理想のライフスタイルを求めてフリーライターを目指す

理想のライフスタイルを求めてフリーライターを目指す

ーーまず、みんこさんの経歴について教えてください。

みんこ:私は最短で国家資格が取得できる高専を卒業後、総合病院で救急病棟の看護師になりました。詳しくは後程お話ししますが、救急病棟での経験が理想のライフスタイルと向き合うきっかけになりました。理想のライフスタイルを求めた結果、約1年という短さで総合病院を退職しました。

総合病院退職後、当時の彼と同棲するのをきっかけに総合検診センターでパートを開始。同棲解消と共に、自分のキャリアを見つめ直しました。

この時、飲み友の社長に相談したら思いがけない声かけをいただき、秘書兼営業として個人事業主になりました。社長の元で経験を積み、現在は完全に独立してライター1本で生活しています。

ーーすごいご縁とタイミングですね(笑)

みんこ:そうですね(笑)後から社長に言われたんですが、実は私と飲みに行った翌日、秘書として声をかけようと思っていた人と予定が入っていたようで。少しタイミングがずれてたら恐らく個人事業主として働いてないし、別の人が秘書をしてましたね。当時はまだフリーランスという言葉が流行る前なので、こんな働き方があるとは知らなかったです。

ーー人生のターニングポイントだったんですね。この経験の中で、みんこさんがライターになろうと思ったきっかけはなんですか?

みんこ:パート看護師の時に趣味としてブログを描いていました。今思い返せば、それがライターとしての1歩でした。

ライターになろうと思ったきっかけが総合病院を退職した理由とつながります。総合病院を退職した大きな理由は“大切な人との時間を優先することが厳しいから”です。

看護師はとてもやりがいのある仕事です。しかし、患者さん軸の仕事のため残業がみえず、子持ちの方でも早出や残業をする方がしばしばいました。そして、休日は勉強会やレポート三昧。新人だから当たり前かもしれませんが、周りを見渡すと先輩もそうだったんですよね。その結果「自分が理想とするライフスタイルはこの環境では送れないな」と思いました。

私は看護師をやりたいという思い以上に「将来は家庭を築きたい」「家族(大切な人)と過ごす時間を増やしたい」という思いが強かったんです。家でできる仕事・自分の裁量で家族と過ごす時間を増やせる仕事を調べたらライターが出てきました。

しかし、当時はライターとしてどう案件を取得すればいいかわからず、とりあえずブログを書いてアフィリエイトリンクを貼っている程度でした。

ーーどうやってライターとして独立されたんですか?

みんこ:ライターとして仕事をするために、求人を探すのと同じ感覚で「ライター募集」「初心者 ライター」などで検索して直接企業に連絡をいれました。

実は、クラウドワークスなどの仲介媒体を使ったことがないんです。秘書として関わった会社がIT・マーケティング関連だったので、そこでSEOに関しても勉強しました。その経験が今につながっています。

ーー主にどんな分野で執筆されているのでしょうか?

みんこ:今は美容を中心に執筆しています。過去は仮想通貨を中心として金融、SNS関連、医療の分野も執筆していました。

ーー元々好きな分野だったんですか?

みんこ:はい。美容は大好きでした。長い期間ニキビ肌に悩んでいて、ニキビ肌改善までのことをTwitterに更新していました。当時Twitterは140文字以内という制限があったので「もっと描きたい」という思いから、看護師時代にブログをはじめました。

仮想通貨はわりと前から触っていますし、SNSも得意なので執筆しやすかったです。

ーー文章を書くうえでこだわっていることはありますか?

みんこ:さまざまな媒体の記事・構成や同じ媒体で執筆している方の記事を見るように心がけています。

自分では思い浮かばなかったような言い回しや装飾が見つかるので、自分の発想だけで執筆しないようにしています。

理想のライフスタイルを手に入れた今思うこと

理想のライフスタイルを手に入れた今思うこと

ーー理想のライフスタイルを求めてライターを目指したとのことですが、今のライフスタイルはどんな感じですか?

みんこ:今は結婚をして、旦那と二人暮らしです。朝が弱いタイプなので朝はゆっくり起きますし、旦那と出かけたい時に出かけます。お互いの趣味がゴルフなので、ゴルフに行くことも多いです。

大切な人と過ごせる時間が多く、時間を自分で調整できるため、ライターに転身してよかったと心から思っています。

ーー看護師に戻りたいと思うときはありますか?

みんこ:正直、ないですね(笑)たまに「現場に出たいな〜」と友人に話す時はありますが、本気で戻ろうとは思わないです。看護師はとてもやりがいがあるし、資格を取らせてもらった親には感謝しています。

ただ、大切な人との時間を優先するという点で、自分の裁量で仕事時間を決められるライターの方が私には合っています。お金の面も実際、看護師とほとんど変わりません。むしろ費用対効果は今の方がいいと感じています。

「あなたのやりたいことは、それで達成できるの?」

「あなたのやりたいことは、それで達成できるの?」

ーー最後に、ライターとして伝えたいことは何かありますか?

みんこ:私は理想のライフスタイルを求めた結果、ライターに辿り着きました。

正直、看護師を辞めた後周りを見渡すと同じ職場を続けてる人ばかりで「私は落ちこぼれなんだ」「看護師を辞めた今、自分には何も残ってないんだ」と虚無感に陥ったことがあります。

自分の理想のためだけに突っ走った結果の今ですが、何かを選択するときは「自分の理想はこれで手に入れられるのか」を常に考えています。この考えがあるから、虚無感に陥っても、ライターを目指してがんばれました。

「理想を求めるだけの夢子ちゃん」と目に映る人もいるかもしれませんが、人生は仕事がベースではなく、自分の生きたいように生きるものだと思っています。私はたまたまライターに辿り着いただけで、人によってライターでなくてもいいし、今の仕事に固執する必要もありません。もちろん、今の仕事を辞めることを推奨するわけでもありません。

自分のやりたいことが達成できればなんだっていいんです。自分の人生だから。

私はライターとしてMojiギルドを通じて、誰かの人生の一部分になれたら嬉しいなと思います。

この記事を書いたライター

執筆者

みんこ

10代から美容系インフルエンサーとして活動。高専卒業後、看護師として救急病棟と総合健診センターに勤務。看護師の傍ら美容ライターを開始し、現在はフリーライターとして活動中。執筆ジャンルは美容を中心に、医療・SNS・金融など幅広いです。...

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