ライター活動に没頭しすぎ!夫婦仲悪化の悲劇
開業して半年。ありがたいことに案件が増え、スキマ時間や子どものお昼寝中だけでは作業が追いつかなくなり、家事・育児を終えた夜21時から深夜1時まで稼働するようになりました。
収入が増えて嬉しかったものの、夫婦の会話は「今日、何かあった?」「明日の予定は?」といった機械的なやり取りばかりに。貴重な夜の作業時間を確保するため、効率重視の生活に私だけシフトしていたのです。
仕事と家事・育児で夫婦の予定がすれ違うたびに、お互いイライラが募り、態度もそっけなくなり、自然と会話も避けがちに。
崖を転がり落ちるように、夫婦仲は悪化の一途をたどりました。スキンシップも減り、心がスーッと離れていく感覚もわかるほどになったのです。
こじらせた夫婦仲を戻すために取り組んだ改善策とその効果
家族のために始めたライター活動が、かえって夫婦仲を悪化させては本末転倒。けれども、ライター活動は辞めたくない! その葛藤の狭間で実践した、夫婦仲を取り戻すための改善策をご紹介します。
改善策①:紙カレンダーを使った「忙しさの見える化」
リビングのカレンダーに私は納期を、夫は残業やイベントのある日を書き込み、忙しい時期を「見える化」しました。仕事の立て込むタイミングがわかることで、お互いに予定を調整しやすくなり、すれ違いも少なくなりました。
納期前の2日間が特に忙しいと理解した夫が、「今夜は早めに子ども達を寝かせようか」と気遣ってくれたり、ずっと忙しいわけではないことを知り「この週末は家族でドライブしよう」と提案したりしてくれることも増えました。
お互いの忙しさを理解しあうことで、家庭の雰囲気も少しずつ良くなりました。
【効果】忙しさの緩急が伝わり、見通しをもって夫婦時間と家族の予定を確保。すれ違いによるイライラも軽減され、一緒に過ごす時間の質が向上。
改善策②:「夜作業のお休みDAY」を設定
週に1度、夜作業を休む日を設定し、夫婦でテレビを観たり、お酒を飲みながらゆっくり会話を楽しむ時間を作りました。初めはぎこちなさもありましたが、次第に関係も改善。
ポイントは「お互い携帯を見ず、同じことに意識を向けること」です。
関係改善のほかにも、お休みDAYを設定したことで仕事にメリハリがつき、集中力が向上。一石二鳥の効果が得られました。
【効果】減っていた夫婦の時間を取り戻し、作業にもメリハリがついて効率アップ!
改善策③:取り組んでいる仕事の内容をオープンに
まだまだ世間でのなじみが少ないライター。以前、夫からも「何をしているかわからない」と言われたことがありました。
そこで、夫にライター活動への理解を深めてもらうため、契約上問題のない範囲で、夕食時などに仕事内容を伝えるようにしました。
- どんなテーマの記事を書いているか
- どのような人に向けた内容なのか
- 執筆時に使うAIの活用方法
できるだけ興味を引くように楽しく説明することで、夫の不安も解消され、仕事への理解が深まりました。仕事に関する会話も自然と増え、お互いの安心感につながりました。
【効果】不透明だった仕事への不信感が解消され、仕事の話題で夫婦の会話がはずむ。
改善策④:仕事に巻き込む
仕事内容をオープンにしたことに続き、夫を「ひとりの読者」として仕事に巻き込み、タイトルや見出し、画像の感想やアドバイスを求めるようにしました。頼られることに喜びを感じる夫の性格もあり、話す機会が増え、夫婦の会話も以前の何倍も盛り上がるように。
また、彼の客観的な視点から自分の癖や偏りを指摘され、スキルアップにもつながっています。
【効果】ライター仕事への夫の理解と協力体制が強化。客観的な意見が、スキルアップにもつながる。
ライター活動を継続するため「小さな工夫で大きな変化を」
忙しさの見える化や、強制的に夫婦の時間を確保する工夫、仕事の共有など、小さな取り組みを積み重ねた結果、最悪だった夫婦関係が改善していきました。
どの改善策にも共通しているのは、「ライター活動を応援してくれる家族への感謝」と「相手を変えようとするのではなく、自分から変わる姿勢」です。
仕事ができる環境を作ってくれる夫や子ども達に「ありがとう」と伝え、状況を改善する手だてを積極的に試していきました。
夫婦仲が険悪になっても、自分の非を認め、それを今後に活かすことが大切。これができれば、「夫婦仲良し!ライター活動継続!収入アップ!」の未来も遠くありません。
過去の私と同じような状況にある方は、ぜひご紹介した改善策を試してみてください。
この記事を書いたライター
いまふじ しか
広島県在住の2児ママライター。子育て以外にも自分の価値を見つけたい!と家事育児のスキマ時間を、ブログ運営やインスタ運用に全投入。失敗も成功も経験しながら、文章を書くのが苦ではない!と気づきWebライターへ。「読者ファースト」をモッ...