Webライター・コピーライターにおすすめの資格7選

Webライター・コピーライターにおすすめの資格7選

さっそく、ライターが持っていると有利になる資格を7つご紹介します。

  • SEO検定
  • Webライティング技能検定
  • Webライティング能力検定
  • 日本語検定
  • Webリテラシー試験
  • 文章読解・作成能力検定
  • ビジネス著作権検定

難易度やおすすめの勉強法も詳しく解説していきます。

①SEO検定

「SEO検定」は、「一般社団法人全日本SEO協会」が実施する最新のSEO技術を学べる検定資格です。

SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、記事がインターネットで上位表示されるために必要な技術です。

1級から4級まであり、自分のレベルに合わせて受験できます。各級の難易度、合格率、費用、特徴は以下のとおりです。

級数特徴難易度合格率
(2022年)
費用(税込)
1級プロとして活躍している方向け。モバイルSEO、ローカルSEO、ペナルティー復旧を学べる65%20,000円
2級プロとして活躍している方向け。ソーシャルメディア活用とコンテンツSEOを学べる68%18,000円
3級SEOに関する自分の知識を確認したい方向け。目標キーワード設定やサイト内部改善技術を学べる71%14,000円
4級SEO技術をイチから学びたい方向け。SEOの全体像を学べる72%12,000円

参照:
一般社団法人全日本SEO協会『過去の合格率』『価格早見表

SEO検定は、一般社団法人全日本SEO協会が販売する「ダウンロード学習コース」で勉強するのがおすすめです。「ダウンロード学習コース」の内訳は以下の通りです。

  • 公式テキスト(PDF)
  • 問題集・過去問(PDF)
  • ダウンロード講座
  • 受験料1回分
  • 合否の通知
  • 合格認定証の送付

>SEO検定はこちら

②WEBライティング技能検定

「WEBライティング技能検定」は、「一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会」が実施するライティングスキルを高められる試験です。WEBライティングに必要な基礎知識や、クラウドソーシングで働くためのビジネスマナーなどが身につきます。

WEBライティング技能検定試験に合格すると、「WEBライティング実務士」として合格証書・認定カード・WEBライティング実務士IDが授与されます。

WEBライティング実務士の特典は、以下の通りです。

  • 「ランサーズ」でクライアント向けメールマガジンに資格取得者を紹介
  • 「サグーワークス」で「サグーライティングプラチナ会員」になった人を対象に記事報酬がアップする

他のクラウドソーシングサイトでも特典がありますので、気になる方は確認してみてください。

>「WEBライティング技能検定試験」の合格者特典はこちら

難易度合格率費用(税込)
47.2%(※1)41,000円(※2)

※1:第1回の本試験から第94回の本試験受講者数より算出した合格率を指します。
※2:講座32,000円(税込)・受験料6,000円(税込)・合格証、認定カードの発行3,000円を含みます。
参照
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会『WEBライティング技能検定の合格率
通信講座・通信教育のたのまな『WEBライティング資格取得講座

WEBライティング技能検定は、ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」で「WEBライティング技能検定講座」を購入した方のみが受験対象者です。そのため、ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」の「WEBライティング技能検定講座」で勉強するのが一番効率的です。

>WEBライティング技能検定はこちら

③Webライティング能力検定

「Webライティング能力検定」は、「一般社団法人日本Webライティング協会」が主催するWebライティングの知識が網羅された試験です。

国語やWebライティングのほか、法律に関する知識なども幅広く出題されます。試験内容はいずれの級も同じで、以下のように得点に応じて1〜3級・資格なしと判定されます。

級数合格基準難易度合格率費用(税込)
1級80~88点25~30%13,500円
2級70~79点13,500円
3級53~69点13,500円
資格なし53点以下13,500円

参照
一般社団法人日本WEBライティング協会『Webライティング能力検定

Webライティング能力検定は、運営元である日本Webライティング協会が発売する教材で勉強しましょう。受験費用・テキスト代・Youtubeの講義動画・論文の添削サービスがセットになった教材がお得です。

