ライターになって初めての仕事は何か

ライターになって初めての仕事は何か

私がライターになって初めて引き受けた仕事は、SEOライティングです。私はもともと新卒でフリーランスとなり、ライターとして独立しようと思っていました。

ライターにとって必要なスキルが日本語を理解できることであり、参入障壁が低く感じたからです。さらに、ブロガーになる、作家になるという夢があったからでもありました。

が、現実はそう甘くはなく、初めてのSEOライティングの仕事では、指定されたキーワードを効果的に文章に取り入れながら、読み手に有益な情報を提供することの難しさに直面しました。SEOという技術的な要素と、文章としての読みやすさや質のバランスを取ることが想像以上に難しかったのです。

しかし、クライアントからのフィードバックを受けるうちに少しずつスキルが向上し、ライターとしての自信も深まっていくことになります。

その後、SEO関連の案件を多くこなす中で、リサーチ力や文章構成力も鍛えられ、ただキーワードを詰め込むだけではなく、ターゲット読者のニーズを深く理解し、それに応える内容が成功の鍵であることに気づきました

どのような経緯で初仕事を受けることになったか

どのような経緯で初仕事を受けることになったか

初めてのライターの仕事は、なんとスカウトからスタートしました。私はその時、ビジネスの経験はゼロ(あったとしても、大学時代の塾講師のアルバイトのみ)でした。

最初は「なんで実績がない自分にスカウトがきたんだ?」と不思議に思っていました。ちなみにクラウドソーシングサイトでのスカウトです。

まさか詐欺ではないだろうかと少し疑いましたが、思い切ってメッセージを送りました。クラウドソーシングサイトであったため、なにかあった場合、事務局に相談すればいいと思っていましたので。

結果、詐欺ではなく、文字単価0.8円で3,000文字執筆の依頼でした。正直「ライター経験ゼロ」の人にとっては少し高い単価です。しかし初心者歓迎案件でしたので、これは問題ないだろうと私はドキドキしながら、初めての案件を受注することを決めました。

契約後、「社会人になって初めての仕事だから、最後までやり切ろう」と勝手に意気込んでいたのは今でも覚えています。

初仕事はどのような依頼だったのか

初仕事はどのような依頼だったのか

最初に書いた記事は、某アイドルについてです。ちなみに私は彼女のファンでしたので、知識も豊富で非常に執筆しやすかったです。プロフィールはもちろん、どの曲でセンターになったのか、どの作品に出演したのかも、ほぼ把握していたため書いているときは非常に楽しかったです。

余談ですが、この記事に対応したのは2020年で、彼女はすでにグループを卒業していました。ですから私は、大学時代のアイドル活動を懐かしみながら原稿を書きました。

ただ、ライターを始めて間もない頃でしたので、書くスピードが遅すぎました。6,000文字執筆し、リサーチやマニュアルに目を通す時間を含めて合計13時間ほどはかかったはずです。

納期が10日と比較的緩かったのは当時の自分にとって助かりました。もしライター歴5年の現在で対応すれば、品質を重視し、ていねいに書いても2日あれば書けると思います。

仕事をしてみてどうだったか

仕事をしてみてどうだったか

初めての仕事は、やはり不慣れであったため苦労しました。なんといっても、「書くのが遅い」のが一番大変でした。1時間で500文字執筆できるレベルでしたので、現在とは違い、非常に時間がかかっていました。

それは、文章の型をうまく落とし込めていなかったことが原因だったかもしれません。他には、文章を書く習慣が少なかったことも考えられます。

その他、SEOの知識がなかったことも苦労した一因です。実は、私はこの初めての仕事で「SEO」について知りました。大学時代、雑記ブログは書いていましたが、「SEO」という言葉さえ触れたことがなかったです。

そのため、マニュアルに書いてあることを何度か読み込んで理解し、それを記事に反映させるようにしていました。この案件のマニュアルは、内容が豊富でしたので助かりました。

記事を書き終わった後は「やっと完成した…」と強い達成感を味わいました。6,000文字を執筆したことはこれまでの人生でなかったです(大学時代の卒業論文は除く)。多くても3,000文字。この時実際に体験してみて、ライターはこんなにも大変な仕事なのかと、初めてその苦労を知りました。

記事を書いてくれているライターは、こんなにも手間ひまを惜しまず執筆しているのかと「ありがたい」感情を抱きました。これは現在でも感じています。

初仕事はどのように評価されたか

初仕事はどのように評価されたか

はじめての仕事でしたが、クライアントにとても喜んでいただけました。自分がファンだった人についてというのもあり、「記事は高品質」だったと評価されました。

それにライターとしての初案件にもかかわらず、なんと継続受注が決定。このクライアントとは、その後1年間やり取りすることになりました。ちなみに、現在は契約解除しています。

いま思うと、最初からいきなり継続受注できたことは誇りです。当時の自分は、それがどんなことなのかさえ理解できなかったのですが、深くライターという業務を知った現在ではとても喜ばしいことだったと感じています。

初仕事の報酬はいくらだったか

初仕事の報酬はいくらだったか

報酬は、1記事2,400円です。文字単価が0.8円で、私は6,000文字を執筆しました。ただし、上限3,000文字までの支払いであったため、3,001文字以上書いてもそれ以上は上がらず、いただける報酬のマックス2,400円を受け取りました。

記事を書いて報酬をいただくことは初めての経験であり、大きな達成でした。ネット上では、メルカリを除いて収益を得たことがなかったため、新しく成果を出せた喜びを強く感じました。先述しましたが、継続受注にもなり、「フリーでやっていくぞ!」と意気込みました。

私は過去、物事の最初がうまくいかないことが多かったのですが、ライターに関しては最初から成功でき、嬉しく思いました。もちろん、ライターの経験を通してその後いくつかは失敗しています。しかし、成功も失敗も自分の宝として、今後もライターの仕事に活かしていこうと考えています。

まとめ

まとめると、私が最初に手がけた仕事はSEOライティングでした。クラウドソーシングサイトでスカウトされ、文字単価は0.8円、3,000文字の執筆依頼を受けました。

テーマは某アイドルに関する記事です。私は彼女のファンだったため、スムーズに執筆を進めることができました。ライター経験がほとんどなかった私がスカウトされた時は驚きましたが、クラウドソーシングサイトを介しての依頼だったため安心してメッセージを送ることができました。

最初の案件は予想以上に時間がかかり、約6,000文字の執筆に13時間ほど費やしました。しかし、クライアントからは「質の高い記事」として評価をいただき、その後も継続して依頼を受けました。報酬は2,400円で、初めての成功体験として非常に嬉しかったのは今でも忘れません。

この記事を書いたライター

執筆者

しょうご

Webライター歴5年。新卒でフリーランスになり現在までフリーライターとして活動中。執筆得意ジャンルは教育、IT、コスメ。これまでSEOでは50記事以上上位10位位内に表示させ、売り上げアップに貢献。今後の目標はライターのコミュニティ運営する...

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