大変だったこと→ポジティブに変換してみた
私がフリーランスを始めて大変だったことを挙げたうえで、ポジティブに変換してみました。
1.収入が劇的に落ちた→お金より時間を優先した
2.保険料が高いうえにもらえる年金が少ない→お金の勉強をするようになった
3.確定申告が大変→税金の仕組みがわかるようになった
4.自分で時間管理をしなくてはいけない→健康的な生活になった
5.自分のスキル力がわからない→コミュニティに所属する
以上、5つについて詳しく解説します。
収入が劇的に落ちた→お金より時間を優先した
私がいきなりフリーランスになった初月の収入は、ウン万円でした。しかも、土日祝も関係なく稼働してこれです。時給に換算したら40~50円程度…。ヤバイですね(汗)
では、なぜ稼げていないのにフリーランスWebライターを始めたのか。それは、私自身が何年もかけずに、いち早くライターになりたいと思ったからです。
つまり収入(お金)が下がってでも、やりたいこと(フリーランスWebライター)に早く着手したかった。お金より時間を選んだわけです。
もちろん、慎重になることも大事です。収入が一気に落ちて困る方もいるでしょう。しかし、私みたいに「えいっ!」って始めてみるのも一つかなと思います。それでもなんとかなっているので(笑)
このように、私は「安定的な収入を得るのではなく、早く始めることが大事」と自分なりにポジティブ変換しました。
保険料が高いうえにもらえる年金が少ない→お金の勉強をするようになった
フリーランスと会社員の健康保険や税金の違いについては、以下です。
会社員 | フリーランス | |
---|---|---|
健康保険 | 社会保険(会社と折半) | 国民健康保険のみ(すべて自己負担) |
年金 | 国民年金と厚生年金 | 国民年金のみ |
表のとおり、会社員は金額の一部を会社が負担してくれるうえに待遇が良いことがわかります。さらに、給料天引きが多く、自分で手続きすることはほぼありません。
フリーランスになると全額負担となります。そのため、保険料が高いうえに厚生年金に加入できないので、もらえる年金も少ないです。
だからこそ、お金の勉強が必要であると感じました。
お金の勉強をしてわかった年金を増やす方法として、以下があります。
- iDeCoへの加入
- 付加年金への加入
- 個人年金保険への加入
おそらく会社員で居続けたら、そこまで考えていなかっただろうなと思います。「今まで関心のなかったお金の勉強ができて、社会の仕組みが理解できる」と私なりにポジティブ変換しました。
確定申告が大変→税金の仕組みがわかるようになった
確定申告とは、1年間の所得(収入など)に対する納税額を算出し、2月から3月にかけて国(税務署)へ報告する一連の流れです。
会社員だと経理担当が処理してくれるので、確定申告の必要はありません。一方で、フリーランスは「1人社長」なので、自ら確定申告する必要があります。
確定申告をポジティブに考えれば、今まで気にしていなかった経費や税金の仕組みを勉強するようになります。
たとえば、会社員時代だと経費で落とす場合は、領収書をもらって経理担当に渡すだけでした。
しかし、フリーランスの場合は「この領収書の勘定科目はなにか」「これは経費で落とせるかな」など考えるようになります。
たしかに確定申告の時期は大変です。しかし、頑張って納税額を算出し、自分の足で税務署へ提出しにいったときの達成感はひとしおです。
フリーランスでなければ、ここまで深く勉強していないだろうなと思います。
自分で時間管理をしなくてはいけない→健康的な生活になった
フリーランスは在宅ワークなので、誰の監視下にも置かれていません。
そのため、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまいます。とはいえ、サボっていてはお金にならないのも事実です。
フリーランスは、この狭間での戦いです。
そのため、不要な時間を削って、仕事に充てる努力をするようになります。
たとえば、
- テレビを観ない
- ゲームをしない
- 夜も働きたいから晩酌をしない
- 休みも関係なく働くために土日祝でも早起きする
そして、朝は白湯を飲みながら読書をする、昼はゆで卵を食べながらVoicyを聴くというルーティン化もできました。
このように、有意義な部分に時間を充てる技術がうまくなります。
「そんな縛りプレイ、自分には無理…」と思う方もいるかと思います。なぜなら私もそう思っていたから。
事実、お酒は絶対にやめられない!と思っていた自分が、今では家では全く飲まなくなりましたから(笑)
大変に思うかもしれませんが、意外にやってみたら苦にならずできてしまうものです。
むしろ健康的な生活が送れてラッキー(笑)ぐらいに思えますよ。
自分のスキル力がわからない→コミュニティに所属する
仕事において会社員だと、間違いや仕事の進め方など上司や先輩が指摘してくれます。組織上、上下関係があって同じ会社の看板を背負っているからこそ教えてくれるわけです。
しかし、フリーランスは「1人社長」なので、指摘してくれる上司や先輩はおらず、クライアントが指摘してくれることも少ないです。むしろ指摘されず、そのまま案件が終了…なんてこともあります。
このように、欠点がわかりにくく自身の成長を感じられないことがあります。
この場合、ポジティブ変換というより解決策に近いですが、オンラインコミュニティに所属してみると良いです。
コミュニティ内で記事を添削してくれる場合があるからです。また、自身の記事じゃなくても、他のライターさんの記事添削でも勉強になります。
さらに、オンラインコミュニティではライター同士の交流もあるので、孤独にもなりにくいです。他のライターさんのスキルレベルもわかりますよ。
フリーランスになるには
「フリーランスになってみたいけど、どうやってなればいい?」
結論、明日にでもなれます。資格やスキルがなくてもできるから。
とはいえ、事前にやっておくと安心なことを、以下にまとめました。
- 約1年間無収入でも生活できるだけのお金を貯めておく
- 事業用のクレジットカードを作っておく
- ポートフォリオを作成する
- あらかじめ実績を作っておく
- 開業届を出しておく
くり返しですが、これらをやらなくてもフリーランスにはなれます。
慎重になりすぎて行動できないよりも、まずは始めてみましょう。
まとめ:ポジティブに変換できれば、大変なフリーランスも楽しいに変わる
この記事をまとめますと、以下。
- 収入が劇的に落ちた→お金より時間を優先した
- 保険料が高くもらえる年金が少ない→お金の勉強をするようになった
- 確定申告が大変→税金の仕組みがわかるようになった
- 自分で時間管理をしなくてはいけない→取捨選択ができるようになった
- 自分のスキル力がわからない→コミュニティに所属する
少し無理やりに変換した部分もあります。要は大変だと思うことをポジティブに変換できれば、なにごとも人生は楽しくなります。
この記事を参考に、フリーランスWebライターにチャレンジしていただけたら幸いです。
この記事を書いたライター
出合美羽
北海道住みのフリーライター。ヒゲがチャームポイント。前職で培った土木や林業・転職の経験を活かしたSEO記事の執筆を得意とする。今後はインタビュー記事やYouTube台本、セールスライティングなどにも挑戦したい。「読者ファースト」を第一に...