家族との時間を大切にするためにライターの道へ

家族との時間を大切にするためにライターの道へ

――まず、高山さとみさんの経歴を教えてください。

大学を卒業後、大手の金融企業へ入社し、営業として仕事をしていました。

チーム営業成績全国3位になり結果を残せたことや、お客様との信頼関係を築いていける営業の仕事はとても楽しかったです。しかし、勤務時間がとても長く、休日出勤も当たり前だったため、長く勤めていくのは難しいと考え、退職を決意しました。

退職後は、大学在学中から興味があったインテリアメーカーとご縁があり、営業事務として数年勤めました。

その後、結婚をきっかけに退職し、子どもに恵まれました。専業主婦として子育てをしていく中で、ライターという職業を知り、活動するようになりました。

――専業主婦からライターになりたいと思ったきっかけはなんですか?

子どもの傍にいながら自分にできることをしたいと考えていた中で、ライターという職業と出会ったことがきっかけです。

中学生の頃から文章を書くのが好きで、ブログやサイトの運営をしていました。昔から小説を書くのが趣味で、文章を書くことを仕事にできたら良いなと考えていたんです。

長く仕事に就いていなかったため、経歴や資格がマストではないライターは、社会人経験が少ない私でもできるかもしれない、というのもあります。

ライターという職業を知り、すぐにパソコンを買いに行きました!(笑)

活動を初めて2年以上経った今では、家族や友達との時間を大切にしながら、誰かの役に立てる仕事だと思っています。

ライターという職業との出会い、その後は?

ライターという職業との出会い、その後は?

――ライターになるためにどのようなことをしましたか?

インターネットで検索してクラウドソーシングサイトを知り、すぐに登録しました。ライターに向いているかどうかはやってみないとわからないので、初心者歓迎の案件を探し、挑戦してみることにしました。

当時はSEOという言葉も知らず、ライターに関する本を買って読んだり、調べたりして、子どものお昼寝の時間に少しずつ自己流で学んでいきました。3年ほど専業主婦をしていたこともあり、日々成長していくのが楽しくて仕方ありませんでした。

文章を書くこと自体好きだったので、現在も勉強しながら楽しく執筆しています!

――現在のライターとしての仕事内容や働き方を教えてください。

金融企業に勤めている間に、2級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得したため、金融や不動産の記事を執筆することが多いです。

ただ、新しいことを知っていくのが楽しいため、リサーチできる内容であればジャンルを問わず、どんどん挑戦しています。

現在は、子どもが幼稚園へ通っている間や、預かり保育・習い事の時間に、家事と平行しながら執筆するという働き方です。

これからも成長につながると感じたことには、積極的に取り組んでいきたいと思っています!

――ライターをしてみてどう思いますか?

執筆していくことや、クライアントさんとのやり取りが楽しく、専業主婦として生活している時よりも、私にとって格段に楽しい日々を送っています。

ただ、子どもが風邪を引いたときは大変で…。納期に余裕を持って引き受けているつもりでも、計画通りに進まないのが子育てですね。

幼稚園を休んでいる間はほとんど執筆できないので、寝かしつけの後や朝早く起きてパソコンにかじりついている日もあります。

――ライターとして大切にしていることを教えてください。

納期を守ることです。私は会社員としての経験が同世代と比べて多くありません。ですが、クライアントとの信頼関係が何よりも大切だと、少ない社会人生活の中で学びました。

納期を守ることは、ライターとして信頼していただく上で、もっとも重要だと思っています。子どもが風邪を引いて、なかなか仕事ができなくても、そこだけは貫いています。

同じ月にインフルエンザとコロナに家族みんなでかかったときは「終わった…」と思いましたが、なんとかなりました。今後、体調管理をしっかりしていきたいです。

自分自身の人生を歩めるライターへ

自分自身の人生を歩めるライターへ

――将来の夢を教えてください。

いつでも手を止めて子どもの話を聞いてあげられるお母さんになりたいです。

この先、子どもが成長していく中で、壁にぶつかることや挑戦したいことがあるかもしれません。そんなときに、手を止めて子どもの話をじっくり話を聞いてあげたいです。

また、やりたいことを金銭面であきらめて欲しくないため、教育資金を貯めていきたいと思っています。

ライターは家にいながら働ける職業なので、自分の時間を取りやすく、子どもにも向き合えます。母親でありながらも自分自身の人生を楽しみ、子どもと全力で過ごす日々をこれからも送っていきたいです。

今よりも時間的・金銭的に余裕を持つためには、ライターとして成長していくことが大前提となるので、勉強して実力を伸ばしていきます。できることにはなるべくトライして、経験を積んでいこうと思います!

――今後の目標ややりたいことがあったら教えてください。

子どもがいて仕事ができないと悩んでいるお母さんたちに、ライターという働き方もあるのだと伝えていきたいです。

子どもの預け先がないと仕事を探せない、仕事がないと預け先を探せない…そんなジレンマに陥っている方が多くいます。ライターは魔法のようにラクに稼げる仕事ではありません。でも、少しずつ実力をつけてステップアップしていけば、しっかりとした収入につながります。

社会とのつながりがなくなることや、生活が厳しいと感じている方の力に少しでもなれたら嬉しいなと思っています。時間の余裕がなく、身動きが取れないと感じている人こそ、ぜひライターに挑戦して欲しいです。

この記事を書いたライター

執筆者

高山さとみ

「わかりやすく伝える」がモットーの幼稚園児を育てる専業ライター。ジャンル問わず楽しみながらライター活動しています。なかでも、金融営業・営業事務の経験から得意ジャンルは金融・不動産。FP2級・料理とパンのライセンス資格を持っています。

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