Webライターにとってプロフィールは案件獲得の「生命線」

Webライターにとってプロフィールは案件獲得の「生命線」

Webライターにとってプロフィールは案件獲得の「生命線」です。プロフィールにはこれまでの経歴や職歴、専門分野や得意なことを魅力的に伝えることで、クライアントに「この人なら任せられる」と思ってもらえます。

例えば、Webライターとしての実務経験がない場合は、ライティングスキルを活かせた過去の経験をアピールするとよいでしょう。

またライティング以外のスキルや経験も、ライティングに活かせるものがあれば記載すると、より魅力的なプロフィールになります。

プロフィール作成時の心構え

プロフィール作成時の心構え

プロフィールの具体的な書き方の前に、作成時の心構えを解説します。プロフィールを作成するときには、次の2つのポイントを意識しましょう。

ポイント
  • クライアントの視点を意識する
  • ポジティブに記載する

それぞれ詳しく解説します。

クライアントの視点を意識する

プロフィールはクライアントが求めるスキルや経験を、わかりやすく伝えることが重要です。自分のアピールポイントを記載する際には、クライアントの視点を意識した内容にしましょう。

「一生懸命頑張ります」「成長したいです」などの意気込みは、クライアントにとってはあまり意味がありません。

「指摘がある場合24時間以内にお返事します」「SEOを意識した検索順位上位の記事を執筆した経験があります」といったメリットやベネフィットを訴求することで、クライアントが仕事を依頼する可能性が高まります。

ポジティブに記載する

クライアントにマイナスの印象を与える、ネガティブな内容や言葉は使わないようにしましょう。

「経験が少ないので自信はありません」と書いてしまいそうなときは、「経験が少ない分、スキルアップに積極的である」という風にポジティブに記載することが重要です。

また自分の強みを発揮できる「得意分野」や「専門分野」などを記載すると具体的でポジティブな内容にしやすいです。

自己PR・プロフィール記入時の注意点

自己PR・プロフィール記入時の注意点

ここからはプロフィールの書き方で、注意したい次の4点を解説します。

注意点
  • 「初心者」「未経験」の言葉を使わない
  • 読みづらくしない
  • できるだけ具体的な数字を使う
  • できるだけ内容は更新する

初心者だけでなく経験者にも当てはまる内容なので、ぜひ参考にしてみてください。

「初心者」「未経験」の言葉を使わない

前章でも触れましたが、プロフィールにはなるべくポジティブな内容にした方が良いので、「初心者」や「未経験」といった言葉は使わないように注意しましょう。

クライアントは相手が初心者だからといって「品質が未熟であっても仕方がない」とは考えません。

「初心者」や「未経験」という言葉を使う時点で「未熟だから目をつぶって欲しい」とみなされる可能性があります。

そのため初心者で実績がなくても、仕事に対するやる気や責任感を示すことが重要です。プロフィール上の誤字・脱字にも気をつけながら、前向きな姿勢を示しましょう。

読みづらくしない

文字の羅列だけのプロフィールは読みづらいため、避けるよう注意しましょう。

クライアントは多くの応募の中からライターを選びます。限られた時間の中で、クライアントの目にプロフィールを留めてもらうためには、必要な情報を「簡潔にまとめる」ことが重要です。

多数のプロフィールを確認するため、必要な情報を簡潔に書くことが、案件獲得には効果的です。

「プロフィールの情報を箇条書きにする」というのも一つの手でしょう。

他にも「改行して内容をブロックごとに分ける」や「◆や◯マークを文頭に置く」など、一目でわかるように意識すると読みやすいプロフィールになります。

できるだけ具体的な数字を使う

あいまいな表現には信憑性がないため、成果や実績などは数字を使って具体的に書くと信頼獲得につながります。

例えば、納期について書く場合「納期を守ります」ではなく「納期の1日前に納品します」といった具体的な数字を明示するようにしましょう。

職歴や経歴であれば何年経験してきたのか、実績であれば「〇%アップ」という具体的な数値を書くことで、クライアントからの信頼を得やすくなります。

できるだけ内容は更新する

プロフィールはできるだけ最新になるように、更新していくようにしましょう。Webライターとして活動を続けていくと、実績や得意分野、使用できるツールなどが変化します。

プロフィールの内容は定期的に見直し、自分のスキルや実績を最新の情報に更新することで、新たなクライアントが見つかるかもしれません。

また、応募の際には、クライアントに合わせてプロフィールを調整してみても良いでしょう。

プロフィールは一度作成すると、そのまま放置してしまう傾向があります。

プロフィールの更新のタイミングをあらかじめ「3か月毎」「半年毎」と決めておくと、定期的に見直しができるのでおすすめです。

Webライターのプロフィールで使われるテンプレート

Webライターのプロフィールで使われるテンプレート

実際にクラウドソーシングで使われていて、そのままテンプレートとしても使える記載例をご紹介します。

    <プロフィール記載例>
    プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
    Webライターの〇〇と申します。
    以下に経歴や実績などを記載いたしますので、ご確認ください。

    ▼職歴・経歴

    ▼可能な業務/スキル

    ▼保有資格

    ▼実績・ポートフォリオ

    ▼使用可能ツール
    *ここまでは、それぞれの項目を箇条書きで記載します。

    ▼活動時間/連絡について
    できる限り柔軟にご対応いたしますので、急ぎの案件等もお気軽にご相談ください。

    連絡は基本的にいつでも可能ですが、急ぎの仕事が入っている場合などお時間をいただくこともございますのでご了承ください。
    ご興味を持っていただけましたら、お気軽にお声がけください。
    どうぞよろしくお願いいたします。

