これまでの経歴を教えてください
私は大学卒業後、携帯電話ショップの店員として働き始めました。あまりの過酷さから1年で退職し、その後は調剤薬局事務員として5年間勤務。調剤薬局を退職後、2019年にWebライターに挑戦しましたが、なかなか上手くいかず半年で挫折してしまいました。
その後も自分に合った職場を見つけられず、転職を繰り返す日々。現在33歳ですが、転職回数はなんと9回もあります。
職種は一般事務や医療事務、営業事務や経理事務などほとんどが事務系ですが、ほんの少しだけWeb制作会社に勤めていた経験もあります。
Webライターを挫折した理由はなんだったのでしょうか？
Webライターを挫折した理由はいろいろありますが、一番は孤独だったことが大きいです。
私は会社を退職後、あまり人と関わらずに家で仕事がしたい！と思いWebライターの仕事を始めました。思い立ったら行動しないと気が済まない性格なので、スクールに入ったり勉強したりすることも特にせず、いきなりクラウドソーシングに登録しました。
初めは小さな案件から挑戦し、徐々に大きな案件に挑戦していく感覚はとても楽しかったのですが、だんだん家で独りで書き続ける生活に寂しさを覚えるようになりました。
今思えばSNSを始めたりコミュニティに参加したりと、解決する策はいくらでもあったと思うのですが、納期が苦しかったりなかなか稼げなかったりという理由も相まって、当時はとにかく「もう辞めたい！」としか思えなかったですね。本当に根性のないやつです（笑）。
一度挫折したWebライターに再挑戦した理由はなんですか？
Webライターに再挑戦した理由は、やはり書くことが好きでどこか諦めたくない気持ちがあったからだと思います。
ライターのお仕事から離れていたときは、SNSでWebライターに関する投稿を目にすると悔しく、あまり見ないようにしていました。
本格的にもう一度書くことを始めたのは、最初の方でも少し触れましたがWeb制作会社に就職したことがきっかけでした。社員さんが私の書く文章をめちゃくちゃ褒めてくれて、やっぱり書くって楽しいかも！と思えるようになりました。
残念ながらそのWeb制作会社は4か月ほどで辞めてしまうのですが（笑）、書くことが楽しいという感覚を取り戻せたことを考えると、本当に就職してよかったなと思っています。
その後もいろいろな会社を転々としながら、副業としてライターを続けました。トータルでは2年くらいになるんじゃないかと思います。
Webライターに再挑戦するにあたり、どのような準備や心構えをされましたか？
2024年6月からフリーランスのライターとして活動を始めているのですが、私の場合はどうしても会社勤めが合わないために、ある意味「消去法」としてこの道を選んでいます。もう会社員には戻りたくないので、「この道を諦めたらもう後はない」くらいの心構えで挑んでいます。
あとは、前回挫折の原因になった「孤独」に対する対策はしっかりしています。X（旧Twitter）でライターさんと交流を深めたり、ライターコミュニティの交流会にも積極的に参加したりしています。
ライターさんはとても優しい方が多く、また私のように会社勤めが合わなくて…という方も一定数いらっしゃるので、話していてとても楽しいと感じることが多くあります。
今後の目標を教えてください
私の今後の目標は、大きく分けて3つあります。
- ライティングだけでなく、さまざまなスキルを身につけること
- フリーランスとしてたくさん稼げるようになること
- 私のように生きづらさを感じている人たちに私の生き方を伝えること
ライティングだけでなく、さまざまなスキルを身につけること
1つ目は、ただのライターに留まらず、Webサイト制作やSNS運用もできるフリーランサーになることです。
Web制作会社に勤めていたときも思ったのですが、私はもともとWeb周りのことが得意で、作業がまったく苦ではなくて。
Web周りのことって、ライティング、Webサイト制作、SNS運用、動画編集…とすべてつながっていると思うので、可能な限り多くの知識を身につけて、なんでもこなせるオールラウンダーになりたいですね。
フリーランスとしてたくさん稼げるようになること
2つ目は、フリーランスとしてたくさん稼げるようになることです。
私は2024年6月から独立して、現在専業ライターとして活動していますが、ありがたいことに会社員時代よりも大きな額が手元に入ってくるようになりました。活動を始めた当初はフルタイム会社員くらいの収入になれば…と思っていたので、非常に嬉しい誤算です。
お金がすべてではないですが、やはり収入ってモチベーションに大きく影響するものだと思います。自分がどんどん上にいくため、そして家族と幸せに暮らすためにも、これからも収入を上げていきたいなと感じています。
私のように生きづらさを感じている人たちに私の生き方を伝えること
最後の3つ目は、生きづらさを感じている人たちに自分の生き方を伝えていくことです。
私はHSPとADHDの気質があり、会社勤めが合わないために転職を繰り返してきました。私のように生きづらい人、仕事が続かない人、なかなか周りに理解してもらえない人、そんな人に向けて自分の生き様を発信できたらいいなと思っています。
私が生きづらさを感じている人たちにおすすめしたいのは、もちろんWebライターとしての働き方です。
Webライターという仕事は、私のような繊細で生きづらい人たちを救う素晴らしいお仕事だと思っています。このお仕事で、一人でも多くの人が救われることを祈っています。
この記事を書いたライター
七瀬みさ
専業Webライター。幾度も転職を繰り返したのち、会社員としての限界を感じ、ライターとしての活動を始めました。HSPとADHDグレー。ライティングだけでなく編集や運営のお仕事にも挑戦してみたいです。いつか生きづらさを感じる人たちの居場所と...
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