ディレクターになったきっかけ
最初はライターとして活動していたチームで依頼をいただいたのがきっかけでした。
基本的になんでもやってみたい方なので、経験はありませんでしたが対応させていただくことになり、ディレクターの案件を受けるようになりました。
そもそも最初からディレクターポジションを募集している案件は少ない印象です。そのため、私のように声をかけてもらって経験を積む方が多いのではないかと思います。
ディレクターという仕事
ディレクターは、案件によって対応範囲が異なります。
例えば、構成作成とライターさんの原稿チェックだけの案件や入稿後のチェックまで対応する案件などがあります。
現在、対応している案件のディレクターの対応範囲は以下の通りです。
- 構成作成
- ライターさんへ依頼
- 原稿チェック(誤字脱字・事実確認・レギュレーション)
- 入稿の担当者さんへ依頼
- 入稿チェック(表記・リンク確認など)
これらすべてを対応して1記事5,000円で対応しています。
正直、レギュレーションが少し細かいこともあり、単価2円で2,500文字の案件と比べてもあまり変わらない作業量です(あくまでこの案件の場合なので、案件によってはライターの時より単価が高い案件もあります)。
ディレクターの仕事のメリット
実際にディレクターを経験してみて感じたメリットは以下の2つです。
- 案件によっては単価を上げられる
- 他のライターさんの記事を読める
先ほども説明しましたが、案件によっては少ない作業量でライター案件よりも高い報酬を得られることもあります。
また、他のライターさんの記事を読める点もメリットでしょう。報酬をいただきながら「この表現ステキ!」「この書き方わかりやすいから私も取り入れよう」と他のライターさんの記事を読めるのは、ライターとしても良い経験になっています。
メリットとデメリットを把握した上でチャレンジするか、すでにライターとして活動していて要領がわかっている案件でディレクターをさせてもらうのがおすすめです。
ディレクターの仕事のデメリット
デメリットは以下の3つです。
- 実績にしづらい
- 自分で対応する場合もある
- レギュレーションが細かいと時間がかかる
ライターの案件はクライアントさんとの契約上、問題なければ実際のページをポートフォリオに載せられます。
しかし、ディレクターの案件は実物を見せるのが難しい(執筆したのはライターさんなので)印象があります。自分が担当しているメディアのPV数などの数字で表現することはできるかもしれませんが、他の要因もあるのでそれを実績にしていいのか?というのが個人的な疑問です。
また、レギュレーションや対応範囲によっては時間がかかってしまう点、ライターさんが対応できなくなった場合は自分で対応しなければいけない点もデメリットといえるでしょう。
ただ本当に案件によって異なるので、気になる方はまずチャレンジしてみるのがおすすめです。
ディレクター目線|こんなライターさんに依頼したい
ディレクターを経験してみて感じた「こんなライターさんに依頼したい」というポイントは以下の5つです。
- レスが早い
- 参考記事を残してくれる
- 納期遅延がない
- 同じ修正が少ない
- 言い回しがわかりやすく、すらすら読める
ライターだったら当たり前の項目もありますが、今まで色々なライターさんに依頼をさせていただいて、全部を叶えるのは意外と難しい…と思うことも多くなりました。
特に不動産などで数字や法律を扱う機会が多い案件の場合は、事実確認や情報元が重要になるケースもあります。そんな時に自然に参考記事や参考箇所をコメントで残してくださる方は、ディレクターをしていてとてもありがたいなと感じます。
ディレクターを経験したからこそ、ライターとして活動する際も「こんな点は気をつけよう!」と思えるようになったので、良い経験になっていると思っています。
ライターもディレクターもバランスよくが心地良い
メリットもデメリットもあるディレクター案件ですが、私は色々なライターさんの記事を見たり、構成を作ったりできるのが良い勉強になっています。
特にライターの仕事に慣れてくるとライティングの勉強をする時間よりも案件を進めている時間の方が増えて、インプットが減ってしまいがちです。
そんな時にお仕事をしながらインプットができるディレクターという仕事は、ライターとしても良い機会をいただいていると思います。
ただ、ディレクターを経験してみて、どちらか一方だけをやるのではなく、どちらの案件も対応するのが自分に向いていると感じたのも事実です(飽き性なのもあるかもしれません笑)。
これからもどちらの案件も対応しながら、ライターとしてディレクターとして経験を積んでいきたいです。
この記事を書いたライター
なつ
小さい頃の夢は推理小説家。文章を書くのが好きでwebライターに。スキンケアブランドの企画・ディレクションをしながら副業でwebライターやディレクターをしています。最近は美容の知識を深めるため「コスメマイスター」と「薬機法管理者」の資...