以外の無駄は極力省くようにしましょう。

漢字を多用しない(目安は漢字3割:ひらがな7割)

漢字をあまりにも多様している場合、読みにくさを感じます。漢字はひらがなに比べると文字としての密度が高く、ごちゃごちゃした印象を受けます。

改行について紹介した際にも伝えましたが、Webのユーザーは流し読みをする傾向が高く、あまりにも漢字が多いと読みづらく感じる傾向にあります。

理想としては漢字が3割、ひらがなが7割の割合がよいでしょう。

文章としての完成度だけでなく、視覚的な読みやすさも意識していきましょう。

文章の書き方が上達する文章構成の型

文章の書き方が上達する文章構成の型

ここからは、よい文章を書くための文章構成の型について紹介していきます。よい文章を書くためのテクニックやポイントをまとめてフレームワークにしたものがあります。フレームワークに従えば、良い文章を簡単に書けるのでぜひ使ってみてください。

PREP法

PREP法とは、物事をより詳細に伝えるための文章のフレームワークです。PREPは「Point(要点)」「Reason(理由)」「Example(例)」「Point(要点)」の頭文字となっていて、情報を伝える順番として、結論・理由・具体例・結論という流れで説明する手法です。

実際の文章に落とし込むと以下になります。

1:結論
Webサイト運営ではSEO対策が重要です。

2:理由
なぜなら、Webサイトにおける集客の大部分は検索による自然流入であり、検索エンジンからの評価を高めることが集客増につながるからです。

3:具体例
実際にSEO対策を行う前後で、集客に20%近い差が現れた例もあります。

4:結論
だから、Webサイト運営ではSEO対策は必須だと言えるのです。

最初に結論を伝えることで、ユーザーはこれからなにについて書かれていくのか、コンテンツのテーマを把握することができます。その後、理由を説明することでユーザーが結論への納得感を高めていきます。さらに具体例を提示することで、理由の根拠が示され、情報により説得力を持たせることができます。最後に結論を改めて見たときには、ユーザーは情報をしっかりと理解できている状態になっています。

事実を簡潔にわかりやすく伝えられるSDS法

SDS法とは事実や情報を相手にわかりやすく伝え、理解を促すことができる文章のフレームワークです。SDSは「Summary(要点)」「Detail(詳細)」「Summary(要点)」の頭文字を取っており、この順番で情報を展開することで、内容が伝わりやすくなります。

1:Summary(要点)
最初に伝えたい情報の要点を明示することで、情報の概要をユーザーに掴んでもらう。

2:Detail(詳細)
次に、明示した要点を補足する詳細情報を伝えます。ユーザーは最初の要点で概要を理解しているため、詳細情報についても理解しやすくなります。

3:Summary(要点)
最後に改めて要点について触れることで、ユーザーは得た情報を再度確認することができ、情報をより記憶しやすくなります。

短い文章で情報を端的に伝えられるので、物事を短く簡潔に伝えたい場合に便利なフレームワークです。

三段構成

三段構成とは文章全体を「序論」「本論」「結論」の3つに分ける方法です。

序論は、いわゆるリードに当たる部分で、このコンテンツがどんなことについて書かれているのかテーマを紹介するパーツです。

本論は、コンテンツの主題となる部分です。序論で紹介した内容について数値やデータを引用しながら詳細を解説していきます。

結論は、まとめの役割を持ちます。序論・本論で展開してきた内容をまとめ、コンテンツで伝えたかった内容を端的に紹介します。

1:序論
このコンテンツでは、文章のフレームワークについて紹介します。

2:本論
文章構成を考える際のフレームワークには、PREP法やSDS法、三段構成があります。それぞれの詳細について解説します。

3:結論
フレームワークを用いることで、よい文章の基本となる構成を簡単に実践することができます。活用して、文章能力の向上に役立ててください。

本来はコンテンツ全体の構成に当てはめるものですが、短文に適用すると上のような構成になります。ぜひ活用して文章の流れを整えましょう。

頭括構成・双括構成

頭括構成とは、結論を先(頭)に提示し、その後に理由を紹介する文章構成のこと。結論を早く伝えたい場合に有効な構成であり、特に短文の場合に用いるとよいでしょう。

例えば、以下のように用います。

結論:Webサイトの集客を増やすためには、検索順位を上げなくてはならない。

理由:なぜなら、集客の大半が検索エンジンの検索による自然流入だからだ。

双括構成とは、結論・理由・結論の順番で文章を構成することを指します。理由が長い場合など、改めて結論を提示することでユーザーに再確認してもらうことができます。

基本的にはSDS法と同じ文章構成といえるでしょう。

1:結論
Webサイトの集客を増やすためには、検索順位を上げなくてはならない。

2:理由
なぜなら、集客の大半が検索エンジンの検索による自然流入だからだ。

3:結論
そのため、検索順位を上げることが集客を増やすことにつながる。

文章の書き方が学べるおすすめの本3選

文章の書き方が学べるおすすめの本3選

ここからは実際に文章の書き方を学べる書籍について紹介していきます。文章力を鍛えるためには書き慣れることも重要ですが、テクニックを覚えることも重要です。手元に置いておける書籍で、文章テクニックを常に意識するようにしましょう。

1. 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

1. 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
タイトルの通り、1冊にベストセラー100冊分のポイントをまとめた書籍。数々のベストセラーに携わってきた執筆者が、各ベストセラーのエッセンスをわかりやすくまとめています。多くの著名人の話を総合し、うまく書くためのルールを1位〜40位までランキング形式で紹介しています。

タイトル「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
著者藤吉 豊・ 小川 真理子
学べる内容文章の書き方ルール全般
ページ数224ページ
出版社日経BP
発行日2021/1/8
価格(税込)1,650円
Amazon販売ページ「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

2. 文章力の基本

2. 文章力の基本
多くの大学生・社会人の文章指導を行ってきた執筆者が、その経験によって蓄積されたノウハウをまとめた書籍。ありそうでなかった「わかりやすく、伝わる文章」を書くための77のルールを紹介しています。単純にテクニックを記載するだけでなく、例文とその改善案を紹介しているので、より実践的にテクニックを学ぶことができます。

タイトル文章力の基本
著者阿部 紘久
学べる内容伝わる文章力77のテクニック
ページ数224ページ
出版社日本実業出版社
発行日2021/1/8
価格(税込)1,430円
Amazon販売ページ文章力の基本

3. 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ

3. 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ
月間PV1500万を誇るニュースメディア・ナタリーの編集部が若手のライターに向けて行っている研修のノウハウをまとめた書籍です。実際のメディアでのノウハウが詰め込まれているため、より実践的なテクニックを学ぶことができます。特にWeb媒体でのライティングを学びたい人に向いた書籍と言えます。

タイトル新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ
著者唐木 元
学べる内容Webライティングのテクニック、文章の書き方
ページ数208ページ
出版社インプレス
発行日2015/8/7
価格(税込)1,430円
Amazon販売ページ新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ

わかりやすい文章の書き方を習得しよう

ここまで、わかりやすい文章を書くためのコツやテクニックを紹介してきました。ライターは初期費用もかからずにはじめられる職業ですが、しっかりとした技術を持っていなければ仕事をもらうことも続けることもできません。

この記事を参考に、確かな技術を習得して、今後の仕事に活かしてみてください。

この記事を書いたライター

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Mojiギルド編集部

Mojiギルド編集部です。ライティングノウハウやスキルアップなど、ライターさんに役立つ記事を公開していくほか、Mojiギルドからのお知らせ、時には編集部員のつぶやきも…。ライターの皆さまとのコミュニケーションを楽しみながら、大事にしたい!

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