必要なものは、きっとそんなに多くない。

必要なものは、きっとそんなに多くない。
まず、私が執筆作業に使うものを紹介します。

・小さな手書きのメモ帳
・ボールペン
・Macbook

この3つです!
意外とシンプルに感じた人もいるのではないのでしょうか?

基本的に流れとして

  • メモ帳にクライアント先、テーマ、締切期限を書く
  • 気持ちが乗るまでそのメモ帳に思いついた単語や文章を書く
  • ようやく最後にパソコンを開きそれらをまとめる


という風に作業をしています。

文字を書くのはいつだって、断腸の思い

文字を書くのはいつだって、断腸の思い

持論ですが、執筆を楽しいと感じたり、得意だ!と感じる人だけがライターに〝向いている〟人であるわけではないと思います。

私はいつだって、どんなテーマのどんな媒体の仕事でも苦しみながら執筆しています。締め切りギリギリになってしまう理由もここから。あれを書こう、これを書こう、そういえばこういうことも書きたかった、ああいう言い回しをすればいいかも…

そんなことを考えながらぐるぐるぐるぐる原稿に向かっていると、いつの間にか時間は過ぎ、締切前日になってしまうのです。

それでも原稿を書き上げ、なんとか世の中に自分の文章が掲載されてしまえば、

(ああ…今回も間に合ったなあ、書いて良かった!)

と思うわけです。

そんな苦しみながら、断腸の思いで文章を生み出す私だって、ライターの仕事に向いていると言っていい。そう思いながら今日も執筆をしています。

ですから、自分のやる気や体力と相談しながら、〝どんなに難産だろうと文章を生み出すことは素晴らしい!〟と思えたらこれを読んでいるあなたはきっとライターに向いていますよ!

部屋の隅だって、公園のベンチだって、あなたが決めればそこは仕事部屋になる。

部屋の隅だって、公園のベンチだって、あなたが決めればそこは仕事部屋になる。
私は基本的に家で執筆作業ができません。

集中を欠いてしまうものが自室にはあふれていて、先ほどの段落で紹介した仕事用のメモ帳をまとめることすらできないほど掻き乱されてしまうからです。

もちろん自分は集中力に自信がある!という方は自宅でも充実した執筆作業ができるでしょう。ですが(自分は自信がないな…)と思う方向けに私のお気に入りの作業場所を紹介しますね。

・百貨店の屋上

実は都会の百貨店の屋上は一般向けに開放されていることが多いです。新宿や銀座にある、なんだか気後れするほど高級そうなビルの上には、その喧騒とは少し離れて落ち着いた空間が広がっています。

意外と植物などの緑も多く、お昼寝をしたりご飯を食べたりおしゃべりをしたりとゆったりとした時間を過ごす人々がいて、気持ちよく作業に集中しやすいです。私はよく午後早めの時間にこの屋上にあがって、木陰のベンチで風を感じながらテーマに沿った単語たちをメモ帳にメモしています。

・近所の図書館

パソコンが禁止されている図書館も多いですから、基本的にはアナログのメモのみ、それかスマートフォンで書き出しをする時だけ図書館を利用しています。

老若男女たくさんの人々がそれぞれのことに集中している図書館。足を運びやすく、そして相互監視ができるような作業空間でいざ!という切羽詰まった集中が必要な方におすすめです。

さっき来た学生さん、どんどん勉強が捗っている…よし!私も頑張ろう!と勇気ややる気をもらえる場所でもあります。

・仕上げはカフェかファミレスで

毎回ではないですが、この二つともよく行くお気に入りの作業場所。

個人経営のカフェなどは作業に利用していいか事前チェックが必要な場合がありますが、

ファミレスなどは大抵の場合ゆるめの作業はオッケーです。「お腹が空いた」も、「喉が渇いた」も通用しない真剣な追い込み空間で、自分との戦いに終止符を打ちましょう!

大丈夫です、すべての作業を終えた後のコーヒーはきっと、特別に美味しい味になりますよ。

眠れない夜も、爽やかな朝も、あなたが文字を書き出す理由にきっとなる。

文章を書く、とはどんな立場における人間でもスタートしやすく、フリーランスとしても副業としても比較的身近な距離にある立派な〝仕事〟の一例だと思います。

私はMacBookを使用していますが、もっと簡易的なタブレットでも、ノートパソコンでも、図書館やネカフェのPCでも…納品先が望む形式に最終的になっていればいいのです。今思っていること、仕事として書かねばいけないこと、情報を収集してまとめること、

全て文字ひとつで表現でき、仕事として完結できます。

自分の手持ちのアナログノートやスマートフォンからでも、今日からでも明日からでも、もちろん始められますよ!

いつでもどこでもできる、が魅力なのがこの〝ライター〟という仕事です。ほんの少しの勇気と行動力で始められますから、是非その一歩を踏み出してみてください!

この記事を書いたライター

執筆者

A

猫と文学と二次元アイドルを愛す、自他共に認める現代の魔女。自身のエッセイや旅行記を中心に執筆活動をし、web雑誌の編集長も務める。
エッセイ、アート関連の紹介記事やインタビュー記事などが得意分野。苦しみながらも書かねば生きていけな...

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