夜から始めて大失敗

夜から始めて大失敗

駆け出しライターが初めて受けた仕事をどのように進めて納品したかをお話します。

まずこの方法は大失敗だったことを最初にお伝えします。

初めていただいた仕事はまったく様子がつかめなかったため、早く仕上げないといけないという思いから気負っていました。仕事の連絡は夕方午後5時ころにメールで来ました。ある程度内容を確かめましたがわからないことばかりです。

「とりあえず書くしかない!」

居ても立っても居られない気持ちをなんとか抑え、雑用がすべて終わった夜10時ころから仕事を開始しました。

実際この時間ですと何にも邪魔されることはなく仕事はできます。試行錯誤を繰り返しなんとか記事を作成しました。ふと時計を見ると夜中の2時!集中していたので時間を忘れていました。

無事に仕上げ、ホッとした気持ちで寝室に向かいました。が、まったく眠れません。興奮していたのですね。翌日も結局寝不足から、ボーっとした1日となってしまいました。

「こんなやり方では続けていけない!」

このような反省点を踏まえ、次回の仕事開始は朝からと決めました。

集中しすぎて何も見えず

集中しすぎて何も見えず

最初の仕事から10日ほど経ち次の仕事が来ました。積極的に仕事を受注しようという動きはしていなかったので、間隔は空いています。

2回目の仕事。実はこのやり方にも問題がありました。

この仕事も夕方にメールで依頼が届きました。前回の失敗を得て、受注した翌朝から仕事を開始することに決めていたので、逸る気持ちを抑え内容を確認した程度で床につきました。

次の日、朝の家事をある程度済ませ9時から開始。仕事自体に慣れていないため執筆にもまだまだ時間がかかります。さらに悪いことに、私の場合、集中し始めたら何も見えなくなってしまうのです。そのため時間を忘れてひたすら仕事を続けてしまい、気がつくとお昼12時でした。

我が家は大人だけしかおらず、会社勤めをしている人もいません。ですから昼食の時間が遅れても問題はないのですが、時間管理を行わないと自分自身がつらくなってしまうのではと不安を感じたのです。そしてわかりました。日中自宅で仕事をするということは、仕事・休憩・家事に対する時間のバランスを整えないといけないということに。

新たな世界に一歩踏み出すことができたライターという仕事も大切ですが、同じくらい趣味の時間も大切にしたいのです。もちろん家事にも影響を与えたくありません。

無事に2回目の仕事は終わりましたが、自分の中でもやもやした気持ちを抱えていました。

3度目の正直

3度目の正直

Koukichi Takahashi - stock.adobe.com

そして3回目の仕事。

仕事を進める上でどのように時間管理を行えば良いかと、暗中模索の日々が続いていました。そしてあることに気がついたのです。自分は今までApple Watchを使って時間の管理をしていたということに。それ以外にもメール・LINEの受信等の確認にも使っていました。

自分は集中すると時間を忘れてしまうことは先程も触れましたが、何時までに何を行うか、何分後に何を行うかなど、今まですべてApple Watchのアラームやタイマー機能を使っていたのです。これを使わない手はありません。

そして集中する時間は1時間半に決定。これは大学の授業時間が1コマ1時間半であったのを思い出し、大人が集中する時間に適しているのではないかと思ったからです。

はからずも精神科医である樺沢紫苑さんが、“人間の集中力には「15・45・90の法則」がある”と紹介していることも知りました。簡単に説明しますと、

「15分は人間が最も集中力を発揮できる時間・45分は一般的に人間が集中できる時間・90分は人間が集中できる時間の限界」

とのことです。90分=1時間半はまさにうってつけの時間設定でした。

そして朝の雑用や趣味などに時間を費やしたあと、仕事中に飲むコーヒーを準備しタイマーを1時間半に設定。10時から仕事開始です。

携帯はいつも着信音や通知音がならないように設定してありますが、すべてApple Watchに通知が来るので重要なものかどうかは素早く確認できます。

この方法は私にとって十分な成果をもたらしました。

仕事開始1時間半後の11時半から昼食の準備を開始。昼食を作りながら夕食の下ごしらえをすることで家事の時間を短縮。休憩や再度趣味に時間を費やしたあと2時から午後の仕事を開始。これも1時間半。これで仕事が終わらない時は15分休憩後さらに1時間半のタイマー設定。

やっと仕事の時間管理が決定しました。今回の記事もこのやり方で執筆しています。

この時間管理方法が参考になるものかどうかはわかりません。しかし、私にとっては今のところ理想的なやり方になっています。

自宅でできるライターという仕事だからこそ、うまく時間を管理してこれからも無理なく健康的に続けていきたいと思います。

この記事を書いたライター

執筆者

Ryomahan

薬剤師資格を持つライター。医療業界における薬剤師のあり方に疑問を抱き早期退職。趣味のウクレレ・サックスを演奏したり、英会話を習ったりして気楽に過ごしていたが、薬剤師としての経験を文章で役に立てることはできないかと思いライターに...

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