ライターに執筆環境・作業場所は大事なのか

ライターに執筆環境・作業場所は大事なのか

ライターって何処でも仕事できるけど、どこで作業するのが一番いいんだろう。「作業環境で、そんなに変わるの?」という疑問はあると思います。

ただ、確実に言えるのは、「環境一つで仕事効率と能率は飛躍的に上昇する」ということです。まず初めに、作業環境・作業場所の大事さを考えてみましょう。

作業環境・作業場所で何が変わる?

作業環境が変化すると、一番変わるのは集中力です。どこでも集中して作業できるという猛者はいます。ただ、誰もがどこでも同じように、サッと集中して作業できるわけではありません。集中力の低下は、そのまま作業効率や能率に影響していきます。

また、自分に合っていない環境での作業は、精神にも大きく作用し、精神的な不調を招く原因になるのです。天職であっても、環境が悪ければ仕事を楽しむことは、とても難しいでしょう

作業環境・場所が与えるもの

これは僕が実感していることですが、環境が変わることによって作業環境が改善すると「ストレスが激減」します。そして、少ないストレスでの作業は「超効率的」です。

僕のような副業ライターやフリーランスが、作業環境を改善すると、次の5つの効果があると思っています。

  • 効率・能率の上昇
  • ストレスの軽減
  • 健康維持
  • ワークライフバランスの改善
  • 意識改革


最後の意識改革。家で作業していると、ついつい趣味のような感覚になってしまいますよね。そんな時に、意識的に環境を変え、適度な緊張感をもって作業することで、「仕事である」という意識を持つことにつながります。

作業環境・場所づくりで意識していること

作業環境を探す、または構築する際に意識していることは、ストレスが少ないかという点です。適度なストレスは集中して作業するために必須ですが、過度なストレスは何も良いことを生み出しません。それは、作業する時の机一つとっても言えることです。

僕が重要視しているのは、「音」「机と椅子」「人の多さ」の3点です。これは、人によって違うと思います。ぜひ自分の、集中できる状態に関して今一度考えてみてください。

作業環境・場所の作り方

自分の集中できる作業環境に、目処がつけば場所を探すだけです。基本的には、自宅で構築できると思います。僕の場合も、自宅に作業環境を構築して、基本的には自宅で執筆をすることが多いです。人によっては、人の視線があったほうが集中できる方もいます。

初心者ライターにオススメの作業場所

初心者ライターにオススメの作業場所

僕は基本的に家で作業しますが、それでも「集中できない」となるときがあります。それは、自宅は限られたスペースで、しかも集中を阻害する要因が多いからです。

家には、スマホ、食べ物、本があります。少し移動すれば、自分の欲を簡単に満たすことができる、という環境は、あまりよくないです。週1くらいの頻度で、自分の作業を邪魔してきます。

そこで、ここでは家以外で、僕が作業している場所を紹介します。もしも、「集中できないっ!」と困っている方は、参考にしてみてください。

コワーキングスペース

定番ですが、コワーキングスペースを活用することですね。お金を支払って場所を借りるため、無駄にはできないという緊張感をもって、作業することが可能です。また、ほかにも作業をしている人がいると、自然と気が引き締まります。

特にコワーキングスペースは、目の前の作業に集中できるように、企業が提供している環境です。さまざまな職種の方が、集中して作業できるように、自分では気がつかないような配慮が多くされていることも特徴です。個室だけではなく、会議室やフリースペースもあるので、是非とも活用したいところです。お金に余裕があればぜひとも活用したい場所です。

公園

人の視線が実は多くない、椅子と机が完備されている公園もおすすめです。無料で利用できるし、時間帯によっては長期滞在も、邪魔にもなりません。何より無料で利用できるところが、ポイント高いです。家で環境音を聞いて作業するくらいなら、実は公園で十分なこともあります。

ただ、太陽の光で作業をすると画面が見えないこと、小さな子どもに声をかけられることが難点です。子どもと遊ぶと、ちょっとしたリフレッシュになりますが、集中を阻害する要因になってしまいます。

また、Wi-Fi環境がないため、スマートフォンなどのテザリングを使用することが必要です。ただ、調べ物をしなくても書ける場合であれば、これは大きな弱点にはなりません。

カフェやファミレス

作業場所として考えるなら、カフェを外すことはできません。コーヒーや紅茶を嗜みながら、優雅に作業をしましょう。カフェでは、談笑している人もいますが、そう気になる音量でもありません。

また、場所によってはジャズなどのBGMが流れていることもあり、「他人の音」は、大きな問題になりません。ファミレスも、ドリンクバーと軽食をセットで注文すれば、安く作業をすることが可能です。店舗によっては、インターネットに接続できるようにWi-Fi完備の店舗もあります。

1点だけ問題があるとすれば、長時間滞在できるかどうか。個人的には、コーヒー1杯で、1時間から2時間程度だと思っています。お店に迷惑をかけない程度に滞在し、集中して一気に書き上げていきましょう。

公共施設や商業施設(非推奨)

最後にあまり推奨しないですが、図書館などの公共施設や商業施設です。人の眼があったほうが集中できる方は、できるだけカフェやファミレスを使用してください。公共施設や商業施設で作業する際には、長時間の滞在はまず避けましょう。

フードコートや休憩所では、次の利用者がいます。その人の迷惑になるので、本来の使い方と違う使用になりますので、できるだけ避けましょう。また、図書館などの公共施設では、タイピング音が注意されることも。静かに集中して勉強や読書をするための場所です。初めに、確認をしてから、周囲の様子を伺いつつ、邪魔にならないように作業をしましょう。

作業環境を構築する方法

作業環境を構築する方法

作業場所を決めたら、あとはどのように環境を構築するのかが問題です。集中できる環境には、何が必要でしょうか?

僕の場合は、3つでしたがそれは人によって違います。例えば、音楽をかけることや、空気清浄機の設置です。家では好きにカスタマイズできますし、作業場所を決めた後は、次の要点を考えて環境を決定してみてください。

ここでは、どのようにすれば目標とする環境を構築できるのか、紹介していきます。

机の選び方

机の選び方には、高さで選ぶのか、サイズで選ぶのかが重要です。サイズに関しては、作業に必要となる物の量で決まります。パソコンのサイズ、使用するディスプレイの数、ノートのサイズで、おおよその見当がつくのです。

一方で、机の高さはどのように決めればよいのか悩みますよね。椅子の高さによっても、容易に調整できます。そこで、僕が個人的にお勧めするのは、背筋を伸ばして作業したときに、自然と肘が直角に曲げられることです。椅子との兼ね合いもありますので、椅子を基準に選んでみましょう。

椅子の選び方

椅子を選ぶときには、椅子の高さが重要で、座ったときに両足が地面に付くように選んでください。両足の足の裏が、ベッタリとつくと、体を安定させて、しっかりと支えることができます。

個人的には、肘置きはあっても利用しないため、無くてもいいと思います。また、座面に関してはしっかりと奥まで座り、膝がややお尻よりも上にある状態が望ましいです。

クッションは必要?

クッションがあれば、背中に挟んだり座面を高くしたりすることができます。これにより、腰への負担を軽減させることが可能です。長時間の作業になるときには、体が凝り固まることを防止することにも、利用することができます。小さなものであれば、外で使うことも可能です。

音はどうしよう?

音があるほうが集中できる人と、音がなくても集中できる人がいます。

僕は、適度な雑音があるほうが、集中して作業することが可能です。そのため、家で作業するときも小さく環境音や音楽を流しています。外で作業するときも、自然と小さな音を求めているからかもしれません。

無音が好きな人は、ノイズキャンセルヘッドホンを使用してみてください。

光の与え方と色

作業場所は明るいほうが望ましいです。昼白色と呼ばれる、白っぽい自然な光がいいでしょう。普段生活する時には、電球色と呼ばれる暖かみのある色がいいですが、少し抑えめの光であり作業には向きません。

一方で明るすぎても、かえって目を痛めてしまうことがあるので、適度な光を心がけましょう。

また、パソコンの光が気になる場合には、ブルーライトカットを適応することも、検討してみましょう。

空気清浄機か観葉植物か

空気清浄機を使用すると、非常に簡単かつ高速で空気をきれいにできます。初期投資が必要ですが、アレルギーやウイルス感染を考えると、置いておくといいかもしれません。

一方で、観葉植物という方法もあります。植物は、天然の空気清浄機です。観葉植物は室内にメリハリを生み出し、調湿効果やリラックス効果を得ることができます。

良い作業環境・場所で良いモノを

良い作業環境・場所で良いモノを

人が活動していくには、やはり環境というのは大事です。環境一つで、大幅に作業効率も能率も変化します。特に、自分の作業を阻害する要因は排除し、自分に適度なストレスと、適度な緊張感を提供してくれる場所は大事です。

自分でよい作業環境を整えて、前向きな気持ちで集中して最高の作品を作っていきましょう

最後に

「家でいいや」で何となく作業していた僕ですが、月に2回は、家から飛び出して作業しています。環境を変えて、より集中して作業できるからです。場所を変えるだけで、執筆速度も、内容も変わってきます。

もしも、「いつも思うように書けない」と悩んでいるのであれば、ぜひ『新しい環境』を探してみてください。

この記事を書いたライター

執筆者

三浦ナオト

自由を求めるライター。好きなことは、アウトドアと読書。SEをしながら、フリーランスライターを目指して奮闘中。小説家やシナリオライターとしても活動しています。

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