ライティングは少ない初期費用・経費で仕事ができる
ライティングは、数ある副業のなかでも「少ない初期費用」「最低限の経費」で作業ができるので、比較的取りかかりやすい仕事といえます。
極端な話、「執筆」「納品」「ミーティング」はスマートフォンだけで済ませることが可能。印刷が必要な場合でも「コンビニのコピー機」を利用すれば、プリンターがなくても問題ありません。
近年は領収書や請求書もオンラインで完結できるので、設備やアイテムよりも「オンラインの環境」に重点をおき、必要経費の削減・節約を考える人が増えてきています。
近年のライティングで重視すべきことは?
近年「パソコンの低価格化」によって、副業ライター参入のハードルはかなり低くなっています。
以前と比べて、高性能なパソコンや周辺機器が少ない出費で購入できるようになっているので、ちょっとした「お小遣い稼ぎ」でライティングを始める人は少なくありません。
使用するアプリやソフトも、無料で利用できるものが増えてきているため、万が一執筆に飽きても「損失が少ない」のは利点といえます。
ここからは、ライティング用のパソコンは低価格なものでも問題ないのか、無料のアプリやソフトは仕事に通用するのか、などについて解説していきます。
使用するパソコンのスペックは、それほど高性能でなくてもよい
ライティングに使用するパソコンは、低価格なモデルでも問題ありません。
なぜならば、テキスト入力程度では「ひと昔前の中古パソコン」ですら負荷にならないからです。たとえ執筆した記事の文字数が10万文字を超えるボリュームでも、ファイルサイズとしては小さく、PCゲームのデータや動画ファイルとは比較になりません。
最近のOSがインストールされているものであれば、記事やブログの執筆でフリーズしたり、動作が重くなったりすることはほとんどないでしょう。
写真や画像を扱う場合でも、近年は動作の軽いアプリやソフトが増えているため、最低限のスペックで低価格なモデルを選択しても間違いありません。
使用するデバイスの性能よりも、安定したネット環境を優先する
近年のライティングで重視すべきことは、使用するデバイスの性能よりも「安定したネット環境」です。
執筆にGoogleドキュメントやスプレッドシートを使用するなら、ネット環境は欠かせません。ネット環境が不安定だと、クライアントとの打ち合わせやチームとの連絡も不安定になり、業務進行に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、劣悪なネット環境は記事の納品やWordPress入稿にも影響し、最悪の場合は期日までに納品できなかったり、記事のファイルが壊れてしまったりする可能性も…。
安定したネット環境・高速回線があれば、検索や情報収集時の「サイトページの切り替え」「画像・動画の表示」がスムーズになるので、デバイスの性能よりも安定したネット環境を優先しましょう。
オフィスソフトがあれば、受注できる仕事が増える
オフィスソフトがあれば、受注できる仕事・取引可能なクライアントが増えるので、ぜひインストールしておきましょう。
前述の通り、最近は記事の執筆・納品に「Googleドキュメント」や「スプレッドシート」を利用するクライアントが増えており、どちらも「Googleアカウント」があれば無料で利用できます。しかも、権限を設定するだけで共有・編集が可能なので、ファイルの再送信・再受信の手間がありません。
そのため、現在多くのクライアントが採用していますが、一部WordやExcelのファイルでの納品を希望しているクライアントもあります。
そういったクライアントからも仕事をもらうなら、Microsoft社のオフィスソフト「Microsoft Office」のインストールは必須です。
魅力的なジャンル・単価なのに「納品できないファイル形式」が原因で、受注を断念することのないよう、オフィスソフトはインストールしておきましょう。
経費の節約はライター業の継続に直結する
ライター業に限らず、経費がかかり過ぎる仕事は「仕事を継続していくモチベーション」の低下につながります。
稼ぐために始めたことが、経費ばかりで「赤字」になっていては、ライター業を継続する意味がありません。最悪の場合は、ライティングが辛くなってしまい、廃業してしまう可能性も出てくるでしょう。
