インタビュー時のメモは断然PC派である4つの理由

インタビュー時のメモは断然PC派である4つの理由

私が担当している取材は、ほとんどがオンライン形式です。そのため、インタビュー中のメモ取りは断然PC派です。その理由は4つあります。

①書くことに集中して相手の話を忘れるから

②字が汚くてあとから読み返せないから

③書き起こしが大変だから

④手書きよりもPCで入力したほうが早いから

それぞれ解説します。

①書くことに集中して相手の話を忘れるから

インタビュー時のメモ取りが断然PC派である理由の1つ目は、書くことに集中して相手の話を忘れるからです。

手書きで記載する場合「相手に質問し、回答を聞く」「その回答をすぐにメモする」という工程が必須になります。相手の話を聞きながらすぐにメモを取っても、すべては書ききれません。うっかりすると、先ほど相手が話していた内容を忘れてしまうことも…。

その点、PCでメモを取れば、手書きよりも早く相手の回答を記載できます。私は10分間に1,100文字入力できるのが強みです。PCでメモを取るようになってから、相手の話に集中でき、より深い内容を聞き出せるようになりました。

②字が汚くてあとから読み返せないから

インタビュー時のメモ取りが断然PC派である理由の2つ目は、字が汚くてあとから読み返せないからです。

インタビューできる時間は限られているため、とにかく早く相手に質問する必要があります。殴り書きでメモを取っていると後から読み返した時、なんて書いてあるかわからなくなることも…。

その解読に時間がかかるため、PCでメモを取ることにしました。PCで入力すれば、後から見返しても余裕で読めます。執筆時間も短縮できるので、PCでのメモ取りをおすすめします。

③書き起こしが大変だから

インタビュー時のメモ取りが断然PC派である理由の3つ目は、書き起こしが大変だからです。

手書きの場合、メモを書き起こす必要があります。私の場合は殴り書きで字が汚くなるため、解読に時間がかかります。そして、その内容を書き起こす作業はとてもしんどいのです。

現在は育休で日中は0歳児の子どもがいるため、PC作業できる時間はあまり取れません。1日3時間しか作業できないので、最初からPCでメモを取ったほうが効率的です。誤字・脱字と全角になっている数字の修正を行えば、すぐ先方へ提出できます。

④手書きよりもPCで入力したほうが早いから

インタビュー時のメモ取りが断然PC派である理由の4つ目は、手書きよりもPCで入力したほうが早いからです。

手書きの場合、瞬時に漢字が出てこなくて手が止まってしまうことも。その間も相手はどんどん話を進めるので、追いつくのに大変です。

PCでメモを取れば入力中に自動で漢字変換してくれるため、もたつかなくて済みます。そして私は10分間に1,100文字入力できるタイピングスキルを持っているので、純粋にPCでメモを取ったほうが早いのです。

インタビューを効率よく進めるために、しっかりリサーチ!

インタビューを効率よく進めるために、しっかりリサーチ!

求人原稿のためのインタビュー、社員インタビューを効率よく進めるために、企業サイトと他媒体や自社サイトに掲載されている求人原稿の確認をきちんと行っています。企業サイトと求人原稿を確認することで「どのような人物を求めているか」「会社の強みは何か」がわかるためです。それを踏まえて、相手に質問をしています。ありきたりな質問ばかりしていたら、他企業の求人に埋もれてしまうからです。

お客様はお金を出して、求人原稿の作成の依頼をしています。どの求人媒体を使うかによって費用は変わりますが、安くても1回30万円、高ければ1回で100万円以上かかるのです。それなのに、まったく求職者から応募がこなければ、お客様は損をしてしまいます。

「同じような事業を展開している企業とどうやって違いを出すか」「それを踏まえ、どうやって相手からその話を引き出すか」これらを考えながら質問するようにしています。

そうすることでインタビュイー(インタビューされる人)が「今回のインタビュアーは、きちんと会社のことを調べている」と信頼してくれ、企業サイトに掲載していない強みが聞けたり、本音が聞けたりするのです。

【体験談】私が作成した求人原稿で求職者のハートを射止めた!

【体験談】私が作成した求人原稿で求職者のハートを射止めた!

私が作成した求人原稿を通じて、「理想の人物を採用できた」とお客様からお知らせがあったのは、2023年3月頃のこと。その会社は建設事業を行っていましたが、定年退職で何人か辞めてしまい、人手不足に悩まされていました。そのため、新規で人材を募集することになったのです。

今までは自社で求人原稿を作成していたけれど、まったく反応がなかったということで、プロに依頼したのだそう。企業サイトもなく、別媒体でその企業の求人原稿をみて思った感想が、「こりゃ、人は集まらんわ」でした。なぜなら、その会社の魅力が読んでもまったく伝わってこなかったからです。

おそらく「求人原稿 書き方」で検索して出てきた記事にあったテンプレを、少しだけアレンジしたのでしょう。読んでいてワクワクしない求人なら、求職者は素通りします。

なので、お客様と求人原稿に記載する内容について打ち合わせするときに、これらを質問しました(今回のお客様は社員インタビューを掲載しない求人原稿プランを選びました)。

Q&A
  • Q1.長期的に働いている人が多い理由は何か
  • A.社長が面倒見の良い人でよく相談に乗ってくれる
    A.イベントも定期的に開催しており、社員同士の仲が良い

  • Q2.研修体制はどのようになっているか
  • A.独り立ちできるまでしっかりサポートする(新人が入ってこないため、みんなに可愛がってもらえる

  • Q3.会社独自の福利厚生はあるか
    A.定期的にイベントを行っており、家族も参加できる

これらの回答を聞いて会社独自の強みに気づいたため、求人原稿に盛り込みました。その結果、自社で求人募集しているときは問い合わせが0件だったのが10件になり、そのうち1人が入社してくれたそうです。

お客様が求職者になぜ入社を決めたかを聞いたところ、「その会社で働くイメージができた。優しい先輩が多そうだと思った。それが求人原稿から読み取れた」と。

お客様も喜んでおり、私も企業と求職者のマッチングに成功したのでとても嬉しかったです。

まとめ

まとめ

求人ライターとして活躍するなら、インタビュー時のメモ取りは断然PCがおすすめです。その理由は4つあります。

①書くことに集中して相手の話を忘れるから

②字が汚くてあとから読み返せないから

③書き起こしが大変だから

④手書きよりもPCで入力したほうが早いから

効率よく取材を進めるためには、事前のリサーチが欠かせません。インタビュイーに「この人はきちんと企業情報を調べている」ということを理解してもらえば、自分を信頼してもらえ、本音を聞き出せるようになるからです。

実際に働いている人の本音が聞ければ、よりリアルな求人原稿が作成できます。読んでいるだけでワクワクして、働いているイメージができる内容なら求職者は積極的に応募してくれます。

自分の求人原稿を通じて、企業と求職者をマッチングできるこのお仕事。ぜひ、参考になったら幸いです!

この記事を書いたライター

執筆者

白子りん

「自分の文章を通じて、誰かの困りごとを解決したい」をモットーに活動する専業ライター。これまでに執筆してきた記事は2,400記事以上。得意ジャンルは、恋愛・転職・求人・占いなど。図解・イラスト作成も可能です。気になったことは何にでも挑...

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