そもそも「SEO」とは?

そもそも「SEO」とは?

SEOは、「Search Engine Optimization」の略称で、訳すと「検索エンジンの最適化」となります。つまり、GoogleやYahoo!の検索結果に自分が作成したブログが一番上に表示されるイメージです。

検索エンジンの上位に自分のブログ記事が上がれば、「検索エンジンの評価が高い」と評価を受けられます。上位表示されたページほど読んでもらえる確率が上がるため、SEO対策はブログを運用する中で必須のスキルです。

ブログでSEO対策をする目的とは

ブログでSEO対策をする目的とは

ブログでSEO対策をする目的としては、「検索上位に表示されることで訪問数を増やしたいから」です。日記のようなブログであれば別ですが、ブログで収益を得たい人は、アクセスが増えれば増えることで収入も大きく見込めます。

さらに、検索の上位に表示されると広告費などの費用を削減できます。ブログのアクセスが増えずに悩まれている方は、SEO対策を怠ってはいけないという事実を覚えておきましょう。

ブログのSEO対策で抑えておきたい基礎知識9選

ブログのSEO対策で抑えておきたい基礎知識9選

いきなりブログのSEO対策を行おうと思っても、何からしたらいいかわからない方も多いでしょう。なんとなくやるのではなく、まずは下記のブログのSEO対策で抑えておきたい基礎知識を学んでみましょう。

    1.キーワード選定
    2.適切なタイトルキーワード配置
    3.記事の内容にはオリジナルの要素を含めていく
    4.画像にaltタグを設定
    5.適切な内部リンク
    6.ブログの表示速度を意識
    7.見やすいパンくずリストやナビゲーションメニューを設置
    8.E-A-Tを意識
    9.YMYLを避ける

1.キーワード選定

ブログで記事を書き始める前に、しっかりとキーワードを選定しましょう。

需要のあるキーワードを選ばなければ、どれだけ読者にとって有益な記事を書いてもユーザーが集まりません。

とはいえ、需要の高すぎるキーワードの場合を選んでも、検索上位が大手メディアなど競合ばかりであれば、個人のブログを検索上位に表示させるのは難しいです。

そのため、ユーザーの検索ニーズをしっかりとリサーチし、いくつか有力なキーワードを探してみましょう。検索ボリュームが100〜1,000くらいである比較的競合の少ないものを選んでみてください。

個人のブログ記事を伸ばしていきたい場合は、複数の語句を掛け合わせた「ロングテールキーワード」の活用も検討してみてください。

2.適切なタイトルキーワード配置

ブログ記事のタイトルを作成する際は、上位表示を狙いたいキーワードを入れましょう。

キーワードを含めれば、記事が何について書かれているのかをGoogle側で判断しやすくなります。ユーザー側も「求めている情報が手に入りそう」だと判断できるため、タイトルから記事をクリックしてもらえる可能性も見込めてきます。

例えば、今記事のキーワードが「seo ブログ」を狙っている場合、「ブログのSEO対策総まとめ!基礎知識や記事作成のコツ」とキーワードが自然に含まれております。今後ブログ記事のタイトルで悩まれた際は、適切なキーワード配置を意識しながら作成しましょう。

3.記事の内容にはオリジナルの要素を含めていく

ブログ記事の内容を執筆する際は、オリジナル要素を積極的に取り入れて価値を高めましょう。

ユーザー側に「他の人の記事で書いてある内容しか書かれていない」と判断されてしまう状況が続けば、検索上位を狙うのが厳しくなります。

とはいえ、オリジナルな要素だと書き方に困ってしまうこともあるため、迷ったときは

・体験談
・自分が思った意見や感想
・「自分が読者なら欲しい」と思った情報

など、検索した人が欲しい情報と組み合わせて執筆してみましょう。

4.画像にalt属性を設定

ブログ記事内で画像を使用する際には、alt属性を設定しておきましょう。

alt属性とは、画像に設定できるテキスト情報のことです。検索エンジンは、画像認識精度に関してそこまで高くないため、alt属性から「どのような画像なのか」を認識するため、事前に設定しましょう。なお画像が表示されない場合には、alt属性に記載された文字だけが表示される仕様となっております。

5.適切な内部リンク

内部リンクとは、ブログ記事内で他の記事に誘導するリンクのことです。例えば、

・ 「ブログの始め方」の記事内に「Woropresへの入稿方法をまとめた記事」へのリンクを設置する
・ 「副業からブログで月5万円稼ぐステップ」という記事の中に「副業から確定申告する方法」へのリンクを設置する

など、一つの記事に関連する別の記事が用意できている際は、積極的にリンクを設置しましょう。内部リンクを設置すれば、検索エンジンの仕様で「サイトを巡回しやすい良質なコンテンツ」と評価してもらえることも。

検索した人の「もっと知りたい」というニーズに応えられているため、自分のブログ内に滞在する時間も増えます。こういった些細なことも、SEO対策の一つとなってきます。

6.ブログの表示速度を意識

ブログサイトの表示速度が遅い場合、ユーザーがストレスを感じ、ページから離脱してしまうことも。表示速度が遅い原因は、画像のサイズや容量が適切ではない(大きすぎる)といった問題がほとんどです。

