文章は簡潔に

文章は簡潔に

まずは、書きすぎて失敗したお話です。

ある記事の一部分だったのですが、「登録の仕方を丁寧に誰でもわかるように説明してください」という指示があり、その部分は文字数指定も多かったです。。

最初に、自分で登録の仕方を確かめながら箇条書きにしてみました。簡単に登録はできるのですが、指定文字数に近づけるためには細かく記載する必要があります。

画面が変わるたびに、「ここに記載されているこの項目をクリックして」などここまで書く必要があるかなと自分でも疑問に持ちながら、なんとか指定の文字数に近づけたことを覚えています。

やっとできあがった文章は、確かにこの通りにやれば誰でも登録はできるだろうと言えるものでした。しかし「長すぎるな、この内容を最後まで読む人いる?」と思ったことも事実です。

それ以外の部分もできあがり、無事提出。数日後、修正依頼が届きました。

さて、どうなっているかと修正内容について見てみると…必死で書いた登録内容は、あっさりとした表現に。この記事は初めて書いた案件だったので自分でもよくわからず、とりあえず文字数を合わせれば良いとしか考えていませんでした。

結局他の部分をもっと膨らませ、登録方法は簡潔に記載し全体の指定文字数に近づければよかったとわかりました。

わかりやすい記事の書き方

わかりやすい記事の書き方

次は、こうすれば記事の内容がわかりやすくなるのか、と思った書き方についてです。

記事を書く際に、表を作成したり箇条書きにしてみたりといろいろ工夫する必要があります。金融系の記事の場合は特に必要かもしれません。

ある記事を書きながら、この内容を比較するために「表にした方が読者が理解しやすいだろう」と考え作成してみました。自分なりにわかりやすくなっていると思っていたほどです。

次に、「数字についてまとめる必要はあるけれど、箇条書きの方が読みやすいかもしれない」と思い文章にした箇所がありました。

うまくできたなと思いながら提出。しかしこの記事に関しては全く逆がよかったようです。

自分の中では、比較するものに対して表を使うとわかりやすいかと思っていましたが、内容によっては箇条書きでまとめ、違いを説明するやり方があると学びました。また必ずしもすべてではありませんが、数字を使う際は表を使ったほうが整理しやすくわかりやすいと言うことも理解できました。

ベテランライターさんにとっては当たり前のことでも、まだまだ駆け出しライターです。記事の作成には慣れていません。記事を書くことで多くのことを吸収できます。

リサーチしすぎてまとまらず

リサーチしすぎてまとまらず

最後に、リサーチしすぎてダメだった記事について説明します。

金額・割合・人数など、参考にするサイトからの数値に関して間違えてはいけません。数字が関係する記事を書くときはとても気を遣います。

こちらも金融系の記事を書いていたときでした。記事の内容を充実させるために、詳しい数字を記載しているサイトはないのか必死に探しました。いくつか参考になるものを見つけ出し、確かめていきます。この記事は県によって金額が違う、平均値を計算して出さなければならないなど、どの数字を用いれば良いのか悩み、数字に関してとても苦労しました。

しかし、私は調べることは苦にならず、むしろ新しい知識が得られると考える性格のため楽しい作業でした。さらに、どうせ調べるならより詳しいものを見つけ出そうと思い、リサーチに非常に時間をかけてしまいました。

参考にすべき数字は十分に集まり執筆開始。この部分にはこの数字を入れ、こちらには計算したこの数値を入れてと、金額や数字に関わることはすべて記載しました。

結果的に調査のしすぎでした。実は、自分が見つけた二つのサイトの数字だけでこの記事は書けたのです。詳しく書こうという気持ちがかえって空回りしていました。数字が細かすぎ、内容はよくても読みにくい文章になっていたのです。

この経験から、詳しいことが良いとは限らず、かえって記事がわかりにくくなることがあると学びました。

失敗から学ぶこと

まだまだ記事を書く際にはリサーチに時間がかかり、必要な情報とそうではない情報の区別がわからず壁にぶつかる時もあります。しかし、経験を積むことでそのような問題は徐々に解消されるでしょう。

経験したことがないものに関しては、皆初めは初心者です。失敗からは非常に多くのことを学べます。初めてだからと恐れずに、前に進んでいくことが大切なのではないでしょうか。

いつになったら駆け出しという称号が取れるかわかりませんが、この失敗談が少しでもライターを目指している方や、私と同じ初心者ライターさんの励みになれば幸いです。

この記事を書いたライター

執筆者

Ryomahan

薬剤師資格を持つライター。医療業界における薬剤師のあり方に疑問を抱き早期退職。趣味のウクレレ・サックスを演奏したり、英会話を習ったりして気楽に過ごしていたが、薬剤師としての経験を文章で役に立てることはできないかと思いライターに...

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