休日も取らず睡眠時間も削ったことで訪れた悲劇
まずは、実体験からお話しさせてください。私には、休日も取らず睡眠時間も1日3〜4時間という生活をしていた時期が約3か月ほどありました。ライター活動を始めて1年目の頃です。ありがたいことに、多くのご依頼をいただいていました。すべてに全力で応えたくて、休日も設けず睡眠時間も削り原稿を書きました。
そんなある日、不正出血が10日間も続きます。貧血を起こし、何をするにもフラフラな日々でした。「子宮ガンかもしれない」と怖くなり、婦人科を受診したところ、機能性出血と診断されます。機能性出血とは、ストレスや疲労などによりホルモンバランスが崩れることで起こる出血のことです。不正出血が続いたことで、休むことの重要さを痛感しました。
休日も取らず睡眠時間も削って原稿を書いていたのは、休むのが怖かったからです。私は40代でライターになりました。そのため、どこか焦っていたのでしょう。休むことで、スキルの向上が遅くなると勘違いをしていたのです。
ライターさんの中には、私と同じように焦りから休みを取らない方もいらっしゃるかもしれません。休みを取らなくても平気な方もいますが、体調を崩す場合もあります。正直、週に1日休んでも、スキルの向上が遅くなるリスクはありません。むしろ、体調を崩したことで、受けられるはずであった仕事をセーブする羽目に陥りました。
がんばっている皆さんには、私と同じ経験をしてほしくありません。そこで、おすすめの休日の過ごし方を書くことにしました。たまには肩の力を抜いて、リフレッシュしましょう。
〇〇をしてリフレッシュ!ライターの休日の過ごし方5選
おすすめの休日の過ごし方は、以下の5つです。
①ドラマを見る
②朝風呂に入る
③大掃除をする
④ヨガをする
⑤マッサージを受ける
気になるものがあれば、試してみてください。
①ドラマやアニメを見る
年を重ねると感情表現が素直にできなくなるケースもあります。私の場合は友人や家族の死を経験したことで、多少のことでは涙を流さなくなりました。
けれど、生活する中で泣きたいほど落ち込む出来事に遭遇することもあるでしょう。たとえば、徹夜で書いた原稿がお蔵入りになった時や、何10件テストライティングを受けてもうまくいかない時など、パソコンを閉じたくなりますよね。
そんな時は、ドラマやアニメを観て笑ったり泣いたりしましょう。涙にはストレスを低下させるデトックス効果が期待できると言われています。また、笑うことでストレスホルモンの分泌が低下するとも言われています。休日に好きなドラマやアニメを見ると、気分もすっきりしますよ。
個人的なおすすめになりますが、笑えて泣けるドラマがあります。2007年7〜9月に放送されていた綾瀬はるかさん主演の「ホタルノヒカリ(日本テレビ系)」です。綾瀬さん演じる主人公が仕事や恋愛に一生懸命向かっていくドラマです。
詳細は伏せますが、笑えるシーンも多くあります。少し疲れた時に見ると、元気をチャージできるかもしれません。Huluで視聴できます。ちなみに、Huluは月額1,026円(2024年8月現在)でドラマやアニメなどが見放題です。
②朝風呂に入る
納期に追われていると、シャワーだけで済ませてしまう日もあるのではないでしょうか。シャワーだけでは、体の血行は良くなりません。浴槽につかることで、体が温まり血行も良くなります。その結果、筋肉の凝りがほぐれて疲れも取れやすくなります。
長時間パソコンと向き合っているライターは、全身の血行が悪くなりがちです。休日はゆっくり浴槽につかってみてはいかがでしょうか。
私の場合は、週に1日だけ朝風呂に入る日を設けています。普段も浴槽につかりますが、10分程度で済ませてしまう場合が大半です。そのため、手足が冷たかったり、肩や首の凝りも蓄積されていたりします。休日であれば時間を気にせず浴槽につかれるので、1時間は全身を温めています。
季節を問わず、ゆっくり浴槽につかることで1週間蓄積された疲れがリセットできますよ。
③大掃除をする
大掃除をするのも、おすすめです。大掃除をすると心が晴れやかになります。
たとえば、フローリングワイパーで床を磨いたり、掃除機でゴミを吸ったりするだけでも気分がすっきりしますよ。私は主婦なので、掃除は毎日します。しかし、換気扇やクローゼットの中など、目の届かない部分の掃除は休日にするケースがほとんどです。とくに、換気扇は油汚れが付着しているので、キレイにすると達成感があります。
掃除はストレス解消になるとも言われています。また、デスク回りを整えることで、作業に集中しやすくなるのも掃除の利点です。掃除をすることで、頭の中にかかった霧も晴れるかもしれません。ぜひ、試してみてください。
④ヨガをする
ヨガには、疲労回復やメンタルヘルス効果が期待できると言われています。私の場合は、ライター活動を始める前からヨガをやっていました。ヨガをすることで睡眠の質が向上しています。個人的なおすすめになりますが、寝る前に以下の熟睡ヨガをするとぐっすり眠れます。
※出典:B-Flow(旧B-life)
休日の昼間に室内でストレスを発散したい時は、以下の「バレトン」を組み合わせて汗を流します。
※出典:B-Flow(旧B-life)
「バレトン」の「バレ」は「バレエ」で、「トン」は体の筋肉を整えるといった意味を持ちます。ヨガやバレトンであれば、運動が苦手な方でも簡単にできるのでおすすめです。室内で体を動かしリフレッシュしたい方は、ぜひ挑戦してみてください。
⑤マッサージを受ける
どのような仕事でも、1か月間全力でがんばれば体が疲れます。とくに、長時間パソコンに向かって仕事をするライターは、肩や首の凝りに悩まされる場合も少なくありません。私もそのひとりです。
そこで、1か月に1回は全身のメンテナンスもかねてマッサージを受けています。マッサージを受けることで、頑固な凝りが緩和され体も軽くなります。休日にマッサージを受けて、疲れた体をほぐすのも良いリフレッシュになるかもしれません。
ちなみに、私の場合はマッサージを受けることでやる気もチャージしています。通っているマッサージ店では指名制度があり、腕の立つ施術師を指名しています。その施術師は、偶然にも私と同じ年かつ個人事業主でもあったのです。職業は異なりますが、同じような志を持つ施術師と話すことで、次の施術までがんばろうと思えます。
施術師も私も現状に満足せず上を目指したいと考えているので、話しが合うのです。マッサージを受けることで、心身ともに癒やされています。肩や首などの凝りに悩まされている方は、マッサージを受けるのもおすすめです。
休日にリフレッシュして原稿の質を高めよう
フリーランスのライターには労働基準法が適用されません。万が一、体調を崩せば仕事を逃してしまうリスクがあります。適度に休みを取り、体も心もリフレッシュさせましょう。「休みを取るのは稼げるようになってから」と、お考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私がそうであったように、がんばり過ぎることで体調を崩してしまう可能性もあります。1週間に1日休みを設けた程度で、稼げなくなるリスクはありません。実際、私の場合は、休みを取らなかった時より今のほうが高収入を得ています。
1週間に1日は休日を取り、好きなことをしましょう。頭の中にかかる霧が晴れれば、原稿の質も高まりますよ。
この記事を書いたライター
上田美紀
「読者の心に響くコンテンツを届けたい」と、理念を持って活動している専業ライターです。Webライター検定3級。これまで執筆した記事は200本以上。ビジネス・マーケティング・ペットなど、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。