ライターに資格は必要?
資格がなくてもライター業はやれますが、ジャンルによっては持っている方が有利になります。
私の経験上、趣味系の記事は資格がなくても良いでしょうが、より正確な情報を載せなくてはならないジャンルだと、資格を持っている方が有利になります。例えば、私が得意としている医療・美容系などのYMYL領域と呼ばれるジャンルなんかがそうですね。
YMYL領域とは「Your Money or Your Life」の略で、医療系や美容系、法律系、金融系など、命や財産にかかわる重要なジャンルのこと。他のジャンルと比べて正確性や信頼性が必要なため、権威のある人が執筆・監修することが多いです。
また、有資格者限定の案件も見たことがあるので、より高単価の案件が欲しい人は狙ってとってみるのも良いでしょう。
どんな資格ならプラスになる?
私が考える「プラスにはたらく資格の特徴」は次の3つです。
- 専門性を担保できる
- ある程度認知されている
- 資格保有者が多くない
医師は医学に、弁護士は法律に詳しいことを表しているように、資格はその分野における専門性を担保できていることが重要です。
また、全く無名の資格だとアピールポイントになりません。まぁ、ポートフォリオに記載しておいても良いでしょうが、あまりプラスにはなりませんね。
保有者が多くない資格の方がアピールできます。3級よりも1級の方が強くアピールできます。
どうして資格をたくさん取っているの?
私の得意ジャンルが「YMYL領域」と言って専門性や確実性が求められるジャンルだからですね。例えば、バイクや釣り、ゲームなどの趣味系のジャンルであれば無資格でも問題ありません。
しかし、医療系の記事や美容系の記事となると、ある程度知識を持っている方が望ましいです。私はそういったお堅い記事を書くことが多かったので、案件獲得や単価UPのためには資格が必要だったのです。
私が持っていて良かった(プラスに働いた)資格
私はポートフォリオに載せているものだけでも10個以上の資格を持っていますが、その中でもプラスに働いている、持っていてよかったと思う資格は次の3つです。
- YMAA(薬機法医療法広告遵守個人認証)
- GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)
- 日本化粧品検定3級
なんと、全部無料です!
YMAAは薬機法関係の資格です。医療系や美容系の記事、広告を出しているクライアントが安心して発注してくれます。また、KTAA(景表法・特商法広告遵守個人認証)という資格も無料で取得できます。どちらも認定マーク(証明書)を取得するのにお金がかかりますが、あるのとないのとではクライアントの反応は全然違うので、取っておいて損はないです。
GAIQはGoogleアナリティクスを使えることをGoogleが認めてくれる資格です。ライターやディレクターはGoogleアナリティクスを見ることも多いでしょうから、持っておくと良いでしょう。
美容系の案件では、日本化粧品検定を持っていると、優先的に選ばれやすくなります。私は3級しか持っていませんが(これでも十分ですが)、2級・1級も持っているとより美容に特化したライターになれますよ。
資格より大切な本質
Webライターとしてスキルアップするために資格を取ろうと考えている人も多いですが、ぶっちゃけもっと大事なこと、本質的なことがあります。
それは「自分の強みは何かを見極め、それをどうやって活かすかを考えること」です。資格取得は手段であって、目的ではありません。
私の場合は、資格を取ることが自身の強みや経験を活かすことにつながるから、取ったのであって、がむしゃらに取ったわけではありません。
大学在学中にうつ病にかかり、休学
→健康に関する知識をつけるために、カウンセラーやカイロプラクターの資格を取得
→ブログを運営するためにSEOを勉強
→医療系だけでなく、美容系の案件も受けるため、日本化粧品検定やYMAAを取得
→受けられる案件の幅が広がり、単価もUP!
何の記事を書くのか、どのジャンルの記事を書くのかによって必要なスキルは違います。ぜひ、自分のスキルや経験を活かせるライターになってください!
この記事を書いたライター
ダッチロール
フリーランスのWebライター・SEOディレクター。大学在学中にうつ病になり、そこからメンタル系・健康系の勉強を始めた。今ではYMYL領域を得意としている。今後は、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたい!