【クセ強め】ライターには『ことば選び辞典』一択な件

【クセ強め】ライターには『ことば選び辞典』一択な件

必読書ではないので無視していただいてかまいませんが、正直、ライターとしては『ことば選び辞典』シリーズ(学研プラス)一択かなと思ってます。

ライターって正直誰でもなれますし名のれるんですよ。ただ最初は当たり障りのない文章や上位記事を意識するあまり「オリジナル」を出せない時期が続くと思います。ライターは参入障壁は低いけどレッドオーシャンな仕事。

そこで私が考えたのは「個性ある文章でレッドオーシャンを乗り切る」で、ライター駆け出しの頃は導入文にこだわってました。難しい熟語を使ったり専門用語を多用したり。ただ、なかなか個性のある文章って頭に浮かびにくいんですよ。だから導入文の執筆には非常に時間がかかっていました。

そんなときに出会ったのが『ことば選び辞典』シリーズです。

本がコンパクトで感性豊かな表現が詰まったオールインワンの書物。当時の私にとっては「禁断の書」と呼んでも差し支えないほどでした。

『ことば選び辞典』には「情景」や「和の感情」、「美しい日本語」などのシリーズがあり、どのシリーズもライターとしてボキャブラリーを増やすための参考図書になると思います。

例えば

・冬木立(ふゆこだち)
・好事魔多し(こうじまおおし)
・居丈高(いたけだか)

など少し聞き馴染みのない言葉の説明が本には簡潔に載っています。正直、Webライティングを行う上で必要ではない、あるいは適切ではない言い回しかもしれません。

なので私にとっては素敵な言い回しだと思えたのですが、一般的なライターには参考にならない禁書なのであまり参考にはなりませんかね。

ライターにとって読書は必要か?

ライターにとって読書は必要か?

個人的に必読書と言えるほどの本はありませんが、ライター問わず読書は必要かなと思ってます。学校に行かなくて成功した人はいても読書をせずに成功した人ってあまりいないイメージなので。

世界を牽引する成功者の多くが「読書家」という情報もありますしね。なので基本的に「万人に読書は必要」というスタンスです。

ただ、WebライターにとってWebライティングに関する本をたくさん読む必要はないと思っています。それよりも実践のフィードバックから学んだほうが成長は早いかもしれませんね。

人目を憚らず涙した作品『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 著:七月隆文

人目を憚らず涙した作品『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 著:七月隆文

正直ライターに役立つ本はライターの捉え方によって違うので「わからない」が結論です。ですが今回、需要もなさそうですが紹介させていただきます。

私は恋愛小説が好きなので、その中のひとつを勝手に紹介します。

エゴイスト(私)の自己満で紹介する本なので、つまらないと感じた人は「moto Paripi」を断罪していただいても…と思いましたが、海のような寛大な心で読み進めていただきたい。

さて、紹介する本は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 著:七月隆文です。

映画で実写化されたので知っている人も多いのではないでしょうか。

この原作を読んだときは齢21。私は国宝に指定されている建築物の中で号泣する羽目となりました。ネタバレするので本が気になる方は別の記事を見ていただくとして、端的に内容を説明すると「時間を逆行するボーイミーツガール」といったところでしょうか。まさにタイトルそのままのストーリーが描かれた本です。

主人公が恋に落ちた最初の日が、ヒロインにとっては最後の日。そして主人公がヒロインと最後に会う日が、ヒロインにとっては主人公と出会う最初の日。

時間のベクトルがお互い逆向きという設定なんですよね。

一期一会ではないにもかかわらず「最後に会う日=最初に会う日」の等式が成り立つ物語があまりに切ないんです。本を読みながら嗚咽交じりに泣いたのは初めての経験でした。

Webライティングの仕事をしていて、「最後に会う日=最初に会う日」についての記事を書いたライターいますかね?「います!」ないしは「もっとユーモアな内容書いたことあります!」というライターがいましたら、ぜひ掲示板で紹介いただきたいです。

私はよだれを出して読みに行きます。

さいごに

とまあ、このように妄想の坩堝に陥っているライターこと私が紹介する本なので、こちらも基本的に参考にならないですよね。ただ正直かまわないと思っています。

なぜなら、この記事を読んで楽しんでいるのはMojiギルド編集者。

そう、つまりこのインタビュー記事のペルソナ。ペルソナを想定して記事を書くのはWebライターの基本ですよね。類にもれず私もWebライターの端くれとしてペルソナに沿って書いてみました。

MojiギルドのWebライターって結構面白いですよ。皆さんにおすすめです。

この記事を書いたライター

執筆者

moto Paripi

学生時代にスナックを覚えたSEOライターです。かつては裸紛いになった時期もありました。ただ現在はジャケットを着る機会と真面目なコンテンツを制作する機会が増えたので、真剣に取り組むライターです。

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