ライターの仕事を探すことは簡単?
完全在宅でできるライターの仕事は、一昔前は未経験では見つけることが難しかったように思います。そもそも完全在宅でできる仕事が少なく、私はフリーランスでライターの仕事をする前に、在宅の仕事としてデータ入力の仕事を請け負った経験がある程度です。
現在はコロナ禍を経て、在宅で仕事をすることは珍しくなくなりました。また、オンライン上で案件受発注が手軽にできるクラウドソーシングサイトが普及したことにより、現在は仕事を探すことが以前と比較すると格段に簡単になっています。
とはいえ、ライターの仕事を探せることと、本業として専業ライターとしてやっていけるかはまた別の話です。未経験の方でも、クラウドソーシングサイトを利用すれば受注できる案件はたくさんありますが、単価が非常に安い案件も珍しくありません。
単価の安い案件は時給換算するとやる気をなくしてしまうこともあるほどですが、最初に単価の安い案件を受けることは決して悪いことばかりではありません。ライターとしての経験を積めるメリットがあるので、その経験を元に徐々に単価の高い仕事を請け負うチャンスが生まれます。
ライター案件を探す方法
オンライン上でライターの案件を探すには、さまざまな方法があります。
・クラウドソーシングサイト
前述したように、未経験者も経験者も仕事を見つけやすいのが、クラウドソーシングサイトです。単価を気にしなければライティングの仕事が多数あるので、まず書くことを仕事にしてみたい方、経験を積みたい方は利用してみるといいでしょう。
・求人サイト
近年は、一般的な求人サイトでも完全在宅でできるライターの求人が掲載されていることがあります。経験者に限定した求人も多いですが、未経験や経験が浅い場合でもチャレンジできる場合もあるので、求人サイトでも探してみましょう。
・検索サイト
Googleなどの検索サイトで「ライター募集」のキーワードで検索すると、求人サイトにも載っていない案件が見つかることがあります。多くの場合は、企業やサイトが求人情報として自社サイトに掲載している案件です。「ライター募集」に加えて「未経験」や「在宅」などのキーワードを加えて検索すれば、条件に合った求人を探せます。
ただし、単純にキーワード検索しただけでは募集を締め切った古い求人も検索結果にヒットしてしまいます。Googleであれば、検索窓の下部にある「ツール」から「24時間以内」や「1週間以内」などの期間を指定できるので、新着求人の絞り込みができます。
・SNS
X(旧Twitter)で「ライター募集」のキーワードで検索をしてみると、ライターの募集をかけている企業や個人がヒットします。そのポストに対してリプライを送ったり、アカウントへ直接DMで連絡を取って案件応募が可能です。Xでの検索も古い情報がヒットすることが多いので、応募する前にポストが投稿された日付をチェックしましょう。
案件を探す上での注意点
ライターの案件は、上記のようにさまざまな方法で見つけることが可能ですが、怪しい案件も含まれていることがあるので注意が必要です。特に注意したいのが、以下のような案件です。
・詐欺案件.
特に未経験者が狙われやすいといわれており、応募者に情報商材を売りつける、無報酬で働かせるなどの悪質な業者が含まれていることもあるため、応募前に案件はしっかり吟味しましょう。
例えば、このところ求人サイトで「未経験者歓迎」の案件をよく見かけます。一見ハードル低めな普通のライター募集に見えますが、実は所在地や会社名を変えて同じような文言で複数の求人が出ています。その実態は不明ですが、どう見ても怪しい求人なので調べてみると、会社名は存在せず所在地もデタラメでした。このような案件は、コンタクトを取ることは避けるべきでしょう。
応募したいけれど怪しいかどうか判別したい、という場合は、まず会社名や所在地で検索をかけましょう。きちんとその所在地にある会社と情報が一致すれば、ひとまず実在する会社と判別できます。クラウドソーシングサイトにも怪しい案件や詐欺的な案件が紛れ込んでいることがあるので、注意しましょう。
・極端に低単価または高単価
特別知識や技術を要しないのに高単価、テストライティングが無報酬または低単価という場合は、詐欺や勧誘、採用する気がないなどの可能性があります。もしクラウドソーシングサイトで案件を受注した後にトラブルがあったり怪しい勧誘を受けたりした場合は、すぐに取引を中止して運営元に通報しましょう。
・未経験者歓迎
「未経験者歓迎」の案件には、もちろんきちんとした企業が出している優良案件も含まれていることもあります。未経験からしっかりライターの経験を積める案件が存在するのも確かですが、私が個人的に案件を探しているときに未経験者歓迎の案件で「絶対に怪しい」と思った経験は何度もあります。未経験でも単価が異様に高い、前述のように会社名と所在地が怪しい場合は、応募を避けるべきです。
ライター未経験で仕事を探している方であれば、怪しいと判断できずに応募してしまうこともあるかもしれません。これからライターとして働きたいと考えている未経験者や経験が浅い方は特に、案件探しの際は今回ご紹介した注意点を参考に、案件を探してみましょう。
この記事を書いたライター
えま
フリーランスのWebライターです。基本地方在住ですが、この10年ほどはどこでも仕事ができる利点を活かして海外・国内問わず季節ごとに居場所を変えて暮らしています。生活情報系のコラムやビジネス、介護系の記事をよく書いています。