私が本屋に行く理由
まず、私が本屋に定期的に行くようになったきっかけは、高校時代の試験や実習です。
高校生の頃は、電車の乗り換えをする駅前に大きな本屋がありました。なので、毎日本屋に通える環境が整っていました。しかも、5階くらいまでフロアがある大きめの本屋だったのでかなり品揃えが充実していて…今思えば最高の環境だったなと思います。
高校は看護科に通っていたので、主に医療・看護系の本を見るために本屋に行っていました。学校の図書館にも本はある程度揃っていたのですが、私は「ひとりで本を読みたい」と思うタイプなので、ざわざわとしていて誰かがいる学校の図書館が嫌で…いつしか、本屋に通うようになりました。
そして、初めはただ「わからないことの参考書を探しに行くため」に本屋に通っていたのが、いつの間にか「本屋を探検すること」が趣味に変わっていきます。本屋では新しい発見が多くて、それが楽しく、本屋中を探検するようになりました。
例えば、本屋を歩いていると今まで知る由もなかった分野に出会えたり、本を試し読みして知らない言葉に出会えたりします。それが楽しくて、楽しくて…。
あと、本屋は基本的に静かな場所なので、心を落ちつけられる場所だなと思えたのも通った理由です。なんせ、ひとりで本を読みたいと思うタイプなので…(笑)。
今でも本屋に行くと毎回新しい発見があって「楽しいな」と感じるので、定期的に通っています。近所に本屋がない環境になってしまったので、学生時代ほど通ってはいませんが、近所に本屋があったら、恐らくほぼ毎日通うでしょう。
私なりの本屋の歩き方
私は本屋に入ったら、まずは自分の目的に向かって一直線に歩いていきます。そして、読みたい本の棚に行き、ある程度知りたいことがわかって満足したら、とりあえず「本屋を一周」します。
この記事を読んでいる方はぜひ、目的がなくても本屋をとりあえず一周してみて欲しいです。
私は学生時代、本屋を一周する面白さに気がつきました。
本屋のメリットは自分が興味のないジャンルの本でも、ちょっとだけ中身を読めることです。購入ってやっぱり自分が興味ある本しかしないじゃないですか。でも、興味がない本や「少しだけこの本の中身を知りたいな」って時に、本屋ではちょっとだけ中身が読めるんですよね。
これが本屋を一周して欲しいという理由にもつながるんですが、本屋を一周することは「自分の価値観を広げるきっかけになるから」です。
今はGoogle検索で調べること(ググること)やSNSで検索することが主流になってきました。しかし、検索をするためには一定のジャンルや言葉を知らないといけないですよね。検索できると言うのはある程度の知識(前提条件)が自分に備わっているということです。
本屋を一周すると、自分が知らなかったジャンルや言葉に出会えます。それが私にとって面白く、いまだに本屋に定期的に通っています。
本屋のジャンル一覧に対しては「こんな分野があるんだ」と新しい発見になるし、エッセイ系の本を見ると「こんな考えや視点があるんだ」と、自分の価値観を広げるきっかけになります。
絶対に興味がない分野の本を開く理由
私は本屋に行ったら興味がない分野の本も絶対に1冊以上は開いてみるようにしています。理由は、興味がない・知らなかったことも、知ってみるとハマったり、発見できることがあるからです。
例えば、私は「引き寄せの法則」などのキラキラ系のエッセイ本は一切読まないタイプでした。それは先入観で「読んでも意味がなさそう」と思っていたからです。
しかし、試しに本を開いてみると「こんな物事の捉え方があるんだな」と、考え方が広がった経験があります。
自分ではまったく興味がないと思っていたジャンルからも学ぶことはたくさんあります。なので私は、興味がない分野の本も必ず開き、自分にとって新しい価値観を取り入れるようにしています。
興味がない土地の旅行ブックも、開いてみると「面白そう!」「楽しそう!」と発見があるものです。こんな発見から、夫婦旅行の行き先が決まったケースもあります。
気が向いたら一度本屋に立ち寄ってみてください
この記事を見てくれた方々にはぜひ、気が向いたらでいいのでフラっと本屋に立ち寄ってみて欲しいなと思います。「なんのために」と考えず「とりあえず行ってみる」という感じで(笑)。
今は学生時代と違い、目的を持って本屋に行くことは少ないです。これは、調べたいことが携帯やパソコンで簡単に調べられるようになったからです。
しかし、今でも本屋に行くと新しい発見があります。抵抗ある方が多いかもしれませんが、特にエッセイ系の本をとりあえず開いてみて欲しいと思います。
こんな風に物事を考えられるんだな、こんな表現があるんだなといったように新しい発見が本屋には必ずあると私は思っています。
皆さんにも本屋で新しい発見がありますように。
この記事を書いたライター
みんこ
10代から美容系インフルエンサーとして活動。高専卒業後、看護師として救急病棟と総合健診センターに勤務。看護師の傍ら美容ライターを開始し、現在はフリーライターとして活動中。執筆ジャンルは美容を中心に、医療・SNS・金融など幅広いです。...