読者に価値や情報を提供(GIVE)する仕事とはいえ、ボランティアでやっているわけではないので、経費ばかりかかっていると気持ち的に続かなくなります。
そのため、ライター業をストレスなく継続していくなら…
- 経費の節約
- 少額または無料で済む方
…を考え、少しでも利益を経費から守ることが、モチベーションの継続につながります。
既存のアイテムを有効活用した3つの事例を紹介
ここからは、既存の機材やアイテムを有効活用し「経費削減」を成功させた事例を紹介していきます。
初期費用は多少かかるものの、活用の仕方次第で「こんな使い方もできるのか…」と思えるようなものを以下で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
また、「こんな使い方があるなら、買ってもいいかも?」というような事例もあるので、機材購入のきっかけになれば幸いです。
三脚やワイヤレスレリーズを利用したセルフ撮影
記事に掲載する画像の撮影時に「この方向から自分の写真を撮りたい」と思ったとき、カメラの三脚を利用すれば、自撮りのセルフ撮影ができます。
記事に掲載する「自分の写真」を撮りたいとき、家には誰もいない・納期が近く知人や家族に連絡する時間もない…という状況でも、すぐに対応できるのでおすすめです。
最近の機種では、スマートフォンを使った「ワイヤレスレリーズ(リモートシャッター)」の機能が搭載されたモデルも販売されているので、タイマーよりも好きなタイミングで撮影ができます。プロカメラマンが使用するような本格的なものは必要ないので、1台は持っていてもいいでしょう。
低価格な三脚でも、スマートフォンを装着できるモデルがいくつか販売されているので、使用する環境に合わせたものを選択してください。
Webカメラを利用した証明写真や動画の撮影
ノートパソコンの内蔵カメラや外付けのWebカメラを利用すれば、履歴書の証明写真や動画の撮影ができます。
履歴書の証明写真を撮るとき、街中にある撮影機で撮るのが一般的ですが、1回の撮影にかかる費用は決して安くありません。
しかし、ノートパソコンのカメラやWebカメラを利用すれば、無料で撮影ができます。
写真として出力するにはプリンターが必要になりますが、1回当たりの撮影・印刷にかかる費用は一枚分のインク代やプリンター用紙1枚で済むため、かなりの節約になるでしょう。
Webカメラも、最近はワイヤレスのモデルが販売されているので、ブログやSNSで使用する「動画」の撮影に利用することも可能です。
時短のための複合プリンターを活用
近年は、複合プリンターも安価なモデルが多くなっていますが、外出する手間を極力省き、時短を考えているなら「A3対応複合プリンター」がおすすめです。
プリンター本体は高額ですが、デジタルカメラで撮った写真の印刷に使用できるほか、自宅でカラーコピーなどもできるので、「雨の日にコンビニに走らなくて済む」というメリットがあります。
インクカートリッジやプリンター用紙などの消耗品は都度必要ですが、「外で印刷しにくいもの」や「他人に見られたくない趣味のもの」の印刷も自宅で完了するので、心当たりがある人は揃えておくといいかもしれませんよ。
免許証や重要書類などの印刷原稿をコピー機に放置したまま…という事故も防止できるので、「個人情報漏洩」の危険性も回避できます。
初期費用や経費を節約すれば、家族からの理解も得やすい
ライティングを続けていくうえで「初期費用」や「経費」を節約できれば、同居する家族からの理解も得られやすくなります。
専業ライターはもちろん、忙しい本業や家事の時間を割いている副業ライターも、執筆業以外の活用方法や金銭的なメリットがあれば、応援してもらえるかもしれません。
不要な経費を節約し金銭的な余裕ができれば、気持ちのうえでも「ゆとり」ができるので、よい記事を生み出すきっかけにもなるでしょう。
紹介した事例を「ひとつの例」として、皆さんもいろいろ工夫してみてください。
この記事を書いたライター
黒田哲也
イラストも描ける副業Webライターの黒田です。本業は介護職員をやっているので、介護系の記事なども得意です。そのほか、得意ジャンルは「PC関連記事」や「PC周辺機器」「イラストの描き方」「節約ノウハウ」「ポイ活」など。本業との兼ね合いも...