最優先するべきはイス

最優先するべきはイス

疲れにくいデスク環境を作る上で最も大切なのはイスです

その理由は最も体に触れている部分が大きく、体に与える負担の影響が大きいからです。適切な姿勢でイスに座って作業を続けることで、関節に入ってくる負担を減らし、首・肩・腰のコリが減少。長時間集中して作業を続けられるようになります。

ここでは、適切なイスのセッティングの仕方や選び方について解説します。

深く座って背もたれに体重をかけることが大切

長時間集中できる座り姿勢を作るために大切なのは座面に深く座り、背もたれにしっかりともたれかかること。お尻・太もも・背骨にかかる負担を分散してくれます。

座面に深く座ることで、お尻から太ももの裏が座面に触れる面積が増えます。座面に触れる面積が増えることでお尻・太ももの裏にかかる体重の負担が分散し、疲れにくくなります。

逆に、浅く座ることで体重がお尻に集中的にかかってしまい、お尻が疲れやすくなり、痛みを感じることにつながります。ですから、座面に深く腰かけて座ることが大切

さらに、背もたれがあるイスの場合は背中全体でしっかりともたれかかるようにしましょう

深くもたれかかることで、背骨にかかる上半身の負担を背もたれに分散することができ、背中全体の筋肉の負担が軽減。疲労や痛みを感じにくくなります。

そのため、座面には深く座り、背もたれにはしっかり背中全体をくっつけるようにしましょう

これからイスを選ぶ基準として、十分な広さの座面と背中全体をサポートしてくれるイスを選ぶと良いでしょう。

両足の裏がつく座面の高さに設定する

座面の高さは関節・筋肉への負担を軽減するためにとても大切。両足が床につく高さに設定することで、足に体重を分散させることができて負担を軽減することができからです

両足が地面から浮いた状態で座ってしまうと、足に体重を分散させることができず、お尻・ももの裏・背中などに負担が大きくなってしまいます。

ですから、座面に深く座り、背もたれにしっかりと寄りかかった状態を作った上で、両足の裏がべったりと床につく高さに設定すると良いでしょう。

イスの高さを両足の裏がベッタリと床につくように設定すると、デスクの高さが合わなくなり作業しにくくなることがあります。この場合は、フットレストなどの足台を利用して、足の裏全体を乗せると良いでしょう。

肘掛けを適切な高さに設定

肘掛けがあるイスはできるだけ肘掛けを利用するようにしましょう。肩への負担を軽減することができます。

肘掛けに肘を乗せることで、腕を支えている肩の筋肉の負担が軽減し、首・肩こりを和らげることにつながります。ですから、肘掛けを積極的に活用した方が疲れにくく集中が続く姿勢になります。

肘掛けの適正な高さは、二の腕が真っ直ぐ降りた or 少し前側に角度がついた状態の肘の高さです。

肘掛けの高さ調整機能があるイスは適切な高さ設定をしましょう。高さ調整機能がなく低すぎる場合は、高さを増すために肘掛けクッションを利用すると良いでしょう。

高すぎる場合はクッションを座面におき、座る高さを出すようにしてみましょう。座面を高くすると、足が浮いてしまう場合がありますが、フットレストを利用して足の裏を地面にしっかりとつけるようにしましょう。

中古ワークチェアで安く高機能のイスを買おう

藤本はハーマンミラーのセラチェアというワークチェアを利用しています。

以前は楽天で買った1万円くらいのよくわからないイスでしたが、壊れたのを機に新しいものを購入しました。

座面は適度なサイズと固さでお尻・ももの裏が痛くなりにくく、背もたれも人間工学に基づいて設計され、背中への負担を分散してくれます。さらに肘掛けの高さが調整できるため、肩への負担も大きく軽減してくれます。

すでに生産中止になっていますが、新品で買うと12万円を超えるワークチェア。なかなか手を出すのは怖いなと思っていましたが、中古オフィス用品ショップを見ていると状態が良いものが送料込みで38,000円で販売されていました。

中古オフィスチェアは新品に比べるとかなり安く購入できるのが特徴です

状態によりますが、中古で探すと新品の半額〜1/4程度の価格で購入できるものも多数。これなら失敗しても納得しやすいかなと思います。

保証の有無の違いや、商品の状態の違いなどはありますが、良いイスは明らかに生産性を上げてくれますから試してみることをおすすめします。

モニターの高さを調整して首の負担を減らそう

モニターの高さを調整して首の負担を減らそう

疲れにくく、集中できるデスク環境を作るためにはモニターの高さもとても大切。適切なモニターの高さは良い首のポジションを保ち関節への負担を減らします

ライティング作業をする上でライターはモニターを必ず見る必要があります。

モニターを見るときに位置が高すぎても低すぎても首の位置が適切なポジションからズレてしまいます。そうなると頭蓋骨を保持するために首周辺の関節と筋肉に余計な負担がかかり首・肩こりの原因につながります。

適切な首のポジションは顔の面が「壁」に対して平行かほんの少し下を向くくらいの高さ。ですから、モニターの高さがこのポジションに固定されるように高さ調節を行うと良いでしょう。

デスクトップの場合、モニターアームや高さ調整機能のあるモニタースタンドを利用し高さを調整してみましょう。

ノートパソコンの場合はパソコンスタンドなどを利用し、モニターの高さを高くし、適切な首の角度に調整しましょう。

キーボードはテンキーレスがおすすめ

キーボードはテンキーレスがおすすめ

キーボードはテンキーレスがおすすめ。腕の移動距離を小さくすることで肩の負担を減らすことができます。

キーボードにはフルサイズキーボードとテンキーレスキーボードがあります。一般的にフルサイズキーボードはテンキーと呼ばれる数字や四則演算記号などをまとめて配置した部分が右側にあります。

一方で、テンキーレスキーボードはテンキーがないキーボードのこと。フルサイズキーボードよりも横幅が短くなります。

ライターはキーボード中心の作業とはいえ、ある程度マウスを利用します。そのため、マウスまでの距離が長いと移動するための負担が積み重なって疲労につながります

ですから、数字入力を多くするようなテンキーを必要とする人でなければテンキーレスキーボードにして移動する距離を小さくすると負担が減るでしょう。

デスク環境は生産性に直結する

デスク環境は生産性に直結する

1記事当たり、または1文字当たりで収入を得るライターにとって集中できる時間を長くすることはとても大切。長時間集中力を継続することで、記事をより短い時間で執筆することにつながるため、生産性の向上につながるからです。

そのためには、体に負担のかからない疲れないデスク環境を作ることが大切になりますが、イス、モニターの高さ、キーボードの順に大切になります。デスク周りの環境を適正化し集中力を持続させて、より良い記事を多く作っていきましょう。

この記事を書いたライター

執筆者

フィットネスライター藤本

現役のパーソナルトレーナーでライター。ダイエットや体型改善のコーチングを行いつつ、正しいフィットネス情報を広めて、少しでも多くの人を今よりも健康にするためにフィットネス専門ライターとして活動中。バスケットもプレイししており、審...

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