Googleの研究によれば、ページが表示されるまでにかかる時間が1秒から3秒になると32%、5秒になると90%が離脱すると言われております。WorPressを使用されている場合、画像をアップロード時に自動的に圧縮してくれるプラグイン機能があるため、こちらを活用してみましょう。

なお、表示速度はGoogle アナリティクス PageSpeed Insightsを使って測定できるため、自分のブログを更新する際は細かく確認してみると効果的です。

7.見やすいパンくずリストやナビゲーションメニューを設置

パンくずリストとは、ブログコンテンツの上部、または下部に設置されるナビゲーションリンクを意味します。

「トップページ > 大カテゴリー > 小カテゴリー > 記事」のような表記で、ユーザーは自分がブログにアクセスした際、どの場所にいるのか分かりやすくなるため、利便性が良くなります。

ユーザー側が、どのような経緯でトップページから現在のサイトにたどりついたのかが一目で理解してもらえるため、検索エンジンに評価を得るためにも必ず設置をしておきましょう。

なお、有料のWordPressや有名なテーマを使用している場合であれば、自動的に設定されます。

8.E-A-Tを意識

E-A-Tとは「専門性、権威性、信頼性」のことで、SEO内でも重要視されるようになった要素の一つです。

簡単に言えば、「自分だからこそ知っている知識」を「子供でも理解できる言葉」で「信頼できる情報」を執筆していくことです。

なお、Googleは、E-A-Tの重要性を以下のように述べています。

    このたび、検索結果の評価を改善するために、E-A-T に E(経験)を追加しました。つまり、実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます。状況によっては、そのトピックに関連して実体験をもつ人が作成したコンテンツが最も高く評価される場合もあります。


引用:Google 検索セントラル ブログ

自分のブログを執筆した際、

・引用先がどのような記事なのか
・信頼できるものなのか
・ユーザーが本当に有益な情報を得られるか

といった情報は、Googleの評価に大きく関わってきます。自分の執筆した情報は、信頼できるものなのかどうかをしっかりと確認しながらブログ記事を執筆してみてください。

9.YMYLを避ける

YMYLとは「Your Money or Your Life」は、間違った情報を提供してしまう際に大きな悪影響を及ぼす恐れがあるため、E-A-Tの条件を満たしているWebサイトのコンテンツが上位表示されるようになっています。

(公的機関、病院などの医療機関、新聞社など)

人々の財産・健康・人生に大きな影響を与えうる分野で、個人ブログなどが上位表示されるのは、E-A-Tの評価を獲得しづらいため、かなり難しいでしょう。

YMYLは法的なリスクも関わってくるため、初心者の方で個人ブログを運営していく際は避けるのがおすすめです。

SEOを意識したブログ記事作成7つのコツ

SEOを意識したブログ記事作成7つのコツ

SEOに強いブログを作成するためのコツは7つあります。

    1.検索意図を把握

    2.記事の構成から決める

    3.タイトル・見出し・本文のキーワードの最適化

    4.文章を書く際は結論から書く

    5.信憑性の低い情報は載せない

    6.同じ文末表現を複数回使用しない

    7.改行・リスト・表・画像なども上手に活用する


それぞれを順番に見ていきましょう。

1.検索意図を把握

まずはユーザーの検索意図を把握してみましょう。Googleは「ユーザーの検索意図を満たすコンテンツなのかどうか」を重視しているからです。

検索意図を満たすコンテンツでなければ、自分のブログがGoogleに評価されません。そのため、執筆する内容に応じてユーザーの検索意図を把握していくことが、検索順位をあげる意味でも大切になってきます。

2.記事の構成から決める

いきなり本文の執筆を始めるのではなく、まずはブログ記事の構成から決めていきましょう。構成をしっかりと決めておけば、本文の内容がタイトルから離れることを防げます。また、記事全体像を把握できればゴールも明確になるため、ユーザーに伝えたいことも一貫性を持ちながら書きやすくなります。

記事の構成を決める際は、上から下に進むにつれて悩みが解決されるようなストーリー構成だと、ユーザーも読みやすいです。

上位記事を参考にしながら、自分のブログを読むことで悩みが解決できるような構成を作成してみてください。

3.タイトル・見出し・本文のキーワードの最適化

ブログのタイトルや見出し・本文に自分が狙っているキーワードを含めていきましょう。自分のブログ記事がキーワードの内容について解説していれば、Googleの検索順位にも影響してきます。

もし、キーワードが含まれていない内容になってしまえば、自分の狙ったワードでユーザーが検索した際にページが反映されません。

とはいえ、過度にキーワードを含めてしまえばGoogleからペナルティを受けるため、バランスよく使用してみましょう。

4.文章を書く際は結論から書く

検索ユーザーは“答え”を求めながら閲覧しているため、冒頭から結論を書くのは効果的です。結論をはじめに伝え、その理由などを詳しく紐解いて説明していく流れを意識して執筆してみてください。ファーストビューで離脱を防ぐ対策にもなり、冒頭を読むだけで「自分の求めていた情報がここには載っている」とユーザーに期待と信頼を与えられます。

