Webライターとは「読む人の課題を解決する」ことを求められる仕事
Webライターの求人で求められていることは、次の2つになります。
- 伝えたいことを言語化する力
- 一般的なビジネスマナー
Webライターは文章を通じて、読む人の不安や課題を解決しなければなりません。そのため、伝えたいことを言語化するために必要な、基本的な日本語力は、Webライターの必須条件となるでしょう。
その他、クライアントやディレクターとのやり取りが発生しますので、フリーランスでも一般的なビジネスマナーが求められます。
【未経験でも本当に大丈夫?】求人でよくある条件を解説
Webライターの求人では「未経験可」と書かれている案件がよくあります。その他にも「副業可」「在宅可」なども、未経験の方にとっては、あいまいな条件と感じるかもしれません。
そこでここでは、求人に記載された条件の具体的な内容について解説します。
未経験可|ライティング経験は問われない
Webライターの「未経験可」の条件は「ライターとして記事を書いた経験が無くても良い」という意味です。ライターとしての経験は無くても、本業や実務での経験としてPCに触れたことがある方が仕事は進めやすくなります。
例えば、文字を打つためのタイピングスキルや、ライティングで使われることの多い、WordやExcel、Googleドキュメントやスプレッドシートなどの基本的な使い方を知っていると良いでしょう。また、クライアントやディレクターとのやり取りがあるため、言葉遣いやメールの書き方、締め切りを守る意識など、基本的なビジネスマナーは必要です。
副業可|本業がある人以外に大学生や主婦など立場を問わない
「副業可」とは、本業があっても副業として仕事ができるという意味です。実際、会社勤めの方や大学生、主婦など、立場を問わずに募集している案件がほとんどです。
月間の仕事量として、数多くの記事を書けるWebライターが歓迎される傾向はありますが、月に何本書けるかは、ライターとクライアントで相談の上で決まります。副業で短時間しか稼働できない場合でも応募できるので、本業とのバランスを考えながら、対応可能な範囲で求人を選びましょう。
完全在宅/在宅可|仕事をする場所に縛られない
「在宅可」「完全在宅」という条件は、自宅だけでなく、仕事をする場所に縛られないという意味です。実際に、カフェや図書館、コワーキングスペースなどさまざまな場所で仕事をしているWebライターがいます。
仕事場所に縛られることはなくても、クライアントによっては、オンラインのミーティングを求められることはあります。本業関係者や周囲の人に身元を知られたくない、という不安がある場合は、音声のみのミーティングに対応してもらえるよう、相談することも可能です。
Webライターの求人に対して不安になる3つの理由
Webライターとして活動したい方によくある不安は、主に次の3つです。
- 報酬に関する不安|「いくら稼げる?」は長期的に考える
- 働き方への不安|雇用形態への希望を明確にする
- 仕事内容に対する不安|得意分野を生かす
ここでは、その不安に対する心構えについて解説します。
報酬に関する不安|「いくら稼げる?」は長期的に考える
「未経験者は報酬が低い」という口コミも多く、報酬に関しては不安になる方も多いでしょう。「いくら稼げるか?」という不安については、目指す金額を明確にして長期的に考えることが必要です。
Webライターの報酬は文字単価・記事単価がほとんどです。文字単価・記事単価を上げるためには、文章の質を上げ、執筆量を増やしていくためのスキルアップが欠かせません。はじめは、思うような金額を稼げない可能性もありますが、目標を明確にしてスキルアップすることで、長期的には目標額に到達することも可能でしょう。
働き方への不安|雇用形態への希望を明確にする
すでに正社員で働いている人の中には、フリーランスのように個人で独立した働き方が分からず不安になることもあるかもしれません。ただWebライターの求人では正社員以外に、時給制のパート・バイト、その他、業務委託と呼ばれるフリーランスの働き方が選べます。
求人の中ではフリーランスとして、個人で案件を受けるものが多いのは事実です。とはいえ、さまざまな形で働けるのがWebライターのメリットなので、希望の働き方を明確にして、希望にあった求人を探すようにしましょう。
Webライターには、初めは仕事の流れや記事の書き方を勉強するつもりで副業から始めて、情報を集めてから本業にしたり、独立したりする方も多くいます。
仕事内容に対する不安|得意分野を生かす
未経験の方にとっては、どのような仕事を受けられるのか不安になることも多いでしょう。Webライターの求人では、実績が多い方が応募に通りやすい傾向があります。とはいえ、実務経験や趣味などの経験が、求人にマッチすることも少なくありません。
特に、金融・美容・医療・教育などの分野は、執筆経験よりも専門的な知識の方が求められることも多いので、関連する本業についている方は応募時にアピールするのが良いでしょう。
Webライターの求人の探し方7選
ここからは、Webライターの求人を探す方法について解説します。
Webライターの求人は、主に次の7つの方法で探せます。
- クラウドソーシングサイトに登録
- 求人サイトで正社員やパート・アルバイトに応募
- Webメディアの求人に応募
