考えている時間はどのくらい?
今回は3,000文字をベースとして、考えている時間と執筆時間はどのくらいかかるのかについてお伝えします。
私の場合、考えている時間は約30分〜1時間程度です。キーワードが決まっていない場合は、まず読者が何に対して悩んでいるのか、どのようなキーワードを検索しているのかを考えることから始まります。
例えば、ライフスタイルのジャンルなのであれば、
「最近は値上がりが続いているから、生活費を抑える方法を調べている読者が多いのではないか」
「上がり続けるガソリン代を抑える方法が知りたいと考えている人が増えているのではないか」
です。ジャンルやその時の環境に合わせて、ユーザーが何を知りたいのかを考えることから始めています。
キーワードが決まっている場合は、そのキーワードをもとにユーザーが知りたい情報は何なのか、何を解決したいと思っているのかを考えることから始めています。
私の場合は、基本的にキーワードが決まっている場合の考える時間は30分程度、キーワードが決まっていない場合の考える時間は1時間程度です。ただし、少し難しいジャンルやニッチなジャンルの場合は、考える時間が2倍以上になることもあります。
書いている時間はどのくらい?
私の場合ですが、3,000文字であれば書いている時間は2時間程度です。書く前にリサーチから始めているので、執筆時間はそんなにかかっていません。
私はあまり要領が良い方ではないので、書きながらリサーチするとどうしても時間がかかり、効率が悪くなってしまうので、リサーチから始めるようにしています。構成案を作成してからの執筆になるので、構成ごとにどのような内容を書くかをリサーチしてから執筆を始めています。
ある程度リサーチしておけば、後はすらすらと執筆できるので、私はこの方法を取り入れることにしました。
ちなみに、業務委託の場合は、書いた時間が収入に反映するため、なるべく早く書くように執筆しています。
例えば、3,000文字で1文字2円換算だと、合計6,000円になります。2時間で書き上げられれば、時給は3,000円になります。ただし、その前に考える時間とリサーチ時間があるので、総合的に言えば時給は1,500円程度かもしれません。
一方で、リサーチしながら記事を書く方法で完成するまでに4時間かかったとしましょう。そうなると、簡単な時給計算をすると1,500円になります。考える時間を含めると、時給1,500円を切ることもあるでしょう。
中にはリサーチしながら執筆する方が効率よく進められる方もいるので、一概に言い切ることはできませんが、私の場合は時給に大きく影響してきます。私はリサーチしながらでも、すらすら書けるライターさんを尊敬しています…!
ただ、どちらの方法でも時給1,000円以上にはなるので、普通にアルバイトするよりは稼げる計算になります。とは言え、難しいジャンルの場合は考える時間やリサーチ時間が長くなるので、ケースによっては時給1,000円を切ることも…。
しかし、難しいジャンルでも数をこなすごとに、専門知識や専門用語が学べるので、執筆スピードは徐々に速くなっていきます。最初は時給1,000円を切っていたジャンルでも、数をこなせば時給1,500円以上になることも。
ありがたいことに、私はさまざまなジャンルの記事を書かせていただいているのですが、すべてのジャンルを得意としているわけではありません。
私は幼い頃から算数や数学が苦手で、どうしても金融系の記事に苦手意識を持っていました。初めて金融系の記事を書いた時は、3,000文字でも5時間以上かかり、時給で計算するのが怖いほどでした…。
しかし、諦めるのも癪だった私。クライアント様からフィードバックをもらいながら、何とか書き上げることができました。最初はとんでもない時間がかかっていた金融ジャンルですが、今では他のジャンルと同様の時間で書き上げられるように成長したのです。丁寧なフィードバックで成長させていただいたクライアント様には、今でも感謝しています。
私が書く時間を早めるために実践した方法
ライターにとって、考える時間とリサーチ時間は重要な工程なので、節約する時間はあまりありません。では、どこで時間を節約するか、それが「書く時間」です。
ここからは、私が書く時間を早めるために実践した方法をご紹介します。
タイピング速度を早めるために練習を続けた
今では、3,000文字であれば2時間もかからずに書けるようになった私ですが、もともとのタイピング速度はそんなに速くありませんでした。ブラインドタッチなんてもってのほか…。
学生時代はパソコンの授業があり、友達がキーボードを見ずに、カタカタと文字を打ち続ける姿に、何度憧れを持ったことか。画面を見ながらすらすらとタイピングしている姿に憧れを持って、1度は挑戦するものの、なかなかうまくいかずすぐに挫折していました。
ライターとして活動を始めてから、書く時間が収入に大きく関わるとわかった私は、タイピング速度を早めることから挑戦してみたのです。
パソコンの無料タイピングツールを使って、1日2〜3時間ほど早くキーボードを打つために練習していました。最初は指が全然動かず、ミスを連発するばかりでしたが、やはり回数を重ねるごとに指がそれぞれ動くようになり、ミスも減って、タイピング速度も上がっていきました。
ピアノを習っていたこともあった影響か、1週間足らずでタイピング速度は結構速くなったと思います。
ブラインドタッチを習得する
キーボードを見ながら早くタイピングできるようになりましたが、やはりもっとスピードを上げるためには、ブラインドタッチが欠かせません。タイピングスピードにある程度の自信を持った私は、次にブラインドタッチに挑みます。
しかし、これがまた相当難しい…。ブラインドタッチはキーボードにあるアルファベットの位置をある程度覚えていなければ、習得はできません。
私が試した方法は、打つ機会の多い文字をひたすら打ち込むことです。例えば、名前、「ありがとうございます」「お世話になっております」「お疲れ様です」ですね!
連絡で打ち込む機会の多いキーワードの位置から覚えて、覚えるアルファベットの位置を徐々に増やしていきました。A〜Zのそれぞれのアルファベットを覚えるよりも、習得する時間は早かったと思います。
ただ、あくまでも私はこの方法を試しただけで、人によって得意不得意があるので、アルファベットの位置から覚えた方が早く習得できる人もいると思います。いろいろ試してみてくださいね!
まとめ
書く時間と考える時間では、私は書く時間のほうが長いです。考える時間にリサーチ時間を含めるとなると、やはり考える時間の方が長くなります。
考える時間を減らすのは難しいので、私は少しでも効率を高めようと書く時間を減らせるように、いろいろな方法を試してきました。とは言え、タイピング練習とブラインドタッチの練習という基本的な技術のみなので、正直裏技などはありません。ただひたすら、キーボードを打ち込む!私はそれを繰り返して、タイピングスピードを早められました。
この記事を書いたライター
ひろか
食べることが大好きなライターです。特に日本食が好きで、国内を回りながら美味しいものをたくさん食べたい、そんな夢を叶えるために日々奮闘中。「自分を幸せにしてあげたい」というモチベーションのもと、真剣にライティングに専念しています。