このようにプロフィールを書くと、クライアントが一目でわかりやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。

【実績なしでも大丈夫】初心者Webライタープロフィールの書き方ポイント7選

【実績なしでも大丈夫】初心者Webライタープロフィールの書き方ポイント7選

実績なしでも案件を獲得できるプロフィールの書き方を紹介します。次の7つ項目を押さえると案件獲得率を高められるでしょう。

ポイント
  • 名前
  • アイコン
  • 経歴や職歴
  • 専門領域や得意分野
  • サンプル記事・ポートフォリオ
  • 連絡手段や時間
  • 具体的な文字単価を載せる

それぞれ、どのような内容にすべきか、詳しく解説します。

①名前|本名を使う

最初にプロフィールに使う名前はできるだけ本名を使うと良いでしょう。

実績がない状態でアルファベットの文字列や、実際の名前では使われないようなペンネームだと不信感が高まります。

また「クライアントに覚えてもらいにくい」というデメリットもあります。

副業の方など、本名を名乗るのが難しい場合でも名字+名前の構成で、実名に近くシンプルなペンネームにするのが望ましいでしょう。

②アイコン|顔写真を使う

プロフィールのアイコンは、できるだけ顔写真にすることで信頼感が高まります。取引する相手の顔を知っているのと知らないのでは、お互いの印象も変わってきます。

プロフィールに使うアイコンは、できるだけ顔写真にすることで人柄が伝わり、クライアントの安心感もあるのでおすすめです。

写真を公開したくない事情がある場合は、横顔や後ろ姿の実写にするか、似顔絵にする場合でも自分の印象に近いものを選びましょう。

③経歴や職歴|できるだけ詳しく書く

経歴や職歴はクライアントからも重要な部分になるので、できるだけ詳しく書くようにしましょう。具体的には職歴にこれまで経験した職種や経験年数などを書くことで、クライアントが選ぶ際の参考材料となります。

Webライターとしての実績は経歴として書くのが一般的ですが、実績がない場合はこれまでの仕事内容や得た知識などを書くことでカバーしましょう。

意外な経歴がクライアントの目に留まることもあるので、特殊な経験があれば書いておくのがおすすめです。

④専門領域・得意分野|保有資格や趣味まで書く

自分が専門とする領域や得意分野などは、経歴や職歴と同じくクライアントの参考材料となります。学生時代に専門的に学んだことや、持っている資格があればできるだけ書くようにしましょう。

専門性の高い分野は書けるライターが少ない場合、案件獲得に有利です。

また、クラウドワークスやランサーズなどに登録する場合、資格を記載することでワーカーとしてのランクが上がり、クライアントの目に留まりやすいといったメリットもあります。

趣味や特技を記載する場合は、経験年数や活動内容などを記載すると説得力が増します。

⑤サンプル記事・ポートフォリオ|無ければ書かないことも

Webライターとして公開可能な実績があれば、サンプル記事やポートフォリオの一環として書くようにしましょう。

自分でブログを運営している場合は、実務にかかわることなのでプロフィールに記載すると効果的かもしれません。

ただし、ブログの場合は日記のような内容や、一つの記事が1,000文字以下だと評価がマイナスに働く可能性があるため注意しましょう。

ライターとしての実績が無い場合は無理に書く必要はありません。

できるだけクライアントからのマイナスポイントをなくすようにプロフィールを充実させましょう。

⑥連絡手段や時間|使用できる手段や時間は詳しく書く

連絡手段や連絡がつく時間などを詳しく書くことで、クライアントとのその後のコミュニケーションが円滑になります。

連絡手段には例えばChatwork、Slack、zoomなど、さまざまなツールがあります。

クライアントによって使うツールが異なるため、使用できるツールはすべて書いておくほうが親切でしょう。

また、どの時間帯に迅速に対応できるのかを書いておくと、契約後のコミュニケーションもスムーズになります。

⑦具体的な文字単価を載せる

初心者には難しいですが、具体的な文字単価をプロフィールに書いておくと、クライアントとの齟齬が少なく済みます。

始めはわからなかった文字単価や記事単価などの報酬も、実績を積むにつれ価値がわかってくるので、実績がない場合には他の案件を参考にすると良いでしょう。

具体的にプロフィールに「文字単価〇円~」といった具体的な金額を記載すると、そのスキルや実績を求めるクライアントが依頼しやすくなります。

また、契約後のトラブルを未然に防ぐ効果もあるので、文字単価の感覚がわかってきた段階で、具体的な文字単価を記載するのがおすすめです。

まとめ|プロフィールは実績問わず重要!しっかり作り込もう

Webライターにとってプロフィールは実績問わず重要です。初心者は目先の案件獲得に向けて作り込む必要がありますが、経験者も高単価の案件を獲得するためにも更新は欠かせません。

プロフィールをしっかりと作り込んで新たなステップに足を踏み出しましょう。本記事が、その参考になってくれれば幸いです。

この記事を書いたライター

執筆者

Mojiギルド編集部

Mojiギルド編集部です。ライティングノウハウやスキルアップなど、ライターさんに役立つ記事を公開していくほか、Mojiギルドからのお知らせ、時には編集部員のつぶやきも…。ライターの皆さまとのコミュニケーションを楽しみながら、大事にしたい!

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