将来のライター像が芽生えたとき
私は将来「音楽療法専門ライター」になるという目標があります。
子どもの不登校を経験しているため、Webライターを始めた当初は、不登校専門ライターを目指していました。
しかし子育てを経験するにつれ、音楽療法のことを知る機会があり、専門分野を極めてみたいという気持ちが芽生えてきました。
音楽療法を知ったきっかけ
音楽療法とは楽器を使ったり歌を歌ったりして、音楽を使った機能訓練や心身の健康増進を目的とした療法のことです。音楽療法を知ったのは、ある音楽療法士が対象者に向けたセッションをしている様子を動画で見たことがきっかけでした。
たとえば力加減がわからない子どもに、ピアノの音の強弱をまねして太鼓を強く叩いたり弱く叩いたりする訓練があります。
その動画の対象者は、最初のうちは訓練が嫌で泣いていました。しかし訓練を継続して受けていくうちに、力加減が少しずつコントロールできるようになっていきました。
表情が明るくなってくる対象者に、音楽の力の素晴らしさを映像で目の当たりにしたとき、自分も人の役に立てる仕事に就きたいと考えるようになったのです。
雑食ライターより専門ライターのほうが良いと思った理由
Webライターを始めた頃はとにかく経験数を重視し、ノンジャンルで案件を受け入れる雑食ライターとして仕事をこなしていました。
しかしなぜ専門ライターのほうが良いと思ったのか、その理由は3つありますので順番に解説します。
1.先輩ライターの特化ブログに感激した
2. 雑食ライターに限界を感じた
3. 本当にやりたいことを見つけた
先輩ライターの特化ブログに感激した
ほかのライターさんのポートフォリオ用ブログを閲覧した影響は大きいです。
ある日所属しているライター講座で、先輩Webライターのポートフォリオ用ブログを拝見しました。その先輩は製造業の経験を活かし、現場の安全衛生対策など、製造業の現場に特化したブログを運営しており、専門分野が網羅されている記事に感激しました。
ほかの先輩方のポートフォリオを閲覧してみても、職業が看護士、介護福祉士の経験を活かした特化ブログがほとんどでした。
10年以上事務職しか経験したことのない私は、エクセルやワードは得意分野でしたが、すでに説明がわかりやすいブログは数多くあります。
社会保険や雇用保険の事務も経験しているものの、自分で事務職系に特化したブログを運営するほどの熱量がなかったため、なんとなく幅広いジャンルの記事をポートフォリオとして載せていました。
しかし、先輩方の特化ブログを見て私も羨ましくなり、特化ブログを運営したいと思うようになりました。
雑食ライターに限界を感じた
ある企業様と契約し、さまざまなジャンルの記事を執筆していますが、ふと「自分の得意なことって何だろう?」と疑問に持つようになりました。
知らないジャンルはその都度図書館や書籍などを参考に調べているのですが、資料収集は時間がかかる作業です。私は「書籍を調べなくてもスラスラ書けるジャンルって何だろうか?」と、効率化を意識するようになりました。
文字単価の高いライターといえば金融ライターや美容ライター、薬機法ライターがよく取り上げられます。しかし、報酬アップを期待できる専門分野のライターには憧れるものの、継続して続けられるか自信がありませんでした。
「何でもやります!」をウリにしても、クライアント側からすればアピールポイントが見えないことに焦り始めていました。
本当にやりたいことを見つけた
私はWebライターの仕事を始めたころ、イラストもウリにしていましたが、子育てが落ち着いたら音楽活動を再開したいと思っていました。Webライターをやる前はピアノの弾き語りをするシンガーソングライターもしていました。
しかし、子育ての合間に歌を歌う時間の余裕がなくなり、音楽活動はフェードアウトしていき、現在では何もしていません。
そんな苦い過去もあり、「どうせ資格を取るなら自分が好きな音楽に関する分野を勉強しよう」と決意しました。
音楽療法は、そもそもあまり知られていない分野でもあるため、あまり需要がないかもしれません。しかし、少子高齢化が進んでいくこの先には需要があるはずと信じて、勉強に取り組んでいます
目標に向ってスケジュールを立てる
私は自分の現状を見つめなおし、目標に向かっていくために、以下のスケジュールを計画しました。
1.音楽療法士の資格を取得する
2. 実務経験を積んで福祉の現場を知る
3. 音楽療法の特化ブログを立ち上げる
音楽療法士の資格を取得する
まずは、音楽療法士の資格を取得することにチャレンジをしています。
すでに家庭を持つ主婦にとってスキマ時間の勉強はハードルが高いですが、あえて実習がある通信教育の教材を選びました。
勉強を始めた当初は福祉の分野が未経験のため、ついていけるか心配もありました。
しかし認知症も発達障害も、心の病に関することも私たちの身近にあるものだからか、とても楽しく学んでいます。
実務経験を積んで福祉の現場を知る
通信教育の実習だけでは心許ないため資格を取り次第、地元で音楽療法の仕事をされている先生とつながりを持ちたいと考えています。
どのようなセッションをしているのかを見学できる場所や、ご指導いただける場所があるか探しているところです。
音楽療法の特化ブログを立ち上げる
ブログは今までにも何度か立ち上げたことはありますが、稼ぐことを重視したアフィリエイトブログばかり運営していました。
どれも長続きできなかったのは「何のために」やるのか、目標が定まっていなかったからでしょう。
いまはというと、自分のやりたいことに目を向けてブログに対する考えが変わりました。
音楽療法の実務から学んだことや現場で知りえた情報は、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。ブログを通して音楽療法の認知度を上げていきたいと考えるようになりました。
今後は福祉事業所の担当者や音楽療法に興味のある方に向けて、自分の知識や経験を提供できる、音楽療法のブログを作りたいです。一人でも多くの人に、この情報が届くと嬉しいなと思っています。
まとめ:単価も大事だけど本当にやりたい分野の専門家を目指そう
ある程度の経験を重ねると、周りのライターの成功体験を耳にしては自分自身に焦りを感じることがあります。執筆するうえで、役立つような専門の資格がない自分に落ち込むこともありました。
ただ、一見ネガティブな状況だったとしても、人はさまざまな経験をしながら影響を受け自分を振り返ることができます。私の場合は、子育ての経験から将来のライター像が芽生え「これから自分を磨いていけばいい」と考えを改めました。
これからは、自分から音楽療法について発信し関連分野の運営先に営業をかけていきたい。そして、音楽療法を1人でも多くの人に知って欲しいと考えています。そのためにも、まずはできることから始めてスキルアップしていきます!
この記事を書いたライター
にゃむ
ライター・イラストレーター。不登校児&1か月に2週間風邪で休む子どもらを抱えて働くのが辛くなり、手に職をつけるため在宅ワークの道へ。ジャンルはオカルト・副業・ブライダルから学術系コラムまでと幅広く挑戦中。目標は読者さまが「読んで...