副業ライターの仕事選び大前提

副業ライターの仕事選び大前提

大切にするべきことを伝える前に、まずは大前提となる部分についてお話しておきます。

私はこの大前提は以下の3つだと考えています。

1:報酬

2:納期

3:スキル

副業である以上、時間は本業以上に限られたものになります。そのため、できるだけ単価がよい仕事を選びたいのは当然のこと。また、限られた時間の中で対応が可能な業務なのかを見極めることも必要です。そして、その業務をこなせるだけのスキルを自分が有しているかどうかも考えなくてはならないポイントとなります。

副業を始めたてのうちは、単価などを選り好みできるものではないかもしれませんが、副業ライターとしていかに時間を有効に使い、収入を得るかを考えることは大切です。基本的な仕事の考えとしてはこちらを元にするとよいでしょう。

ただ、最後のスキルの部分については少し注意が必要です。このスキルについて注意するべきポイントこそ、私が仕事選びで大切にしているポイントでもあるのです。

スキル不足は本当か?

スキル不足は本当か?

ここでいうスキルとはいったいなんでしょうか。本来はスキルとは技能や能力のことですが、特に求人票などを見ると多くの人は実際にその業務を行った実績や経験のことだと感じてしまうのではないでしょうか。

そのため、「自分には無理だ…」と応募もせずに仕事の機会を逃してしまうことが多くあります。しかし、明確に経験者を募集している場合でない限り、応募することは可能なのです。

ライターの場合であれば、SEOライティング、セールスライティングなどの特化型のライティング案件だったり、あるいはジャンルが絞られているコラム記事の案件などがよくあると思います。こんな風に改めてジャンルを特定されてしまうと、経験がないと躊躇してしまいますよね。

でも、経験がないからといって、本当にスキルがないのでしょうか?

SEOライティングにしろ、セールスライティングにしろ、基本的には文章を作るという意味では同じもの。文章自体を作成するスキルがあるのであれば、考え方をインストールすれば対応は可能なはずです。もちろん、出来のいい悪いは多少出てきますが…。

特定ジャンルの記事にしても、専門家としての独自の見解を求められるものでなければ、情報を調べながらまとめあげる力は、ライティングというカテゴリで仕事をしてきた人ならばあるはずなのです。

大切なのはチャレンジすること

ここまで話した上で、いよいよ私が仕事選びで大切にしているポイントについて紹介したいと思います。

それは、『自分に枷を作らないこと』です。自分がこれまでやってきた仕事に囚われすぎると、それ以外の仕事に挑戦するチャンスを逃してしまいがちです。

確かに経験はとても大切ですが、その経験を積むためには今までの仕事から逸脱することが必ず求められるはず。だから、自分のやってきた仕事だけを見て、自分の挑戦できる範囲を狭めないようにすることが、仕事選びでは大切になってきます。

とはいえ、なんの勝算もなく新たな仕事にチャレンジするのは怖いもの。

では、どのような考え方をすれば新たな仕事に勝算を見いだせるのでしょうか、それには「経験の細分化」が必要だと私は考えます。

自身が行ってきた仕事を案件ベースで見てしまうと、受けた仕事以外は全て経験不足と捉えることになってしまいます。

しかし、その案件の中で、どんな思考で構成を考えたのか、どういうポイントを意識して原稿を作成したのか、など原稿を納品するまでに行ってきたタスクごとに整理して考えると、同じライティングである以上、必ずなにかしらの共通項が見えてきます。

共通項さえ見えれば、ゴールの方向性は自ずと見えてくるはず。はい、これで勝算が見えましたね!

スキルには、厳密に新しく学び手に入れなければならないものもありますが、自分が経験してきたものをうまくかけ合わせることで増やせるものがあると思います。基本的にライティングというひとつの戦場で勝負していくのであれば、後者のほうが圧倒的に多いと私は思います。

自身の新たな可能性を潰さないためにも、実績や経験というものに縛られすぎないよう注意しましょう。

自身の経験を細分化し、保有するスキルを明確にしておけば、新たなジャンルでも臆さずに挑戦することができます。そして、新たな挑戦は保有するスキルセットの新たな活用方法を教えてくれるはず。

自身の可能性を伸ばすためにも、チャレンジ精神を忘れない仕事選びをおすすめします。

この記事を書いたライター

執筆者

じょん

一児の父でアラフォーライター。
Web制作会社にてライターとしてのキャリアを積みながら、副業ライターとして活動中。得意分野はエンタメ系。興味のある分野では作成する文章にも地が出がち。座右の銘は「ライターは文化的雪かき」。鈍く光る職...

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