ライターに専門は必要なの?

ライターに専門は必要なの?

ライターとして活動するのに、専門分野は絶対に必要ではないと私は思っています。

ライターは、キーワードの内容をリサーチして文章を書き、読み手の疑問を解消したり、行動してもらったりするお手伝いをするのが仕事です。つまり、適切にリサーチし、わかりやすく結論をまとめられれば、専門知識は必要ありません。

「高山さん、それじゃああなたが金融と不動産ジャンルを専門にしているのはなぜ?」という声が聞こえてきそうです。

専門分野を必ずしも持っておかなくても良いものの、「専門分野を持っていたほうが良い」というのが、私の正しい回答となります。

ライターで専門分野を持つメリット

ライターで専門分野を持つメリット

ライターは専門分野を持っていたほうがいいのは、持っていないよりも強みがあるからです。ここでは、どんなメリットがあるのかをお話したいと思います。

執筆しやすい

専門分野を持ったほうが、特化しているジャンルに関する記事の執筆がしやすいメリットがあります。

まったくわからないジャンルだと、調べても読むのに時間がかかりますよね。しかし、自分の専門分野があると、すらすら内容を理解できるため、リサーチの時間が格段に減ります。結果、1記事の執筆時間が短縮でき、同じ時間で書ける記事数が変わるでしょう。

得意なジャンルを持つことで、執筆時間を減らせるため、他の案件へ挑戦する他、自分の時間を増やせます。

差別化できる

記事を実績として公開できないケースが多いものの、専門としているジャンルの資格や実績をアピールポイントにでき、他のライターとの差別化を図れます。

専門分野に関する資格や経験を持つことは、ライターとしての強みです。私であれば、金融や不動産ジャンルと関係がある、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格をアピールポイントの1つとしています。

専門分野を持ち、他のライターと差別化することで、案件への応募時に採用されやすくなるでしょう。

単価を上げやすい

専門分野を持ってライター活動することで、専門ジャンルの記事を執筆する際、単価が上げやすくなるのがメリットです。専門分野に精通しているライターが書く記事は、「品質が高く、信頼できる」とクライアントから判断されやすくなります。

応募する案件に関連するジャンルの資格や経験がある場合には、アピールすることで高単価案件であっても採用されやすくなるでしょう。

ライターとして活かせる専門性はどうやって身につけられるの?

ライターとして活かせる専門性はどうやって身につけられるの?

私の場合、金融企業に勤めていた頃に、2級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得しました。また、大学は法学部出身です。そのため、保険や投資・不動産関係の分野に抵抗がありません。

一方で、私の得意なジャンルは、苦手な人が多いのが現実。働いていたときには「金融なんて難しい言葉ばっかりで全然わからないよ」とよくお客様から言われていました。しかし、金融や不動産の情報は、人が生活していく上で欠かせません。

どうやったらお客様が抵抗なく難しい用語を理解できるのかを考えながら、商品の案内や説明をしてきた経験がそのままライターに活かされています。実は、私の場合、専門分野を持つために特別なことはしていません。

過去の経験を活かすことが専門につながります。あなたは他の人よりも、ちょっと得意なことはありますか?

  • 学生時代の部活動
  • アルバイト
  • 趣味
  • 過去の勤務経験
  • 子育て


上記のような経験は、きっとあなたの専門です。

また、いくつかの執筆を経験した上で、楽しく書けるジャンルやすらすら書けるジャンルが見つかるかもしれません。さまざまなジャンルに挑戦し、得意なジャンルを探してみるのがおすすめです。

また、「このジャンルの記事を〇件以上執筆経験がある」は、ライター実績として十分です。そのため、専門分野を持ちたいからといって、無理して資格を取る必要はないと私は思います。ライターとして活動していくうちに、必要だと思った資格があった場合に、取得に挑戦するのがおすすめです!

ライターは専門性を磨く前に基礎を作ろう

ライターは専門性を磨く前に基礎を作ろう

ライターは専門分野を持ったほうがメリットが多くありますが、それよりもライターとしての基礎を学ぶことが重要です。

いくら専門的な知識があり、誰よりも詳しくても、専門用語の羅列やだらだらとした長い文章では読みたくなくなりますよね

サイトの訪問者に途中で「読みたくないな」と画面を閉じられてしまったら、クライアントの利益になりません。長期的に契約してもらえなければ、安定した収入を得られないため、ライターとして活動し続けるのは難しいでしょう。

専門分野を持つための資格の取得よりも、まずは下記のようなライターとしての基礎を学ぶのがおすすめです。

  • ライティングの型(PREP法・SDS法など)
  • 引用ルール
  • 漢字の閉じ・開き
  • 文末表現
  • WordPressの使用方法


サイトに来てくれた人にわかりやすく伝えるためのテクニックが複数あるため、ぜひ調べてみてください。講座や本・インターネット・SNS・YouTubeなどで、無料でたくさんの情報を得られます。

他にも、レスポンスの早さや、クライアントが定めたレギュレーション(決まり)、納期を守るなどの基本的なところを徹底しましょう!

ライターに専門分野は必要ないけど、あった方がいい

ライターに専門分野は必要ないけど、あった方がいい

ライターとして活動する最初のうちは、専門分野を持つ必要はないと私は考えます。しかし、さまざまなジャンルの記事を執筆していくうちに、得意なジャンルに特化しているはずです。

ライターとして大事なことは、専門性よりもクライアントと記事の読み手のことを考えながら仕事することだと私は思います。基本的なコミュニケーションを大切にしながら、誰にでもわかりやすい記事を執筆することから始めましょう。

この記事を書いたライター

執筆者

高山さとみ

「わかりやすく伝える」がモットーの幼稚園児を育てる専業ライター。ジャンル問わず楽しみながらライター活動しています。なかでも、金融営業・営業事務の経験から得意ジャンルは金融・不動産。FP2級・料理とパンのライセンス資格を持っています。

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