>Webライティング能力検定はこちら

④日本語検定

「日本語検定」は、「特定非営利活動法人日本語検定委員会」が主催している日本語を正しく使えるようになるための検定です。

語彙力、文法、敬語、漢字、言葉の意味などから出題されます。日本語検定は、級によってレベルや値段が異なります。

級数レベル合格率(2022年)費用(税込)
1級社会人上級レベル8.6%6,800円
2級大学卒業~社会人中級レベル15.7%5,800円
3級高校卒業~社会人基礎レベル44.6%4,300円
4級中学校卒業レベル74.1%3,000円
5級小学校卒業レベル84.1%2,300円
6級小学校4年生レベル81.8%2,200円
7級小学校2年生レベル90.1%2,200円

参照
JQOS.jp『日本語検定(語検)【試験日】合格率や難易度

Webライターの強みとして活用するなら、2級以上を取得しましょう。日本語検定は、市販の公式テキストを繰り返し解いて勉強するのがおすすめです。

漢字や文法など暗記しないと解けない問題が多いので、練習問題や過去問題集を繰り返し勉強しましょう。

>日本語検定はこちら

⑤Webリテラシー試験

「Webリテラシー試験」は、「社団法人全日本能率連盟」に登録されたWebに関する標準的な知識が身につく検定です。Webの基礎知識、Webサイトの企画・設計、Webマーケティングなどが出題範囲です。

合格すると、Webアソシエイト資格を取得できます。

合格率費用(税込)

-

11,000円

参照:
J-Testing『Web検定

Webリテラシー試験は、公式テキストと公式問題集を繰り返し解いて勉強するのがおすすめです。公式Youtubeチャンネルもあるため、補助教材として使いましょう。

>Webリテラシー試験はこちら

⑥文章読解・作成能力検定

「文章読解・作成能力検定」は、「日本漢字能力検定協会」が運営する文章力向上を図る検定です。語彙力、文法、資料分析、文章構成、表現などが検定対象です。

各級の特徴、難易度、費用は以下の通りになります。

級数特徴難易度費用(税込)

2級

社会人として求められる文章作成力が問われる4,200円
準2級実社会での有効なコミュニケーションのための文章力が問われる5,100円
3級高校や実社会におけるコミュニケーションのための文章力が問われる8,000円
4級基礎的な文章力が問われる8,000円

参照
文章読解・作成能力検定『個人受検

文章作読解・作成能力検定は、公式テキストと過去問題集を解いて勉強しましょう。独学が不安な方には、eラーニング講座がおすすめです。

>文章読解・作成能力検定はこちら

⑦ビジネス著作権検定

「ビジネス著作権検定」は、「サーティファイ著作権検定委員会」主催の著作権の基礎的な知識を測る検定です。

著作権に関する知識、具体的な裁判例、ビジネス実務における慣例などから出題されます。

各級の特徴、難易度、費用は以下の通りです。

級数認定基準難易度費用(税込)

BASIC

(団体受験のみ)

著作権制度の処方的・入門的な知識がある4,200円
初級著作物とはなにか、著作権とはどのような権利か知っている5,100円
上級著作権に関する知識を活用し、問題解決できる8,000円

参照
資格検定のサーティファイ『公開試験案内・申込の流れ - 個人の方(公開試験)

ビジネス著作権検定の勉強は、主催のサーティファイが発行している公式問題集を繰り返し解くのがおすすめです。公式問題集は、書籍とデジタル版があるため、自分に合った方を選びましょう。

>ビジネス著作権検定はこちら

専門性を高める資格もおすすめ

専門性を高める資格もおすすめ

Webや文章の資格だけでなく、自身の専門性が高まる資格もおすすめです。得意な分野があれば、高い単価の仕事の受注につながり、専門性の高いライターとして信頼を得られます

以下に専門別のおすすめ資格を4つまとめました。

  • 美容系:薬機法管理者資格、日本化粧品検定、メイクセラピー検定、スキンケアカウンセラー資格
  • 金融系:FP技能検定、簿記検定、証券外務員、社会保険労務士
  • 不動産系:宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
  • IT系(テクニカルライター):ITパスポート試験、テクニカルライティング試験

