プロフィールについて教えてください
副業ライターとして月に数本記事を書いています。主に直で契約を結んでいるクライアントさんから毎月発注をいただいている形です。
本業ではデジタルマーケティングやSNSプロモーション周りに関わっているので、個人でSNSの運用や動画編集なども案件をお受けすることがあります。
ライターをめざしたきっかけはなんですか?
仕事がしんどかったからです!(笑)
というのも、会社員として働いていると、「言われたことをやらなければいけない」シーンにいくつも出くわすと思うのですが、なかなか自分事化できずにパフォーマンスが落ちてしまうことがよくありました。そんな時に「自分にとって常にフルパワーで向き合えることはなんだろう?」と考えたんです。
過去を振り返ると、今までずっと文字を書くことだけは続けていることに気づきました。中学校2年生から現在に至るまで日記をつけていて、見返してみると700件以上溜まっていました。10年以上、週に一個は書いていたことになります。
僕にとって文字を書くということは、他の業務やタスクに比べてそんなに辛くない。むしろアイディアもすぐに浮かぶし、言葉について考えている時は心地が良かったんです。「書くことなら自分事としてポジティブに向き合えるのでは?」そう思いライターをやってみようと思いました。
振り返ってみると、新卒で入った会社でも、なりゆきで広告のコピーを考えたり、脚本を制作する担当になっていました。「相手に届けるためにどう伝えれば良いか」を必死に考えていたあの瞬間は全く苦じゃなかったし、没頭して気づけば数時間経っていたこともありました。
それに加え「今後何で自分は食べていくんだろう」と考えた時に、言葉で伝えるのを武器にしたいと考えていました。新しい時代を作るのは常に次の世代の若者ですし、今のスキルがいつか錆びついて、時代についていけなくなってしまうと考えた時に、言葉だけは年を重ねても衰えず、むしろ研ぎ澄まされていくと感じたんです。これなら一生の武器になるなと。
まず何から始めましたか?
始めにランサーズやクラウドワークスで案件を探しました。文字単価はどうしても低くなりますが、実績を積む上ではハードルもそこまで高くないので片っ端からアタックしました。というのもきっかけはMojiギルドの「どうやってライターになったの?」の特集に出会ったおかげでもありました。
ついこの間まで転職活動をしていたのですが、このままライターになろうと思って、未経験可の求人を探していました。蓋を開けるとほとんどが経験者の募集で「あ、僕は一生ライターになれないんだ」と諦めて広告代理店に入りました。
けれども、やりたいことというのは無視すればするほどに、ゾンビのように追っかけてくるもので、ふつふつと書きたい欲が溜まっていきました。そこで副業にシフトして探すことにしました。
相変わらず未経験可の案件は検索で出てこなかったのですが、そこでたまたまMojiギルドに辿り着きました。今ちょうど見ていただいている「どうやってライターになったの?」の特集に、ライターとしてすでに活動している皆さんが、どうやってライターとして一歩を踏み出したのかが書かれていて、それを参考にしました。
まさか今自分が記事を書いてる側になるとは、数か月前の自分には考えられなかったと思います。
ライターとして仕事をする上で、やっておいて良かったことは?
最近まで「ライターになるためにはどうしたら良いんだろう」と思っていた側ですが、一つやっておいて良かったなと思うことがあります。それは「どんな形でも良いから、好きなことを発信すること」です。私は特に音楽が好きだったので、趣味として音楽に関するnoteを書いていました。
こういった形で文章を残していると、自分の実績としてある種ポートフォリオ的にみてもらえる場合があります。私の場合、ひょんなことから書いていた記事が関係者の方の目に留まり、アーティストのプロモーション記事を書かせていただく機会がありました。その実績が今の案件の受注に大きくつながっていると思います。
外部のプラットフォームを使っていましたが、WordPressでイチからブログを作る、というのもより良いかもしれません。はたまたXでスレッド化して長文を投稿し、いいねやリポストを集めていく、なんて方法も立派なライターとしての仕事になりうるのではと思います。
最初はライターではない肩書きからどう動いて良いかもわからなかったし、何をアピールポイントにすれば良いか悩んでいましたが、自分の好きなことを言葉として発信した証を残しておくと、それが後に大きな武器となりました。
現在のお仕事スタイルを教えてください。
平日の日中は会社員としての仕事をしています。基本在宅ワークなので仕事の合間を縫って原稿を仕上げることが多いです。終わらない場合は始業前の朝や就業後の夜に、息抜きがてらPCをポチポチしています。
土日はガッツリ出かけることが多いので、あまり作業する日はありませんが、スキマの時間を見つけてやることもありますね。雨の日は出かけられない悲しさもありますが、ライターとしてのタスクが消化できるのでありがたいです!
受け始めの案件などでは、最初は慣れない部分も多く時間がかかりますが、慣れてくると制作にかかる時間を大幅に削減できるので、気持ちに余裕ができてきました。余裕ができたらまた案件を増やしていくように動いています。
ライターとしての目標ややりたいことがあったら教えてください。
ライターとしては、誰かの悲しみや孤独を解消したり、考えが変わるきっかけになるような強烈な記事を書きたいと思ってます。逆境に立たされている人が生きやすくなるような流れを、言葉というものを使ってできたらなと考えています。
なのでライティングの幅をもっともっと広げていきたいですね。テクニカルな部分などをもちろん学んだ上で、人の心に訴えかけるものが書けるようになりたいです。
生き方としては、何かチャンスが訪れたらいつでも飛び乗れる準備をしておきたいです。いつどのタイミングで機会が訪れるかわからないなと思っています。そういう時に、仕事や環境のせいでチャンスを逃したくはないなと。
いつでもフットワーク軽くいたいとずっと考えています。なので場所や時間に縛られにくいライターという仕事に対して、余計に魅力を感じているのかもしれません。
この記事を書いたライター
あんどりゅー
副業ライター。本業はマーケティング畑の人。中学生からつけていた日記が700件目を超え、「あれ、もしや文章書くの好きなのでは?」とようやく気づきライターの道へ。現在はジャンル問わず挑戦中。ごく稀に音楽ライター。自然と音楽と乗り物が大...