メディアへの直営業の始め方

メディアへの直営業の始め方

メディアへの直営業は、以下の手順で始めてみましょう。

  • ポートフォリオを用意する
  • メディアを検索する
  • 提案文を送る

それぞれの手順について、コツを含めながら解説していきます。

ポートフォリオを用意する

まずは、ポートフォリオを用意します。ポートフォリオは、自分を知ってもらうための作品集や経歴のまとめ集のことです。

「まだ実績なんてないよ。。。」

大丈夫です、あなたが今まで経験してきた職務経験や保有資格、サンプル記事をまとめたものも立派なポートフォリオになります。ポートフォリオを作る際は、以下の点を記載してみましょう。

  • 自己紹介(活動ネームや専業か兼業ライターかなど)
  • 過去の経歴(経験した仕事や保有している資格)
  • 対応できる業務内容(構成作成、執筆、画像作成、WordPress入稿など)
  • Webライターとして気をつけている点(納期や返信速度)

ブログやnoteを開設している方はポートフォリオ専用の記事や固定ページを作り、何も持っていない方はGoogleドキュメントやGoogleスライドなどで上記をまとめてみてください。

メディアを検索する

現在、インターネット上には数えきれないほどのメディアが存在しています。それは、同じ数だけ潜在クライアントが存在するという意味です。

Googleで「Webライター募集 メディア」と検索してみると、ライター募集をしているメディアをまとめているサイトが上位に表示されます。その中から興味のあるジャンルや案件を探してみましょう。

「いきなり応募するのは怖い…」
「初心者だから不安です…」

安心してください、Webライターがメディアに応募をしても怒られることはありません。合わないと判断された場合は、返信がないだけです。
怒られることなくメディアで執筆できるチャンスがあると考えたら、挑戦したくなりませんか?私は、Webライターを始めた頃の自分にこう言ってあげたいです。

「とりあえずやってみよう?大丈夫、怒られないし採用されたらサポートしてもらえるから」

提案文を送る

メディアに直営業をする際は、実際に応募フォームやメールで提案文を送ってみましょう。応募フォームでは氏名やライター歴、実績などの記載が指定されているので、必要に応じて進めます。

メールで提案文を送る際は、以下の情報を簡潔に記載して最後にポートフォリオのURLを貼ってください。

  • 名前やライター歴など簡単な自己紹介
  • 自分がこのメディアで執筆するメリットを箇条書き(趣味でアウトドアをしている、美容商品を多数購入しているなど)
  • 月にどの程度稼働できるか

メディアには日々Webライターから提案文が届いているので、長々と書かれた提案文は担当者の負担になります。できるだけ簡潔で見やすい提案文を作成するこで、ポートフォリオなどにも目を通してもらえるようになるでしょう。

メディアへの直営業の失敗談

メディアへの直営業の失敗談

メディアへの直営業での私の失敗談として、以下の事例を紹介します。

  • ブックマークの罠
  • 自信のない提案文

同じ失敗をしないように、それぞれの事例について解説します。

ブックマークの罠

インターネット検索でライター募集をしているメディアを見つけた際に、私はブックマークにURLを保存していました。このブックマークには、当然アラーム機能などはありません。

いざ応募しようと思った時には、すでに募集が締め切られていたという経験を何度もしました。どんなに相性や条件がいいと思っても、募集自体が終わってしまっては提案できなくなってしまいます。

メディアへ直営業する際は、なるべく早く提案文を送るように心がけましょう。

自信のない提案文

実績が少ない中で応募するのは勇気が要ります。提案文を送るだけでも素晴らしいのですが、この提案文に「自信のなさ」が出てしまうと、何通送っても採用されません。

「初心者ですが」
「このジャンルは執筆したことがない」

提案文に上記を書いていた時期がありましたが、当然採用されませんでした。

「未経験ですがオペさせてください」

そんな医師にオペを依頼したくないですよね?それを過去の私はしていました。

メディアへの直営業を成功させるポイント

メディアへの直営業を成功させるポイント

メディアへの直営業を受注できるようになったポイントをまとめます。

  • 短納期をアピール
  • 実績がなければブログで同ジャンルの記事を執筆して提示
  • できないと言わない

短納期をアピール

提案時に、すぐに納品できることをアピールしましょう。2日~3日程度で納品できる人と1週間かかる人では、前者の評価が高くなるためです。

最初は執筆に時間がかかるのは誰も同じですが、そこで差別化を図ることであなたを選ぶ理由が1つ生まれます。仕事や家庭があると大変かもしれませんが、最初は少しだけ注力しましょう。

実績がなければブログで同ジャンルの記事を執筆して提示

たとえば映画を紹介するメディアに直営業するとしましょう。映画記事の実績がない場合は、自分のブログで何か映画の記事を書いて提示すると採用されやすくなります。

「やる気はあります!がんばります!」よりも「サンプル記事を用意しました!」と提案に混ぜたほうが担当者の印象は良くなります。サンプル記事を書いていくだけなら、無料のnoteを活用してみましょう。

できないと言わない

メディアによって担当する業務内容は異なります。構成から作成するのか執筆だけなのか、画像を用意するのか入稿が必要か、それぞれのメディアでルールが決められているからです。

WordPressでの入稿が必要な時に、できませんと伝えたらその場で話は終わってしまいます。調べながらやる、とにかくやる、この姿勢が大切です。

私は、Webライターを始めた当初はWordPressの存在すら知りませんでした。しかし、今ではサイト制作までできます。構成もどうやって作ったらいいかわかりませんでした。クライアント様から何度もダメ出しを受けています。

だからこそ、記事や動画を使ってたくさん調べて勉強しました。その結果、基本的な業務は一通り対応できる程度に成長しました。

メディアへの直営業は誰でもできる

メディアへの直営業は、Webライターを始めたばかりでもできます。自分の経歴をポートフォリオにまとめて、あなたに依頼したくなる理由を伝えましょう。

初心者がライバルと差別化するためには、短納期で執筆できる点やブログを使ってサンプル記事を提示するのが効果的です。誰でもできることを徹底することが、初心者を脱出する鍵になります。

SNSには「始めて数か月で月収〇〇万円達成」という人がたくさんいますが、私は稼げない時期が長かったのでその中に入れませんでした。それでも続けてきたからこそ、今は多くのクライアント様のお手伝いができています。

メディアの案件はクラウドソーシングサイトよりも単価が良いケースが多いので、初心者でも積極的に応募してみてください。

この記事を書いたライター

執筆者

湯澤康洋

ライター&ストーリークリエイター、SEO、電子書籍の出版代行。ときどきレコーディングエンジニア。累計1,000記事以上担当。ベーシストとしてバンド活動も行う。

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