いずれの分野も記事の需要が高く、単価も高い傾向にあるため人気です。競合となるライターも多いため、資格を取って専門性の高さをアピールしましょう。

Webライターが資格を取得するメリット3つ

Webライターが資格を取得するメリット3つ

実際にWebライターが資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

以下の3つのメリットについて詳しく解説していきます。

  • スキルの証明になり、差別化できる
  • Webライターとしての自信がつく
  • 基礎から勉強し直せる

①スキルの証明になり、差別化できる

資格を持っているとスキルが証明されるため、他のライターとの差別化が可能です。Webライターは副業で人気を博しており、年々人口が増加しています。そのため、他のライターと差別化できなければ、仕事の受注が難しくなったり、単価の安い仕事を受けなくてはいけなくなったりします。

資格を持っていることをプロフィールに記載すれば、クライアントへのアピールポイントとなり、他のライターより有利になるでしょう。

②Webライターとしての自信がつく

Webライティングに関連する資格を所有すると、ライターとしての自信がつきます。文章の上手い下手は人によって判断基準が異なり、自分の文章を客観的に評価して自信を持つのは難しいです。

しかし、資格を取得すれば自分のライティング技術が客観的に高く評価されたことになり、自信につながります。

資格を取得することでプロライターとしての自覚が芽生え、よりよい文章を書くモチベーションになるでしょう。

③基礎から勉強し直せる

資格を取得するための勉強は、Webライターの基礎固めになります。Webライターは資格がなくてもなれる職業のため、ライティング技術が独学になる方が多いです。そのため、特に初心者は自分の技術や知識に不安を感じてしまいます。

ライターに有利な資格の勉強をすると、基礎から学びなおせるため、漏れていた技術や知識に気づけるのです。

資格の勉強を通して新しい発見や学びがあるため、ライティング関連の知識の土台を築くきっかけになります。

Webライターが資格を取得するデメリット

Webライターが資格を取得するデメリット

資格の取得はWebライターにとってメリットが多いですが、デメリットもあります。

  • 資格の勉強に時間がかかる
  • スキルが身についたとは限らない

①資格の勉強に時間がかかる

資格の取得には時間がかかるため、やみくもに取るのはやめましょう。

Webライターは資格がなくてもできる仕事のため、資格を持っていない方も多いです。多くのライターは実際に仕事をもらい、文章を書くなかでスキルを磨いています。資格の勉強に時間がかかってしまうと、実際に文章を書く実務の時間が短くなるのです。

資格を取得する場合はきちんと目的意識を持ち、必要なものだけを選択しましょう。

②スキルが身についたとは限らない

資格に合格できたからといって、ライティング関連のスキルが身についたとは限りません。資格取得で基本的な知識は身につきますが、実務で使えるライティングスキルは身についていない場合が多いのです。

実務で使えるスキルを身につけるには、実際に仕事を請け負い、数をこなすのが肝心です。

資格を取ったからといって安心せず、実務に活かす方法を考えましょう。

ライターにおすすめの資格とメリット・デメリットまとめ

本記事では、ライターにおすすめの資格と勉強方法・資格を取得するメリットとデメリットをご紹介しました。

Webライターは資格がなくても誰にでもなれる職業で、その人口は年々増加しています。しかし、専門性や独自性のある記事を書けるライターは少ない傾向です。

資格を取得しプロフィールに記載すれば、専門性やスキルが証明でき、信頼を得やすくなります。Webライターを目指している方は自分に必要な資格を選択し、取得してみましょう。

この記事を書いたライター

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Mojiギルド編集部

Mojiギルド編集部です。ライティングノウハウやスキルアップなど、ライターさんに役立つ記事を公開していくほか、Mojiギルドからのお知らせ、時には編集部員のつぶやきも…。ライターの皆さまとのコミュニケーションを楽しみながら、大事にしたい!

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