- Webコンテンツ制作会社のライター募集に応募
- SNSでライター募集を検索
- ライター講座やスクールを受講
- Webライターマッチングサイトに登録
①クラウドソーシングサイトに登録
クラウドソーシングサイトは、仕事を依頼したい発注者と仕事を請け負いたい受注者をつなぐ仲介の役割をしてくれるサイトです。有名なのは「クラウドワークス」と「ランサーズ」で、多くのWebライターが始めに登録しています。
Webライターの案件では「未経験可」という条件も多いため、実績がない場合でも応募できるのがメリットですが、報酬の低い案件が多いのがデメリットです。
ただクラウドソーシングサイトは、手数料はかかるものの報酬の仲介もしてくれるため、報酬のやり取りに不安がある人にもおすすめです。
クラウドソーシングサイトについて詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
②求人サイトで正社員やパート・アルバイトに応募
通常のアルバイトやパートを探すのと同じように、求人サイトにもWebライターの求人が掲載されてます。仕事内容は同じでも、パートやアルバイト、正社員など、安定した契約形態の求人が多いのがメリットと言えるでしょう。
ただし、未経験から直接、正社員になれる求人は多くないため、正社員を目指す場合は、登用制度のあるアルバイトを探すという方法も有効です。
③Webメディアの求人に応募
記事を書きたいメディアがはっきりしている場合は、そのメディアの募集情報を見逃さないことが重要です。Webメディアでは採用ページで募集をかけることが多いので、採用ページのチェックを欠かさず行いましょう。
その他、お問い合わせフォームに直接、営業をかけて仕事を獲得しているライターもいます。
④Webコンテンツ制作会社のライター募集に応募
Webコンテンツ制作会社とは、企業のサイトやオウンドメディアを制作している会社のことです。こういった会社では、社内で記事を書く人材を抱える他に、フリーランスのライターと契約して記事を作成しているところもあります。
Webコンテンツ制作会社では、さまざまな企業のサイトを手がけているため、案件の量が多くジャンルも多岐に渡ります。そのため、自分に合った案件を獲得しやすいといったメリットがあります。また、外部ライターを継続して募集しているケースがほとんどです。
⑤SNSでライター募集を検索
編集やディレクターをしている方が、SNSを使ってライターを募集することがあります。例えばX(旧Twitter)では「#ライター募集」のハッシュタグをつけて検索すると、多くの募集が見つかります。
今、募集していなくても、募集をかけた時に情報を得られるよう、気になる編集者やディレクターは積極的にフォローするのが良いでしょう。なお、SNSの場合、自分の発信を編集者やディレクターの方々が見ていることもあります。
発信を見て直接、声をかけてくれる可能性もある一方で、発信の内容によっては印象を悪くしてしまうこともあるため、ネガティブな発信には十分な注意が必要です。
⑥ライター講座やスクールを受講
ライター専門の講座やスクール、その他オンラインコミュニティやサロンでも案件を募集することがあります。セミナーや講座の場合、スキルを身につけた優良なライターをスカウトすることを目的としている場合もあるためです。
とはいえ、必ず紹介してくれるわけではありません。セミナーや講座を通じて、スキルアップができたライターであることが大前提となるため、案件獲得を目的とするのではなく、しっかりとスキルアップを目指すことが重要です。
⑦Webライターマッチングサイトに登録
「とにかく記事を書きたい」という場合には、Webライターのマッチングサイトに登録するのがおすすめです。ライターの案件に特化したサイトがWebライターのマッチングサイトです。
マッチングサイトはライターと編集者に特化しているため、記事を書くことに専念できるのがメリットと言えるでしょう。例えば、Shinobiライティング・EDILENT・フォークラス、そしてMojiギルドもマッチングサイトの一つです。
Mojiギルドは、案件を募集するだけでなく、ライティングやキャリアアップに役立つ情報も発信。さらに、掲示板を利用してライター同士の交流も可能な、参加型のマッチングサイトとなっています。気になる方は、ぜひページ下部にあるバナーからご登録ください。
まとめ|Webライターの求人は気になったら応募することが大事
Webライターの求人を見て、未経験でも本当にできるのかという点では、不安に感じる方もいるでしょう。ですが、未経験でも副業でも、Webライターとして報酬を得るためには、何よりもまず求人に応募してみることが重要です。
ライターとしての実績がなくても、実務や趣味の経験など、これまでの自分の経歴を活かせる案件も多数あります。
活動を始めてすぐには、思うような報酬が得られない可能性もありますが、長期的な視点で考えれば、希望の報酬を得ることも可能です。活動しながら、スキルアップのための努力を積み重ねていきましょう。
この記事を書いたライター
Mojiギルド編集部
Mojiギルド編集部です。ライティングノウハウやスキルアップなど、ライターさんに役立つ記事を公開していくほか、Mojiギルドからのお知らせ、時には編集部員のつぶやきも…。ライターの皆さまとのコミュニケーションを楽しみながら、大事にしたい!