なお、ブログ内で見て欲しいページへの導線などを設置しておけば、自分のブログに滞在する時間を増やせます。

対策キーワードで上位表示させ、ユーザーの悩みを自分のブログで解決してもらえるようにしっかりとブログの記事内容を充実させましょう。

5.信憑性の低い情報は載せない

ブログを執筆していく際は、あいまいな表現を避けていきましょう。

語尾に

・〜だったような気がします
・〜かもしれないですね
・〜だと思いますよ

などと確信のない情報が載っていると、ユーザー側に不安を与えてしまいます。ブログ記事を書いていく際は、「〜です」「〜ます」など断定表現を語尾に使って、信頼できる文章を執筆していきましょう。検索順位をあげるためにGoogleから評価を受ける意味でも信憑性の低い情報は避けていきましょう。

6.同じ文末表現を複数回使用しない

ブログ記事では、~です、~ますなどの文末表現を複数回使用するのを避けましょう。文末表現が毎回同じであると、ユーザーに稚拙な文章だと思われてしまうため、ブログの信用性が下がってしまいます。

文末表現を整えるだけで文章のリズムが良くなり、読みやすくなります。言いたい内容は同じでも、表現を少し変えることで、読みやすくしっかりとした文章へと変化していくため、初心者の方は特に意識しながら執筆しましょう。

7.改行・リスト・表・画像なども上手に活用する

文字ばかりのブログページでは、ユーザーも見にくいと感じてしまうため、改行・リスト・表・画像などを積極的に活用しましょう。ブログ記事にアクセントを付けられると、ユーザーもテンポ良く読めるようになるため信用度もあがります。

文字だけで表現するよりも、リストや表を設置していき、ブログ記事の理解度が深まる魅力的なコンテンツを作っていきましょう。

【厳選】ブログでSEO対策を進める上での注意点

【厳選】ブログでSEO対策を進める上での注意点

ブログでなかなか結果がでない場合、もしかしたらSEOに悪い運営をしている恐れがあります。そこでここからは、ブログでSEO対策を進める上での注意点を3つ紹介していきます。

    1.掲載情報が古いままで放置しない
    2.クオリティの低いページを量産しない
    3.アクセス分析をしっかり行う


それぞれ見ていきましょう。

1.掲載情報が古いままで放置しない

ブログの掲載情報が古かったり、長い期間放置されている記事は評価を下げるため、検索順位にも支障がでます。

更新頻度は検索順位に直接的な影響はないため、少なくとも1、2か月に1回は自分のブログ記事を確認し、情報を更新していきましょう。

ただし、誤った更新はペナルティを受ける可能性もあるため、リライトして更新する場合もユーザーの役に立つブログ記事を心がけましょう。

2.クオリティの低いページを量産しない

ユーザーに読まれるためにブログ記事を大量に作っても、検索エンジンからマイナス評価を受けてしまうため逆効果となってしまいます。クオリティが低い内容なのに、ただ無理やりキーワードを詰めこんでいる記事を運営している場合は要注意です。

最悪の場合、Google側の検索エンジンから、スパムや悪質なサイトだと評価されることも。クオリティの低いページは、削除するかリライトで対応してみてください。

3.アクセス分析をしっかり行う

集客目的でブログを運営している場合、アクセス状況やユーザーの行動を計測・分析は細かく行っていきましょう。ユーザーに見られない問題点・改善点の把握ができず、質の低い記事を量産していてはなかなか成果がでません。

さらにはサイト評価を下げてしまう恐れもあるため、Google アナリティクスなどのツールを上手く利用し、自分のブログを丁寧に解析していきましょう。

ブログでSEO上位を狙うならリライトも行おう

ブログでSEO上位を狙うならリライトも行おう

ブログでSEO対策を進める上での注意点を確認し、上位表示しなかったコンテンツを見つけてコンテンツを書き直していきましょう。リライトはGoogleの評価を上げる意味でも効果的だと言われていますが、ただ文字を足すなど間違ったリライトは避けましょう。

ユーザーにとって何が足りないのか?をしっかりと考えてリライトしてみてください。自分のブログ記事がユーザーの悩みを本当に満たしているのかをチェックし続けて、足りない部分はリライトで補いながら上位表示を目指してみてください。

まとめ

今回は、SEOに強いブログを作成するために初心者が押さえるべき基礎知識や記事作成のコツについて解説しました。ブログのアクセス数で悩む場合は、まず「質の高いコンテンツの提供ができているか」を考えてみてください。

ユーザー・検索エンジンからの評価を高めるためには、今記事で説明したようなSEO対策が不可欠です。正しいブログ運営ができれば、検索上位できるチャンスはあるため、SEOを意識したブログ記事作成のコツはチェックしてみてください。

また、ブログでSEO対策を進める上での注意点は必ず覚えておきましょう。見られないブログを放置していても悪影響を起こす恐れがあるため、アクセス状況を確認し、リライトなどでブログ記事を改善してみてください。自分のブログがGoogleに評価してもらえることをゴールにまずは運営してみてください。

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Mojiギルド編集部

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