LINEのやり取りで心がけていること
ライターの私が普段LINEのやりとりで意識しているのは「相手にいかに簡潔に、そしてわかりやすく伝えられるのか」ということです。
たとえば友人からイベントからの誘いのLINEが来た時に、以下のような文章が送られてきたらどうでしょう?
「おはよー!今度〇〇のイベントがあるんだけど、一緒に行かない?」
ライターになる前の私はこのような文章を送っておりましたが、上記の文章では「いつ」「どこで」「何時から」という具体的な内容が記載されていません。そのため相手とのやり取りを何度か行う必要があります。
LINEは気軽に連絡を取りやすいツールのため、イベントの場所や時間など気になる点はすぐに聞けます。しかし相手に「いつ?どこで?」という不明点を抱かせずに、文章を読んだら1回で自分の予定を確認できるという、次の動作にスムーズに取りかかれるようにした方が相手の負担を少し軽減できるのではないかと考えています。
現在ライターである私が友人をイベントに誘うのであれば、以下のようなLINEを送ります。
「おはよー!今度〇〇のイベントがあるんだけど、一緒に行かない?
詳細を下に書いておくね!スケジュール確認してみてー!
・日付:〇月〇日(土) ・時間:13時~15時 ・場所:〇〇公園(池袋駅付近)」
いかがでしょうか?相手がスケジュールを確認するという次の動作に移ることが可能なうえに、ランチはどうするか、集合場所はどうするかといった次の会話に進みやすくなるはずです。
「相手にいかに簡潔に、そしてわかりやすく伝えられるのか」はクライアントとのやり取りで非常に重要です。クライアントが何度もやりとりをしなくて済むように、伝えるべきことを簡潔にまとめて伝えることは非常に大切なスキルなのです。
友人や家族など身近な人たちとのやりとりでも意識していくと、さらに文章力向上につながっていくでしょう。
相手に負担がかかってしまうLINEのメッセージとは?
LINEで相手がストレスを感じてしまうメッセージはどんな文章か考えたことがあるでしょうか。私が思う相手に負担をかけているメッセージは、重要なことが長文で書かれている文章です。
実際に、具体例を挙げていきましょう。設定として、以下のようにしておきます。
- 12月26日18時~〇×ホテルで社員交流会がある
- 社員交流会に参加できない人は8日までに加藤へ伝える
- 交流会の中でプレゼント交換会が行われるため、予算 1,000円までのプレゼントを各自用意の上、20日までに斉藤に手渡ししてほしい
この設定を踏まえて、以下のような文章がLINEで送られてきたらどのように思いますか?
「お疲れ様です!12月26日18時~〇×ホテルで社員交流会をやります。社員交流会に参加できない人は8日までに加藤までお声がけください。交流会に参加される方は、交流会の中でプレゼント交換会を実施するため、予算1,000円以内のプレゼントを用意していただき、20日までに斉藤に手渡ししてください。」
伝えなければいけないことは文章に盛り込まれていますが、重要な事項が文章の中に盛り込まれすぎていて、読んだ相手はいつまでにどのような行動をするべきなのかわからず、何度も文章を読み返す手間がかかります。
それではライターの私であれば、どのような文章にするかというと以下のようにします。
「お疲れ様です!12月26日に社員交流会+プレゼント交換会を行います。
詳細は以下の通りです。
【社員交流会】
・日付:12月26日 18時~
・場所:〇×ホテル
・社員交流会の中でプレゼント交換会を実施
【皆さんへの依頼事項】
・交流会に参加できない方は8日までに加藤にお声がけください
・プレゼント交換会のプレゼントは予算1,000円以内で各自で用意をお願いします。用意したプレゼントは20日までに斉藤へ手渡ししてください。
いかがでしょうか?文章になっているよりも【】で区切り、それぞれの詳細を書いたほうが読みやすくなり、何度も読み直す必要がなくなったと思います。
読みやすい文章というのは、目視だけでも読みたいと思える文章で、何度も読み直さなくても自然と頭に入っていく文章です。自分だったらどんな文章が読みやすいのかを考えてみると、ライター活動でも考える力が活かされていくでしょう。
ライターはLINEなど普段使うツールから伝わりやすさを意識した文章を作っていこう
ライターは常に相手がどんな文章であれば読みやすいのか、理解しやすいのかを考えておくことが大切です。たとえメッセージの送り先が友人や家族であっても、どんな状況においても相手のことを考えた文章をつくりたいと思うことが重要なのです。
常に相手のことを考えた文章を書いていけば、相手が読みやすい文章を自然と書けるようになります。ライターとしてのスキルは格段に上がりますし、何よりクライアントとのやり取りでも非常に喜ばれるため、いいことしかありません。ぜひ日常のLINEからライティングスキル向上を目指していきましょう。
この記事を書いたライター
せんゆき
専業Webライター。旅行とキャンプとスイーツをこよなく愛す自由人。金融機関に7年ほど勤めていたものの、より自分らしい生き方を目指すべく退職。現在は自分の好きな場所・好きな時間でライター活動を行っている。読者さんがわくわくするような...