プロフィールについて教えてください
東京在住で専業ライターとして活動しているなずなです。専門学校卒業後はアパレル企業に3年、医療法人に7年と幅広い業界に携わりました。
もともとライター業は副業として行っており、1年間で300記事ほど執筆しました。ライター業を始めてから1年後には医療法人を退職し、現在に至ります。
働くことが好きで、ライターになる前は副業として飲食店でのアルバイトを行っていました。しかし、帰宅後の時間がもったいないと感じることが増えたため、自宅でできる副業を探しているときに、Webライターの仕事を知りました。
学生時代から小論文や作文など文章を書くことが好きだったため、「自分に向いている仕事では」と思ったことがきっかけです。
ライターになるための準備は何をした?
ライターになるために、以下の2つを始めました。
1. 文章の勉強
2. WordPressブログの開設
1. 文章の勉強
初めに行ったことは、文章の書き方を改めて学び直すことです。お金をもらって文章を書く以上、正しい文章の書き方を学ぶ必要があると思ったからです。
文章の勉強のために、Kindleで書籍を購入しました。いろいろな参考書に手を出すとわからなくなりそうだったため、1冊のみに絞って学びました。
結果的に、Webライターとして働き始めてからほかの書籍で勉強し直すことはなかったため、問題ないと感じています。また、クライアントによってレギュレーションも異なるため、事前に文章のこだわりを持たなかった点は良かったと考えています。
2. WordPressブログの開設
書籍を利用し文章の基礎知識を付けたあとは、WordPressで雑記ブログを作成しました。ブログの内容は、自身が経験した副業や趣味の化粧品などさまざまです。
ブログを作成するときも書籍で作り方を学び、Webライターになろうと思い立ってから数日後に行動を開始しました。
ブログを始めたばかりの頃は文章を書き続けることに慣れなければと思い、1日1記事ずつ執筆することを心がけていました。1記事あたりは3,000文字程度でしたが、書くこと自体はとても楽しかったことを覚えています。
Webライターとして案件を受ける前に、自身が記事を書き続けられるライターだと証明しなければと思ったため、1か月間はブログを継続しました。
初めての仕事はどうやって受けましたか?
ブログの執筆を開始して1か月経ったころ、クラウドソーシングに登録しました。クラウドソーシングの案件は文字単価0.5円以上に応募すると決めており、初めてのお仕事は文字単価0.6円でした。依頼いただくまでに30件は応募しているかと思います。
初めての仕事は、自分の文章に自信が持てず何度も見返していたため、3,000文字の記事を書くのにも6時間くらいかかったことを覚えています。もともと継続案件ではなかったため単発での依頼となりましたが、それ以降は1文字1円以上のお仕事をコンスタントにいただけました。
今の働き方になった経緯を教えてください
半年間は医療法人の会社員とWebライターの兼業で、その合間の時間には飲食店でのアルバイトもしていました。今振り返るとだいぶオーバーワークだったなと感じています。
Webライターを開始してから2か月目には収入が安定していたことと、本業ではこれ以上出世できないというところまでやりきった達成感があったため、人生の転機としてフリーランスになりました。フリーランスを始めてみてダメなら会社員に戻れるぎりぎりの年齢かなと思ったことも、理由のひとつにあります。
ライターの大変なところはなんですか?
ライターの仕事自体はとても楽しいと感じていますが、きついと感じる点は以下の2つです。
- 案件によってレギュレーションが異なるとき
- フィードバックがないとき
案件によってレギュレーションが異なるとき
Webライターの案件は、企業によってレギュレーションが異なります。冗長表現に厳しいクライアントもいれば、冗長表現があっても良いのでコラムを書いて欲しいと言われる場合もあります。
ひとつの案件だけを受け続けているわけではないので、ときにレギュレーションが混ざってしまうケースも少なくありません。
クライアントより共有される表記統一がない場合は、レギュレーションが混ざらないよう、自分でフィードバック内容をまとめて表記統一シートを作って対策しています。
フィードバックがないとき
クライアントによっては、納品した記事にフィードバックがない場合もあります。納品後も継続して依頼をいただけるのはとてもありがたいのですが、フィードバックがないと直すべきポイントがわからなくなってしまうのです。
そのため、フィードバックがない場合は、公開後の記事を自分で確認して変更箇所を調べて対応しています。なるべくクライアントの負担にならないよう、自分ができることを考えて行動することを心がけています。
ライターの楽しいところを教えてください
私が思うライターの楽しいところは、以下の3つです。
- さまざまな知識を身につけられる
- 今までになかった出会いがある
- 自由な生き方ができる
さまざまな知識を身につけられる
ライターとして働く前は、仕事や趣味に関する知識を身につけるだけで、知らないことに触れる機会があまりありませんでした。ライターとして働き始めるようになって、自分が知らない知識に触れる機会が増え、さまざまなことを学べたと感じています。
会社員の頃は知らなかった知識を数多く学べたため、自分自身の世界が広がりました。ほかにも、旅行関係メディアの新潟旅行の記事を担当した経験から、土地ならではの食事や観光地に興味が出て、実際に計画を立て新潟に旅行してみました。
身につけた知識や経験を活かし、自分自身の生活にも役立てられていると感じます。
今までになかった出会いがある
ライターになる前は、同僚や友人との関わりがメインでした。ライターになってからはさまざまなクライアントとの関わりや、ライター仲間が増え、今までになかった出会いが増えたと感じました。
ライターには、さまざまな経歴を持つ人がいます。証券会社に勤めていた人や、ジムのインストラクターだった人など、今までの人生であまり関わりがなかった友人が増えました。
さまざまな業界に携わっていた人から話を聞けて、学びを得られています。
自由な生き方ができる
フリーランスとして働く前は、週休2日制の会社員でした。土日も仕事だったため、友人と遊ぶ時間がとれなかったり、イベントに参加できなかったりすることも多かったです。また、拘束時間の長さから、家族が困っているときに手助けができない点も悩みでした。
現在は自分で仕事の調整ができるため、今まであまり機会を作れなかったイベント参加の時間や友人との時間を多めにとれています。何より、家族が倒れたときすぐ実家に帰れたことは自由で良かったと思えた点です。その後の通院や手助けが必要なときも、急遽当日に何かあっても力になれています。
今後も家族や友人に何かあったときにはすぐ手助けができる状況を維持したいと考えています。
ライターとしての今後の目標を教えてください
現在はライターだけでなく、ディレクターやプロジェクトマネージャーを任せていただける案件が増えてきました。今後はさらにライター以外のお仕事を増やしていきたいと思っています。
また、専門知識が必要な記事は案件の獲得が難しい場合も多いため、資格を取り執筆できるジャンルを増やして行く予定です。
何より、クライアントに喜んでいただけるような記事を引き続き執筆できるように努力していきます。今のクライアントを大切にしつつ、より多くの方と信頼関係を築いていきたいと思っています。
どうやってライターになったの?~レイナさん編~
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この記事を書いたライター
なずな
東京在住専業Webライター兼ディレクター。読者の立場に立ったわかりやすい文章作りを心がけている。得意ジャンルは転職・就職系やライフスタイル系。未経験のジャンルでも、徹底したリサーチによってニーズに沿った記事が執筆可能。旅行が好きな...