ライターとしての初仕事

ライターとしての初仕事

初めての仕事を受注するまで

いろいろな事情により勤めていた会社を退職し、フリーランスのライターとなったのは2022年7月のことでした。

それまでライターとしての仕事はまったくやったことがなかったため、まずはライティングの基本について、さまざまなサイトを見て勉強をすることに。自分ではある程度基本ができたかな…と思ったころ、初めての仕事を受注しようと行動を開始しました。

ライターの仕事は初めてですし、しかもイター業界やクライアントとの人脈などがまったくないところからのスタートであったため、最初に仕事を受注するまでは苦労の連続でした。

仕事の探し方がよくわからなかったので、まずはWebライターの諸先輩方のブログなどを参考に、クラウドソーシングを使って仕事を受注することにしました。

あるクラウドソーシングサイトに登録し、早速自分ができそうで未経験者OKの案件を探し出し、ひたすらエントリーをしまくりました。少なくとも50件ぐらいはエントリーした記憶があります。

エントリーはしたものの、クライアントから返答が来たのはわずか数件でした。この時は、「仕事を探すのは意外と大変だな…」と愕然としたことを覚えています。クライアントから返答があった案件については、テストライティングに進みました。しかし、テストの結果はことごとく全滅という結果でした。今にして思うと、甘く考えていたな…と反省してます。

エントリー→テストライティングをさらに何件か行い、ようやくテストに合格した案件がライターとして初めての仕事となりました。ここまで来るのに数か月はかかったものです。

初めての仕事は苦手ジャンル

このように初めて受注したライターの仕事ですが、内容は芸能人の噂やゴシップをまとめるものでした。芸能人にはほとんど興味がなかった私には、かなり高いハードルでした。また、報酬も文字単価が0.5円以下という、いわゆる搾取案件でもあったわけです。

「これは、大変だな…。エントリーしなければよかった」というのが、正直な感想でした。しかし、いかに苦手分野で搾取案件であっても、一度受注したならば最後まで完成させねばと思いなおし、仕事に着手。

芸能人に興味がない私は、まず記事を執筆するためのリサーチで壁に当たりました。まったく興味がないことを、延々と調査することは苦行のようなものでした。それでも、なんとかリサーチを完了し、実際に執筆することへ。

この案件は、レギュレーションも結構細かく規定されていたため、レギュレーションに合うように黙々と執筆を行い、ようやく執筆が完了してクライアントに納品となりました。

納品後、数日してディレクターからのフィードバックがあり、その結果を見たときは非常に落ち込んだことを覚えています。自分が執筆したところのほとんどの箇所に赤入れがなされ、大規模な修正が必要となっていました。例えば、「文章が回りくどすぎて読みづらい」というような赤入れです。「これは厳しい業界だな…」というのが、その時の正直な気持ちでした。

それでも、指摘された点を1箇所ずつ修正し、再度納品。しかし、またもや赤入れたっぷりのフィードバックが返ってきて、再び愕然としました。しかも前回は指摘されていなかった部分に、今回は指摘が入っているという状態であり、「これ、いつになったら終わるのかな…」と悲嘆にくれたことを思い出します。

何回か納品してはフィードバックを繰り返し、ようやくクライアント側のOKが出て校了へ。この調子がこれからも続くとなると厳しいな…と感じ、この1件を持ってこの案件は、継続を辞退させていただくことにしました。

初仕事を終えて思ったこと

初仕事を終えて思ったこと

初仕事を終えて、改めて、ライターという職業は大変だなと実感。また、受注する仕事の内容・条件を念入りに検討しておく必要があることも、学びました。

実際に仕事をするには、まだまだスキルや知識が足りないことを実感し、改めてライティングスクールなどで勉強しなおそうとしたことを思い出します。

今になって思うと、初仕事はこれから一人前のライターとなるための、試練であったなと感じています。この案件を経験することにより、案件の選び方やライティングのスキルを向上させる良いきっかけになったからです。

これからライターを目指す人へ

これからライターを目指す人へ

私の場合は、スキル・知識・人脈など、すべてゼロの状態から始めたので、いろいろな失敗を経験してきました。

しかし、失敗を経験することによって、学ぶことも多くあります。そのため、ライターになろうかと悩んでいる人は、まず行動に移してみると良いでしょうたとえ、その結果が失敗に終わっても、その教訓はきっと今後活かされるときが来ます。

ただし、搾取案件を受注するのは、やめましょう…。

まとめ

このように、自分のライターとしての初仕事は、とても成功したといえるものではありませんでした。しかし、この苦い経験を得ることによって、その後ライティングスキルが若干でも向上し、良いクライアントとも巡り合うことができました。

今はまだ、ライターの仕事一本で生計を立てるというところまでにはなっていませんが、ある程度の報酬を継続的に得られるようになってきています。自分でも少しは成長したかな…とちょっとだけ自信が沸いてきてます。

ライターの初仕事で学んだ最大の成果は、「やはり、何事も経験って大切だな…」という点ですね。

この記事を書いたライター

執筆者

ていえむ

思うところがあり長年勤めたIT企業を退職し、現在はフリーランスのWebライターとして活動中。得意ジャンルは、金融・国内旅行・ペット・IT関連など。私生活では、愛犬(コーギー)とのんびり過ごしたり、お出かけすることが大好きです。

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