Webライターが応募する企業を見つける方法
企業への営業をする前に、まずは相手先を探す必要があります。
(1)SNSを使う
(2)検索エンジンを使う
(3)Wantedlyを使う
特に、無料で利用できるSNSを使って企業を探すのが効果的です。
(1)SNSを使う
X(旧Twitter)やInstagramには、数多くの企業アカウントがあります。
業種や地域で検索し、該当する企業アカウントをフォローしてみましょう。ライター募集の投稿をしていなくても、プロフィールに常時ライターを募集していると記載しているケースがあるためです。
企業アカウントだけでなく、経営者のアカウントをフォローするのも効果的です。経営者は決裁権を持っているので、直接経営者にアプローチして案件を獲得できます。
私は、とある企業の経営者をフォローしてアプローチした結果、継続的に案件をいただけるようになりました。
日常では会えないような企業や経営者にアプローチできるのが、SNSの魅力です。
(2)検索エンジンを使う
企業に直営業する方法として一般的なのが、ホームページのお問い合わせから提案文を送る方法です。そのためには、検索エンジンで企業を検索する必要があります。
自分が執筆してみたいジャンルで企業を探し、ホームページを持っている企業のリストを作成していきます。リストと聞くと難しく聞こえますが、以下の点がわかれば営業可能です。
- 企業名
- URL
- 業種
検索エンジンからリスト作成をする際は、企業数が多くなり過ぎないように自分が執筆したいと思う条件で絞って検索してみましょう。
(3)Wantedlyを使う
Wantedlyは、情報発信に積極的な企業が多く集まっています。そのため、メディアを持っていたりコンテンツ制作を受注していたりする企業が多く、Webライターの需要があるのがメリットです。
また、Wantedlyは以下のような情報を把握できます。
- 事業内容
- 社内の雰囲気
- これからのビジョン
ジャンルが合っても、担当者や社風と合わないと継続的に案件を続けられません。Wantedlyは相手企業の雰囲気を掴みやすいので、営業経験が少ないWebライターにおすすめです。
Webライターが企業に直営業するメリット
Webライターが企業に直営業するメリットを紹介します。
(1)ライバルが少ない
(2)単価交渉しやすい
(3)ライティング以外の業務を巻き取りやすい
クラウドソーシングサイトで案件を受注できない人は、ライバルが少ないので特にメリットが大きくなります。
(1)ライバルが少ない
企業への直営業は、ライバルが少ないというメリットがあります。
クラウドソーシングサイトでは、1つの案件に応募者が10人や20人殺到することも珍しくありません。企業に直営業するWebライターは少ないので、必然的に提案を見てもらいやすくなります。
どんなに文章が優れていても、応募者の目に留まらないと契約に至りません。ライバルが少ない場所で営業を続けることで、受注の確率は高くなります。
(2) 単価交渉しやすい
ライター募集への応募は、あらかじめ単価が決まっているため単価交渉はしにくいと感じます。企業へ直営業する際は前提条件がないので、先に単価を提示しやすい点がメリットです。
また、ライターやディレクターがライター募集している際は、案件を受注してもエンドクライアントと直接単価交渉はできません。直営業で契約した案件は、相手企業の工数を減らせるようになった際に直接単価交渉が可能です。
単価交渉する際は、その単価を提示する理由を明確に伝えるように工夫しましょう。
(3)ライティング以外の業務を巻き取りやすい
企業へ直営業する際は、ライティング以外の業務を巻き取りやすくなります。仲介者がいる場合やチームで案件制作する場合は、役割が決まっているので他の業務を巻き取りできないケースが多々あります。
相手企業と直接つながることで、ライティングだけでなく構成作成や入稿、画像作成などの業務を巻き取りできると提案しやすいのがメリットです。パソコンやコンテンツ制作に慣れていない企業は、自社の工数を減らせるのでお互いにメリットになります。
私はWebライターですが、相手によってはホームページ制作やSNS代行なども提案しています。大切なのは、相手の悩みを解決することだと考えています。
Webライターが企業の直営業を成功させる秘訣
企業への直営業を成功させるためには、以下のような秘訣があります。
(1)SNSで企業や経営者のアカウントをフォローしていく
(2)企画を持ち込む
(3)自分が利用している店舗や知人の事業主に声をかける
少しでも多くの人に知ってもらうために、あらゆる場所で営業をかけていきましょう。
(1)SNSで企業や経営者のアカウントをフォローしていく
SNSで提案する際は、企業や経営者のアカウントをフォローしていきます。フォローされていない人から提案されるよりも、フォローしてくれている人からの提案の方が話を聞いてみようという気持ちになりやすいためです。
また、企業や経営者の投稿にいいねや引用することで、相手の印象に留まりやすくなります。自分から積極的に関係を作り、存在を認知してもらいましょう。
(2)企画を持ち込む
提案する際に、自己紹介とポートフォリオだけ送っていませんか?すでにWebライターに業務委託している企業はポートフォリオを見て採否の判断ができますが、メディアやWeb
ライターに面識のない企業は自社にとってのメリットを見出せません。
提案する際は、記事の企画を一緒に送りましょう。タイトル、想定読者、記事の目的、要点をまとめたものを1〜2つ作ることで、「〇〇さんと仕事をするとこういう記事を作ってもらえるんだ」とイメージしやすくなります。
まだメディアを持っていない企業の場合、メディアを作るところから依頼されるケースもあります。ホームページを見ながら企業の特徴や顧客のイメージを膨らませてみましょう。
(3)自分が利用している店舗や知人の事業主に声をかける
普段自分が利用している店舗や知人の事業主は、あなたがWebライターをしていると知っていますか?もし知られていないなら、どんどんアピールしてみてください。
インターネットやSNSにはWebライターが数多くいます。しかし、身近な場所でWebライターをしている人は意外と少ないものです。
私も10年ぶりにお会いした事業主にWebライターをしていると伝えた結果、コンテンツ制作を依頼されました。
面識のない企業やオンラインのWebライターに依頼するのを躊躇している店舗や事業主は意外と多いので、面識あるあなたへ依頼したいと考えてもらえる可能性があります。Webライターの案件は、身近にもあります。
企業への直営業はWebライターの収益安定につながる
企業への直営業は、Webライターの収益安定につながります。SNSや検索エンジンを活用して、積極的に企業との関わりを作ってみましょう。
提案する際は、記事の企画を提示することで相手に依頼するメリットを伝えやすくなります。さらに、馴染みの店舗や知人の事業主にWebライターをしているとアピールすることも効果的です。
ライターの仕事は、オウンドメディアの記事執筆だけではありません。ホームページのライティングや社内ペーパー、メルマガ執筆など多岐にわたります。
あなたが持っているスキルは、企業にとってとても価値のあるものです。マッチングできなくても怒られることはないので、積極的に提案していきましょう!