取材ライターは、地域や日本の魅力を発信する窓口
日本は年々人口が減り続け、高齢化が進んでいるのは皆さんもご存知でしょう。経済も衰退し、労働人口が減っている点も問題視されています。そこで有効な施策が、地域の良さを発信し、観光や移住地として興味を持ってもらえるように発信し続けることです。私は、そこで活躍できるのが取材ライターだと思っています。
取材ライターの中には、地域の魅力や良さを発信する記事作りが得意な方が多くいます。たとえば、その地域でしか味わえない名物料理や伝統のあるお祭り、名所などを記事化してアピールする記事作りです。
先日テレビで、海外の方が鯉のぼりを購入していました。その国では、リビングに飾るのが流行しているとおっしゃっていました。日本では、男の子の節句に一年に1度だけ飾る鯉のぼりですが、世界の人々からすると、インテリア感覚なのでしょう。このことからもわかるように、私たちが気づいていない日本の魅力は、他にも多く存在しています。
取材ライターが、地域や日本の伝統的な魅力を伝えることができれば、国内外問わず、ますます多くの観光客が訪れるきっかけになるかもしれません。
政府も深刻な人口の減少や高齢化の加速で地方の過疎地への移住を促す施策や、海外からのインバウンドを促す施策で観光を盛り上げるなど、社会を持続的に創生できるよう力を入れています。この取り組みを後押しできるのが、取材ライターだと私は思っています。
取材ライターは、地域ならではの魅力の掘り起こしが可能
取材ライターは、取材ライターならではの目線で、地元の人が気づいていない隠れた名所や名物を見つけ、新たな地域の魅力として発信ができます。今まで注目されていなかったものごとを取材ライターが記事化すれば、その価値を広められるチャンスになるかもしれません。
たとえば、まだ人にあまり知られていない絶景ポイントやその地域でしか食べられない料理、伝統技術など、探せば山ほどあるのではないかと思っています。
「取材を通じて新たな地域の魅力に気づいてもらい、地方創生につなげたい」
地域の新たな魅力の発信は、需要を生み、国内外問わず関心を持ってもらえる良い機会になると思います。既にある観光地を紹介するだけでなく、取材ライターならではの視点で地域の良さを発掘し、魅力を最大限にアピールすることが地方創生につながるのではないでしょうか。
地域の人々の魅力を発信
取材ライターは、地域で活躍している人々に取材し、ありのままの姿を記事にすることが可能です。たとえば、地域ならではの伝統工芸品を作る職人や新たな特産品を作ろうと取り組んでいる方など、探せばキリがありません。私の周りにも、源流を活かしたまちづくりに貢献し、地域の活性化を目指している方たちがいらっしゃいます。
私も賛同して一緒に活動することにしました。地域を支える人々の情熱や思いをそのまま発信できるのは、取材ライターの特権ではないでしょうか。地域を支える人々の姿や思いにスポットを当て発信することで地域への理解や関心が高まるはずです。こういった地域活動への参加も、地方創生に結びついていくのではないかと思っています。
地域密着型の取材ライターは、地域の問題や課題を身近に感じる
地域密着型の取材ライターは、地域に密着して取材活動するため、地域の問題や課題を肌で感じられます。たとえば、人材不足で困っている実情であったり、高齢化が深刻な地域ならではの困りごとなど、数えきれないほど問題が山積みでしょう。私の住んでいる地域では人口減少が加速しており、県全体で移住希望者をSNSなどで募り、歯止めをかけようとしています。
実際に私の周りに移住してきた方もみえるので、県が行っている地域の魅力発信の効果が、少しずつ出てきているのではないかと感じています。
取材ライターは、地域活動に積極的に参加すべき
私は、地域密着型の取材ライターを目指しているため、ボランティアで市民記者として活動したり、源流を活かしたまちづくりの活動をある団体を通して行っています。
行政とのつながりも作れるため、スピーディーに支援の必要性を訴えることができる点もメリットです。取材ライターとしても地域のことを理解する良いきっかけになっています。
地方創生に興味のある取材ライターは、地域の魅力や問題にも同時に気づけるため、地域活動に参加することをおすすめします。
地域活動で知った情報を発信し、需要の拡大や問題解決の糸口となればこんなに嬉しいことはありません。
地域創生に貢献できる取材ライターになりたい
このように取材ライターの仕事は、地域のために役立つ仕事の1つです。今後も地域に密着して、地域の魅力や問題を解決していくヒントとなる記事作りができれば良いなと思っています。記事を通して少しずつ地域が活性化し、人口増加に結びつくことを願いながら活動していこうと思います。
地方創生は一人ではできません。一人ひとりが地域とのつながりを築き、お互い理解し合いながら新しい発想と行動力で、まちを変えていく必要があるのではないでしょうか。
この記事を書いたライター
山﨑あい
パートのかたわら、副業で記事を書く主婦ライター。働きすぎて体を壊し、ライターの道へ。現在は「取材・インタビューライター」にも挑戦中で、近い将来フリーランスになるのが目標。自分も読者もハッピーになれる記事を目指してがんばります！