ライティングスキルはアウトプットが大切

ライティングスキルはアウトプットが大切

まず、はじめに私はライティングスキルは、書いてこそ磨かれると考えています。そのため、これ以降で語る内容としては、書籍を読むなどの方法は登場しませんし、よい書籍を紹介する、ということもありません。

ライティングとは物事をまとめる力であり、それを読者に伝える力だと思います。いくつかのテクニックはありますが、基本的には実際に書かなければ磨かれないと考えています。つまりライティングスキルの向上はアウトプットにあるのです。

では、どのようにアウトプットを行っていけばよいのか、その方法について紹介していきます。

アウトプットで私がなにを考えているか

アウトプットで私がなにを考えているか

では、私が実際に行っている、または行ったアウトプットの手法について紹介していきます。

個人で簡単に行えるアウトプットといえば、ブログやnoteなどのメディアプラットフォームなどが想像されると思います。

もちろん、それらも活用しますが、大切なことはどのように利用するかであり、その内容をお伝えしていきます。

1:ターゲットとテーマを決めて記事を書く

ライティングスキルは上述したように、物事をまとめ、それを伝える力です。それらを養うためには、明確なターゲットが存在しなくてはなりません。

ブログでもnoteでも媒体はなんでもよいのですが、記事を書くときに、テーマを決め、それをどのような人に伝えるのかを想定して記事を書きます。正直、テーマはなんでも構いません。むしろ想定しているターゲットとかけ離れたテーマのほうが難易度が上がり、よい練習になります。

例えば、20代のアゲアゲギャルに囲碁将棋の魅力を伝えるとしたら、あなたはどんな記事を書きますか?

ただ自分の好きな物事や、得意なことを書いていても練習にはなりません。普段触れないようなターゲットを想像し、そのターゲットの琴線に触れるにはどのように展開すればいいのかを考えることが大切です。

2:ニュース記事の要約

ニュース記事に限らずですが、何かを要約することはよい練習になると思います。ライターになりはじめのころには、実際に宿題としてよくやらされていました。

ライティングは長く書くことは意外とできるものなのですが、短くまとめることは非常に難しいものです。さらに要約となればしっかり本文の要点を伝えられなければ意味がありません。大事なポイントはなんなのか、それがどう表現すれば伝えられるのか、しっかり考えながら実践しましょう。

文字数の目安として100文字というのがよくありますが、はじめからそこまで短くしなくてもよいでしょう。本記事の3分の1程度を目安に挑戦してみてください。

また、この要約を突き詰めていくとセールスライティングの練習にもなると思います。私は1,000〜1,500字程度の記事を20文字✕3行程度にまとめる、という仕事に従事したことがありますが、読者の気を引くための情報の取捨選択と短くまとめるための表現の検討は今でも仕事に活きていると思います。

3:好きなものを思いっきり自由に書く

意外と大事だと思っていることが、この3番目のアウトプットです。自分の好きなものを好きなテイストで、好きな文字数で書きなぐります。書くことを仕事にしている人は、少なからず書くことが好きな人のはず。その好きな気持ちを風化させないように、たまにこうして自由に書くこともライティングスキル向上には必要です。

私は誰に求められるわけでもなく、会社の日報にその日のコラムをよく書いていました。多いときには3,000字ほどの超大作になることもしばしば。

意外と好評を博していて、翌日には書いた内容を振ってくれる同僚や上司、後輩がよく現れてくれました。

のびのびと自由に筆が乗る感覚を遊びながら味わってみましょう。

手を動かすことを忘れずに

ライティングスキルはあくまで書く技術のこと。知識を知っていることはとても大切ですが、それをテーマや紹介する対象に当てはめて使えなければ意味がありません。

知識を溜め込むだけでなく、それらをさまざまなテーマで実践してこそ技術を上げることができるのです。最近はいくらでも練習するための媒体があるので、どんどん書いていきましょう。

また、あまり勧めてよいかはわかりませんが、クラウドソーシングでさまざまなジャンルの原稿を実際に仕事として請け負ってみることもよい練習になります。

仕事である以上、ある程度のクオリティーは必要になりますので、適度な緊張感を持ってライティングスキルを鍛えることができます。

特にライターになりたてのときは、今後のための実績作りという側面もあるので、ぜひトライしてみてください。実戦に勝る練習はありませんからね。

この記事を書いたライター

執筆者

じょん

一児の父でアラフォーライター。
Web制作会社にてライターとしてのキャリアを積みながら、副業ライターとして活動中。得意分野はエンタメ系。興味のある分野では作成する文章にも地が出がち。座右の銘は「ライターは文化的雪かき」。鈍く光る職...

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