「草」はどこからやってきた?

「草」はどこからやってきた?

まずは「草」から見てみましょう。

「草」は笑いを表す表現ですが、その発祥については諸説あるためはっきりしたことはわかりません。もともとは笑える内容の文章を書いた際に、文末に「(笑)」を入れたことから始まったようです

本や雑誌のインタビュー記事で笑っていることを表現する際に、「(笑)」という文字を見たことがある人は多いのでは?昔から「(笑)」は使われていたのでしょう。我々にとって「(笑)」は馴染みのある言葉だったのかもしれません。今でも雑誌でよく見かける使い方です。

そのためネット社会においても自然に使われ始めたと考えられます。確かに「〜だよね(笑)」と私も昔から使っていました。もちろん今でも使用しています。

この「(笑)」が「笑」になったのはかっこを入れるのが面倒になったからでしょうか。私の周りにも、「(笑)」を使う人と「笑」の人に分かれます。この二つは使用する際にどちらを使うかは特に意味はなく、個人の好みかもしれません。

では次に「w」について考えたいと思います。

昔見ていた動画サイトのコメント欄で非常に長い「wwwwwwwwwwwwww」を見たのが最初の出会いです。一体いくつの「w」があったのかまったく覚えていませんが、とにかく「これは何?」から始まりました。

どのような場面でこの「w」が出てくるのか注意深く見ていたところ、面白い場合に使用しているようです。その後掲示板等では「(笑)」や「笑」ではなく「w」を見かける機会が増えてきました。「笑」から「w」に変化しているのです。

実は今回の記事を書く際に調べていて「warai」から「w」と省略されるようになったとわかりました。

「www」を見慣れたと思っていたところ、今度は「草」です。「〜で草」「草生える」「草生えた」など「草」を使った言葉を見る機会が増え、また思ったことは「これは何?」です。

「www」何に見えますか?これが「草」に見えた人の感性は素晴らしいと思います。ここから「草」が笑いを表すことにつながるのですから。

ここで草がどこからやってきたのかがわかりました。

(笑)→笑→ warai→w→www→草

この「草」は今でも普通にX等で使われ、良く目にします。私は「草」を笑いの表現に用いるには違和感があり、一度も使った経験はありません。しかし流行り言葉に対応するためには、使う使わないはさておき、アンテナを高くする必要があると感じたことも事実です。

※参考:草の意味・解説 (Weblio辞書)

さまざまな略語

さまざまな略語

次に、さまざまな略語について考察していきましょう。

kwsk

まずは「kwsk」です。

これは「詳しく」を「kuwasiku」から母音を抜いて作られたもののようです。やはり発祥はネットの掲示板のようで、この略語も何度も目にしています。意味はわからないながらも発言の流れから推測し、「詳しく」の略なのだろうと考えていました。

掲示板の利用が盛んであった頃はパソコンを使用する人が多く、その入力もローマ字入力が主流だったのではないでしょうか?いくつも文字を打つのは面倒であると考えたとき、省略して言葉を表現することは理にかなっているかもしれません

ちなみに使い方は「その話kwsk」でしょうか。私は使ったことはありません。

※参考:kwskの意味・解説(Webliojio辞書)

ググる

次に「ググる」について見てみましょう。

もともとはGoogleで検索することを意味しますが、他の情報検索サービスを用いる場合でも使われます。Googleにこだわる必要なく検索することを意味する言葉となるようです。

調べてみたところその語源は、Googleを立ち上げたラリー・ペイジ氏がGoogleがネット検索サービスとして浸透していなかった頃に友人へ送ったメッセージ「Have fun and keep googling!(楽しんでググりまくろうぜ!)」のようです。

日本語で「ググろう」と訳されたことから「ググる」がネットサーフィンで使われ広まったのでしょう。個人的には日本でできた略語だと思っていたため、「驚いた」が率直な感想です。

ネットを通じて世界とつながっていると改めて感じさせられました。

この「ググる」ですが、やはり私は使いません。「調べてみれば?」と記載します。私自身があまりSNSへの書き込みをしないためと考えられますが…

※参考:ググるの意味・解説(Weblio辞書)

※参考:「ググる」という動詞はこうして一般化したその誕生とグーグルが支配する世界ができるまで(産経新聞)

新たな流行り言葉に期待

SNSを通して、誰もが気軽に自分の言葉を発信する機会が増えている昨今、これからも新たな言葉が生まれるでしょう。ライターとしては、流行り言葉を知るためにアンテナを高くする必要があるかもしれません

記事を書く際に流行り言葉を使うかどうかはわかりませんが、決して知っていて損はないでしょう。

どんな新しい言葉が登場するか楽しみにしつつ、今回の記事をここで結びたいと思います。

この記事を書いたライター

執筆者

Ryomahan

薬剤師資格を持つライター。医療業界における薬剤師のあり方に疑問を抱き早期退職。趣味のウクレレ・サックスを演奏したり、英会話を習ったりして気楽に過ごしていたが、薬剤師としての経験を文章で役に立てることはできないかと思いライターに...

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