テストって名前が付くと緊張しませんか?
私は今では長期契約の執筆依頼が多くなり、テストライティングを受ける機会が少なくなりました。ライター活動を始めたばかりの頃は執筆できそうなテーマの案件に応募してテストライティングを受けて、お仕事をもらった経験があります。
私が初めてテストライティングを受けた時は、試験の様な感覚に飲み込まれてしまってとても緊張していました。
緊張のあまり文章がなかなか思いつかず、書けたとしても納得のいかない表現になってしまって何度も書き直して記事を仕上げた記憶があります。
私が経験して思うことは、テストライティングは「テスト」といってもそこまで敷居の高いものでもありません。ライターとして活動していく上で、テストライティングはとても有益になるものが多いと感じています。
テストライティングを受けた理由は?受けるまでの流れは?
私が初めてテストライティングを受けたのは、クラウドソーシングサイトで応募したライティングのお仕事で、本採用までの条件に盛り込まれていたのが受けた理由です。
SNSやクラウドソーシングサイトなどでの記事執筆の募集は、テストライティングやトライアル期間など設けている場合がほとんどです。
ライターをこれから始めたいと思っている方は募集事項に「初心者ライター歓迎」と記載されている場合があるので、チェックしてみるといいです。
ほとんどの場合は、まず簡単な自己紹介やライター経歴などをクライアントさんに送って、テストライティングのテーマや執筆での注意事項など返信が来て、その後テストライティングを受けることができます。
テストライティングの内容はどんな感じなの?
テストライティングの内容は、私が経験したものでは応募した案件のジャンルのテーマに沿ったものが多かったです。
文字数や納品形態など指定がありますが、3,000文字程度でテキストやドキュメント形式での提出が一般的かと思います。
テストライティングでの執筆ルールは開始時に説明があります。レギュレーションがある場合は案件の概要に書いてあることが多いので、説明はしっかり読んでから応募しましょう。
私が応募した案件は解説記事の執筆が多かったのですが、ほとんどの場合クライアントさんに構成と見出しを準備してもらっていました。
募集案件に構成まで含まれている場合は、見出しまで考える場合もあると思うので募集案件の概要をチェックしたほうがいいですね。
つまり、テストライティングは私たちが仕事で行う執筆と大きな差はありません。テストなので合否はありますが、執筆上のルールや納期などを守って丁寧に文章を書いていけば問題ありません。
テストライティングの原稿を提出した後の流れは?
原稿の納期は1週間程度が多く、提出した数日後に合否の返答があり、その後添削していただいた部分の修正作業へ移行します。
私は今まで不採用になったケースがありませんが、サイトなどに掲載する原稿と同様に細かい部分まで修正指示が出ます。
ライターを始めたばかりだと第三者から感想やアドバイスをもらう機会は少ないと思いますので理解しながら修正していくとスキルアップにつながります。意外と自分で読み直しても文章の違和感や間違いは気づきにくいので、今後の執筆の際に注意すべき部分が見えてくると思います。
修正した原稿を提出して報酬の支払いと今後の執筆依頼の話になると思います。気になるテストライティングの報酬は本契約時の半分以下の場合が多いです。
考え方にもよりますが、契約前に体験させていただいたと思えば少しでもお金がもらえるのは嬉しいですね。
テストライティングは思っている以上に得られるものが多い
テストライティングはテストとはいえ、私たちライターにとってもメリットは多いと感じます。実際に今後クライアントさんにお世話になる場合でも、仕事の進め方や自分に合っている内容や環境なのかを体験でき、判断材料にもなります。
テストライティングに合格したら、必ず契約しなければいけない訳ではありません。
契約条件が最初の話と違ったり、続けていくのが不安だったりする場合はクライアントさんに相談することも重要です。
SNSでライターを始めたばかりの方が、契約後も単価を変更してもらえなかった話を読んだことがあります。心苦しい話ですが、実際に私の知り合いで同じようなことを経験した方もいます。こういった状況を避けるためにも、契約前にしっかり確認することをおすすめします。
自分で文章を書いて読み返しても、自分では違和感やもっといい表現力はひらめかないものです。
テストライティングは第三者からアドバイスや提案をしてもらえる貴重な経験なので、修正依頼の内容をよく理解することが重要です。
初めて添削してもらう時は、修正する文章も多いと思うのでびっくりするかもしれません。しかし、良い表現であったり読者が読みやすい文章にするためのアドバイスなので、修正する部分が多くても気を落とす必要はありません。
なぜ提案された表現の方がいいのか自分の書いた文章と比較して考えながらチェックするとすごく勉強になると思います。
修正するところにコメントを入れてくれるクライアントさんもいらっしゃいますので修正した理由も理解できると思います。どんなライターさんでも添削してもらうことを繰り返して表現力が豊かな文章が書けていると言ってもいいでしょう。
テストライティングはただ仕事をもらう通過点ではなく、ライタースキルを磨ける貴重な場面ですのでこれからライターを目指したい方は受けてみるとお仕事だけではなく大きな収穫を得られると思います!
この記事を書いたライター
7c
工業系エンジニアとして働く副業ライター。休業をきっかけにブログ執筆活動を開始し、復帰後本業に専念するために一時休止するもWebライターとして活動再開。ものづくりや自動車や工具、ゲームやガジェットなどの「心が躍る」瞬間への探求心が強...