キーワード選定とは「ターゲットユーザーの検索ワード」を選ぶこと
キーワード選定とはターゲットユーザーが検索するワードを選ぶことです。ブログやオウンドメディアなどコンテンツを問わず、キーワード選定を行うのが一般的です。
キーワードによって難易度が異なり、検索ボリュームが大きいものはビッグキーワードと呼ばれ難易度は高くなります。
反対に検索ボリュームが小さいものはスモールキーワードあるいはロングテールキーワードと呼ばれ、競合は少なく難易度は比較的低くなっています。
【重要】キーワード選定はターゲットユーザーにリーチする役割を持つ
キーワード選定はターゲットユーザーにリーチするという重要な役割を持ちます。
ユーザーの検索意図を理解した上でキーワード選定ができれば多くのユーザーに届きやすくなります。
ターゲットとするユーザーがどのようなことに悩み、何を知りたくて検索しているのかを考えてキーワード選定をしましょう。
初心者が押さえておきたいキーワード選定4分類
キーワードは以下の4つの検索意図に分類されます。
分類 |
ユーザーの検索意図 |
キーワード例 |
---|---|---|
knowクエリ |
知りたい | 「サプリ 効果」 「検索意図 とは」 「東雲 読み方」 |
Doクエリ |
やりたい |
「ケーキ 作り方」 「肩こり ストレッチ」 「webライター なり方」 |
Goクエリ |
行きたい |
「東京 ラーメン」 「名古屋城 最寄り駅」 「〇〇ショップ 住所」 |
Buyクエリ |
買いたい |
「デスク 安い」 「新幹線 予約」 「マーケティング本 おすすめ」 |
キーワードごとにユーザーの検索意図は異なります。
ターゲットユーザーに刺さるようにするには、検索意図が何なのかを考えてからキーワード選定をすることが大切です。
無料で使えるSEOキーワード選定ツール6選
無料で使えるおすすめのSEOキーワード選定ツールを6つ紹介します。
- Googleキーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Googleトレンド
- GetKeyword
- Keyword Tool
- 文章生成AI
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①Googleキーワードプランナー
GoogleキーワードプランナーはGoogleが提供するツールで、以下のような情報が得られます。
- キーワードの検索ボリューム
- 関連キーワード
- 競合状況
本来Googleに広告を出している人に向けたサービスですが、広告を出していなくても一部機能を無料で利用できます。
無料で利用する場合はデータが大まかで詳細なデータを見ることができないので注意しましょう
大まかな数字表示ではありますが、キーワード選定に便利な機能が備わっているので、十分使えるツールです。
②ラッコキーワード
ラッコキーワードはキーワード分析ツールで、次のような情報が得られます。
- 関連・サジェストキーワード
- 検索上位サイトの頻出単語や記事構成
- キーワードに関する周辺語や連想語
ラッコキーワードを無料で利用する場合、使える機能や1日の検索回数に制限があるので注意しましょう。
無料の範囲でもキーワード選定に使える便利な機能が多数あるので、初心者でも始めやすいツールです。
③Googleトレンド
GoogleトレンドはGoogleが提供するツールで、次のような情報が得られます。
- キーワードの検索数や推移
- 関連キーワードやトピック
- トレンドキーワード
リアルタイムでの検索ボリュームの推移をグラフで見られるため、最新のトレンドキーワードがわかります。
Googleアカウントがなくても利用可能なので、気軽に利用しやすいでしょう。
④GetKeyword
GetKeywordはキーワード分析ツールで、次のような情報が得られます。
- キーワードの検索ボリューム
- サジェストキーワード
- SEO難易度
この他にAIを活用した検索意図の分析、記事構成案の作成機能もあります。
無料版でも多数の機能を「利用できるため、お金をかけたくない人でも始めやすいでしょう。
⑤Keyword Tool
Keyword Toolはキーワード検索ツールで、次のような情報が得られます。
- 関連キーワード
- ロングテールキーワード
- サジェストキーワード
無料版は利用できる機能に制限はあるものの、ロングテールキーワードを最大750個まで提案してくれます。よりターゲットユーザーの検索意図に沿ったキーワードを選定するのに役立ちます。
アカウント登録なしでキーワードを入力するだけで検索できるため、手軽に始めやすいでしょう。
⑥文章生成AI
文章生成AIは、単なる文章作成だけでなくキーワード選定に利用することもできます。
- ChatGPT
- NotionAI
- Google Bard
などは有名な文章生成AIです。
文章生成AIにキーワード選定の質問をすれば、膨大なデータをもとにキーワードの候補を出してくれます。
文章生成AIはインターネット上にある情報をもとに回答するため、内容に誤った情報が含まれる可能性があるので、回答の内容を精査しながら上手く活用していきましょう。
関連キーワードについて自分の言葉を使って対話形式で質問できるので、初心者でも気軽に利用しやすいでしょう。
文章生成AIについて詳しく知りたい方は次の関連記事もご覧ください。
キーワード選定を成功させるコツ
キーワード選定を成功させるコツは次の2つです。
- ミドルやロングテールキーワードを狙う
- トピッククラスターを意識する
それぞれについて詳しく説明します。
ミドルやロングキーワードを狙う
キーワードはビッグキーワードではなくミドルキーワードやロングテールキーワードを狙うことで検索順位を上げやすくなります。
キーワードには検索ボリュームの大きいものと小さいものがあります。多くのユーザーが求めるキーワードは検索ボリュームが大きくなり競合も多く、競争率が上がります。
逆に検索ボリュームが少なくなればその分競争率も下がるため、比較的競合が少なく検索順位を上げやすくなります。
また、ミドルキーワードやロングテールキーワードはビッグキーワードよりもターゲットユーザーの検索意図が明確になるため、キーワード選定がしやすくなります。
トピッククラスターを意識する
トピッククラスターを意識することでSEO評価が上がり、ユーザーにより届きやすくなります。
トピッククラスターとは、コンテンツを関連するトピックごとにまとめた構造にすることでブログやオウンドメディアなどサイト全体の評価を上げるSEO戦略です。
トピックごとに整理することでサイトの構造が簡略化され、検索エンジンはサイトの構造を評価しやすく、ユーザーは求める情報を見つけやすくなります。
コンテンツ数が増えるとキーワード選定は難しくなる
コンテンツ数が増えるとキーワード選定は難しくなります。コンテンツ数が増えるにつれ競合の数も多くなり、検索で上位表示させるのが難しくなります。
また、コンテンツ数が増えることでコンテンツ自体あるいはサイト全体の目的がブレやすくなります。
目的がブレてしまうと適切なキーワードを選定できず、ユーザーに見てもらえないということになりかねません。
ユーザーにコンテンツが届くよう、コンテンツ数が増えることを予め見越してサイトの目的やゴールをきちんと設定するようにしましょう。
まとめ|サイト目的に沿ったキーワード選定をしよう
今回はキーワード選定を成功させるコツ、キーワード4分類、キーワード選定ツールについて解説しました。
キーワード選定を成功させるにはユーザーの4つの検索意図を理解すること、サイトの目的に沿ったキーワードを選ぶことが重要です。
キーワードによって難易度が異なるため、初心者は比較的競合が少ないミドルキーワードやロングテールキーワードで検索での上位表示を狙うのがおすすめです。
無料のキーワード選定ツールもあるので、上手く活用してキーワード選定に役立てていきましょう。この記事がキーワード選定成功の一助となれば幸いです。
この記事を書いたライター
Mojiギルド編集部
Mojiギルド編集部です。ライティングノウハウやスキルアップなど、ライターさんに役立つ記事を公開していくほか、Mojiギルドからのお知らせ、時には編集部員のつぶやきも…。ライターの皆さまとのコミュニケーションを楽しみながら、大事にしたい!