副業ライターのメリット・デメリット

副業ライターのメリット・デメリット

副業ライターとして約1年間活動していた私が感じた副業ライターのメリット・デメリットを紹介します。

メリット
  • 収入面で追い詰められない
  • 気分転換しやすい
デメリット
  • 時間がなかなか取れない
  • 案件応募にひるんでしまう

副業ライターのメリット:収入面で追い詰められない

副業ライターには、本業で得られる収入がある点が大きな強みです。

私も本業の収入がベースにあったため、ライターとしての収入額には過度なプレッシャーを感じることなく、取り組めていました。本業の収入が保証される上に副業収入が+αで入るため、生活の潤いや心の安定につながる点がメリットといえるでしょう。

本業の収入があることで、副業ライターの仕事に対する投資も行いやすかったです。ライター講座に入会したり、有料ツールを導入したりして、環境を整備できました。私と同様の経験や思いをお持ちの副業ライターさんは多いのではないかと思います。

副業ライターのメリット:気分転換しやすい

本業とライターの二足のわらじは、ある意味気分転換しやすい面があります。仕事の内容が変わるため、自然と気分転換ができるのです

私の場合は本業がパン屋で「手や体を使う」「接客する」仕事、副業ライターは「ひとりで黙々とパソコンに向かう」仕事とまったく異なるものでした。

異なる仕事を組み合わせることで、それぞれの仕事がリフレッシュの役割を果たせていたと思います。

副業ライターのデメリット:時間がなかなかとれない

副業ライターの大きな悩みは「時間がなかなかとれない」…やはりここでしょう。本業で1日にそれなりの時間を取られます。

私の場合、長い日は13時間ほど本業であるパン屋に入っていました。それに加えて主婦・母親業もあって、ご飯作りや買い出し、子どもの宿題チェックや習い事の送迎…残った時間でライター業に励むことになります。

「時間に限りがあるけれどライターとしても実績を積み上げていきたい…」「もっと時間があればな…」。そんな風にもどかしく感じる状態を続けていました。

私だけでなく、ライター業にかけられる時間が少ないのが副業ライターに共通する切実な悩みだと思います。

副業ライターのデメリット:案件応募にひるんでしまう

ライター業に割ける時間の少なさが気になり応募する案件を絞りがちなのも、副業時代の私の傾向でした。

「難しそうなジャンル」「工程が多い」「やったことがないことを求められる」「納期が短い」案件などは、興味があったり、書きたいと思ったりしてもなかなか応募に踏み切れませんでした。

納期までに求められるレベルで書いて提出できるのかと考えると、ついひるんでしまっていたのです。

なかなか次のステージに移れないという結果を生んでしまいましたし、案件が途切れて困った時期もあったので、本来案件応募は積極的に行うべきだったと思います。

とはいえ、副業ライターの方には私と同様、つい応募に躊躇しがちな方もいるのではないでしょうか。

専業ライターのメリット・デメリット

専業ライターのメリット・デメリット

一方、専業ライターになり感じているメリット・デメリットは次のとおりです

メリット
  • 時間がたっぷりある
  • 家事・育児にゆとりが生まれる



デメリット
  • ここで稼がないと他がない
  • メリハリをつけにくい

専業ライターのメリット:時間がたっぷりある

専業ライターになったことで、ライティングにかけられる時間は何倍にも増えました。

時間ができたことで案件応募のハードルも下がりました。「難しそうでも調べながら書けばいい、時間はあるんだから」の精神が持てるからです。

リサーチや学習に使える時間、交流会などに参加する時間も取りやすくなり、ライターとして充実した過ごし方ができていると感じています。

専業ライターのメリット:育児・家事にゆとりが生まれる

家で仕事ができるため、子どもと過ごせる時間が長くなりました。

学校から帰ってきた時に私が家にいることを、下の子は嬉しく思っているように感じます。

また、家にいるため、家事に割ける時間も増えました。

執筆の休憩がてら、食事作りや掃除を始めることもあります。外で働いていたときには時間的にハードルの高かった煮込み料理などにも、手がつけやすくなりました。

育児や家事にかける時間が増えた上にリフレッシュ効果も生まれ、一石二鳥です。この点は本当に良い変化だったと思います。子持ちママさんに、在宅で稼げるライターはおすすめです!

専業ライターのデメリット:ここで稼がないと他がない

収入面に関しては、専業ライターになったことで「ここで稼がないと他がない」という逃げ場のなさのようなものを感じるようになりました。

はじめ、案件応募を続けてもなかなか決まらない期間があり、収入のめどが立たず不安でした。専業ライターの先輩が「どれだけ手元に案件があっても、7:3くらいの割合で常に営業は続けておくこと」と言っていた意味に納得しました。

専業ライターは、複数の案件をバランスよく持ち続けるための戦略や工夫が必要です。ライター業務で稼がないと他がない、という精神状態はやはりしんどいです。専業ライターのつらいところだと感じます。

専業ライターのデメリット:メリハリをつけにくい

専業ライターのデメリットには「生活リズムにメリハリをつけにくい」という点もあります。

ライターはパソコンに向かって完結させられる仕事のため、下手をすると1日中家に引きこもってしまいます。人と話す機会が少なくなったり、運動不足を引き起こしたりしやすいです。

私もパソコンに向かい続けることで、眼精疲労や肩こり、首こりに悩むようになりました。座る時間が長いため、腰痛に悩む人も多いようです。長く専業ライターとしてやっていくために、意識的に外出や運動の機会を作り、健康的な生活リズムを作る必要性があるのでしょう。

私の場合は、最近朝の散歩を始めたり、買い物にもできるだけ車や自転車を使わず歩くことにしました。歩くことで頭もリフレッシュされてまた執筆に集中できます

【結論】副業ライターと専業ライターどっちがいい?私の場合は…

【結論】副業ライターと専業ライターどっちがいい?私の場合は…

副業ライターと専業ライターどちらも経験し、それぞれに一長一短があることがわかりました。「隣の芝生は青い」…まさにそんな感じでしょう。

ただ1つとてもよかった点があります。本業が立ち仕事の肉体労働だった私は、専業ライターになり体力の消耗が減り、楽に過ごせるようになったことです。

これは、発覚した病気と今後つきあっていくためにとても助かる選択肢になりました。この道を選択できたのは、この1年、副業ライターとして多少なりともの積み上げがあったからこそ。

長い人生、若い頃には予想しなかった事態に陥ったり、介護や病気など人それぞれに事情を抱えたりすることも出てくると思います。そんなときに、在宅でひとりでできるライターという仕事は身を助けてくれるかもしれません。

副業ライターも専業ライターも、それぞれで今できることを精一杯やっていくことで、いつかの益につながるのだろうと感じています。

ライターの皆さん、みんなでがんばっていきましょう!

この記事を書いたライター

執筆者

あじ31

副業ライター。自営業でパン屋を営むかたわら、子どもの成長にともない生み出せた時間を使ってライティングを始めました。食べものや栄養、健康に関すること、キャリアや転職、不登校、SDGsなどが得意ジャンルです。好きなもの・ことは、紅茶、...

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