テーマ決めはメディアのペルソナやコンセプトを意識する

テーマ決めはメディアのペルソナやコンセプトを意識する

皆さんは記事を書く時、事前にクライアントからテーマについて提案があるパターンと自分でテーマを決めてクライアントに提案するパターンの主に2パターンに分かれていませんか?

自分でテーマを決める時、どのようなテーマがいいか迷うことがありますよね。

まず、テーマを決める時に1番に考えて欲しいのがペルソナについてです。ペルソナとは主にマーケティング業界で使われている用語で、商品やサービスを提供するときにどのような時間や場所を想定し、どのような顧客に向けたものなのか、具体的な人物像を設定することです

性格や年齢層だけではなく、生い立ちや学歴、職歴、年収、ライフスタイル、家族構成、趣味嗜好、特技、価値観などあらゆる属性から具体的な人物像を設定します。

一見ターゲットと似ているようですが、深掘りの程度が明確な違いです。

私の執筆している美容系のWebメディアでは40代の女性がペルソナとされています。一人暮らしの女性に向けた記事や妊娠中の女性に向けた記事などはごく一部の人にしか刺さらないため、テーマとして提案しても却下されることがあります。

執筆テーマを考える時には、まずは自分の書いているメディアのテーマとペルソナやコンセプトが合っているのかを考えるのが大事です。

地方創生のメディアで飲食店関連をテーマにした記事を書いていますが、そのメディアではいわゆるSNSで流行りの新店舗よりも、まだあまり広まっていない地元の名店や特色のあるお店を紹介するのがコンセプトになっています。

取材先の選定をするときも、ペルソナやコンセプトがメディアに合っているか考えてから交渉してみるといいですよ。

シークレットモードでテーマについてリサーチする

シークレットモードでテーマについてリサーチする

この記事を読まれている皆さんの中にもSEO記事を書く機会が多い方もいると思います。

企業は自社のサイトやブログを検索画面で上位表示を目指しています。

ライターさんに外注を頼む場合は、自分たちだけの力ではできないことを頼みたいという目的で執筆を依頼します。

検索画面で上位表示をさせるためには、SEOの仕組みを理解できなければいけません。

そのためには、SEO記事の対策には上位に表示されているサイトを調べるのが不可欠です。キーワードを意識したタイトルや見出しづくりや読者の意図に沿った記事作りが大事です。

正確な検索情報を知るためにもぜひ、シークレットモードを活用しましょう。検索情報が出たら、上位10位に表示されている記事をしっかり見てくださいね。

Webライティングはリサーチがとにかく必須です。リサーチとはこれから自分が書くテーマについて調べて読者のニーズを探すことです。

クライアントからテーマが与えられているときは、まずはシークレットモードでそのテーマについて検索をかけてみるようにしてください。

シークレットモードとはGoogleなどの検索エンジンで検索履歴に影響しないようにするモードです。Firefoxではプライベートブラウジング、Safariではプライベートブラウズと言われています。

Google などの検索エンジンはユーザーごとにその検索履歴や趣味趣向などの情報をもとにカスタマイズされたものが上位に表示されます。シークレットモードに変更すると、実際の検索順位に近いものが反映されます。

シークレットモードはiPhoneでも設定できるので、スマートフォンを使って記事を執筆する方も使えます。

テーマについてリサーチし、知識を習得する

テーマについてリサーチし、知識を習得する

Webライターが知識を習得する方法はさまざまです。ひとつのテーマについて調べようにも情報があふれているので取捨選択するのが難しいですよね。

もし自分が書いてみたい、興味のあるテーマが見つかったら徹底的に調べましょう。特に前から好きだったテーマはおすすめです。

Webページや書籍など異なるメディアから多角的な正しい情報を得て、臨機応変に対応できるとWebライターとしての知識や実力も次第に高まっていきます


文章に説得力を持たせられると、他のライターとも差別化できます。ライターは書くだけではなく、記事のクオリティやスピードも大事なので、常にリサーチスキルは磨いていきましょう。

レギュレーションを事前にチェックしてから記事を書く

レギュレーションを事前にチェックしてから記事を書く

ライターにおけるレギュレーションとはいわゆる執筆のルールを指します。

文字に起こしたレギュレーションはライターのみならず、記事をチェックするディレクターにとっても指針となり、記事に一定の品質を保つために設定されています。

NGワードも設定されていて、中には知らなかった差別用語や法律に触れる用語も含まれているケースがあるので、迷ったときはディレクターに質問するようにしましょう。美容系の記事を書く時には薬機法(注)に触れないような表現にするのも重要です。

レギュレーションをきちんと守って記事を書くと、修正を入れるディレクターの方の労力も減ります。

コンテンツの品質も保たれるのできっちりレギュレーションをチェックして、記事を書くようにしましょう。

(注)薬機法
正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」」医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品の品質と有効性や安全性を確保するために、製造、表示、販売、流通、広告などについて細かく定めた法律のこと。

まとめ

まとめ

今回は記事を書く時にまず取りかかることについて説明しました。今回書いた事柄を記事に取りかかる前にやると修正も少なくなり、作業が楽になりますよ。

ぜひ、スムーズに仕事ができるようにがんばって行きたいですね。

この記事を書いたライター

執筆者

さき

会社員として働きながら、副業ライターをしています。美容、ライフスタイル、グルメ、地域創生の記事を中心に執筆。趣味はゲーム、食べ歩き、旅行です。旅行先のグルメや休日ランチなどの感想を記事に書いたりすることも。今後は新しいジャンル...

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