コタツ記事とは

コタツ記事とは

コタツ記事とは、取材をせずSNSやインターネット、TVから情報を得て作成された記事のことです。2010年頃ジャーナリストの本田雅一氏が使い始めた造語です。

取材などに足を運ばないので、コタツに入りながらぬくぬくと暖かい部屋で書ける記事という意味で使われています。他サイトに掲載されている情報や口コミをリライトしながら書けるため、オリジナリティがなく質の低い記事ができてしまう可能性があることから否定的なイメージがあります。

しかし、外に出て取材をしないすべての記事の質が低いわけではありません。十分な情報収集がされていて、自分がもっている知識などを加えれば、オリジナリティのある質の高い記事作成が可能です。

SEOライティングがコタツ記事と言われる理由

SEOライティングがコタツ記事と言われる理由

SEOライティングは、インターネット上の情報のみで記事が作成できます。取材に行かず、家から出ずに、インターネット上にある二次情報をまとめるだけでもSEOライティングができてしまうため、コタツ記事と言われてしまうのです。

このようにSEO記事にマイナスの印象がもたれる理由について考えてみました。

なぜSEO記事はマイナスの印象があるのか

なぜSEO記事はマイナスの印象があるのか

SEO記事には以下のリスクがあることから、否定的なイメージがあるのではないかと思います。

記事内容が薄くなることがある

二次情報をかき集めて作成されたSEO記事は、情報が薄くなりがちです。

取材をして得た独自の情報もないので、内容を深掘りできず、ただ情報を集めただけの記事ができてしまいます。

また、作成する記事のジャンルが身近でない、よく知らない場合だと、二次情報をくっつけるだけで「なぜ、こうなるのか」「だから、こうなる」など詳しい説明を書けず、不十分な内容の記事ができてしまいます。

信憑性には疑問がのこる

SEO記事は、そのジャンルに詳しくない人、専門分野ではない人でも、インターネット上の情報のみで書けます

そのため、調べた情報を誤って認識したことや、元の情報自体の間違いに気づかず、そのまま記事にしてウソの情報を記載してしまう可能性があります。

過去には、キュレーションサイトに掲載している記事にデマが書かれていたことから大炎上し、そのサイトは閉鎖に追い込まれた事案がありました。

SEO記事は、こういったデマや誤解を記載してしまうリスクがあるのです。

質の高いSEO記事を書くには?

質の高いSEO記事を書くには?

SEO記事が抱えるリスクについて考えてみましたが、もちろん全部の記事が悪いわけではありません!

では、どうすれば質の高いSEO記事が書けるのでしょうか?

正確な情報が分かりやすくまとまっている

一次情報は国や公的機関の公式サイトや、研究機関の成果発表の情報などがありますが、正直難しくて理解しづらいと感じる人は多いでしょう。

こういった正確な一次情報を、読者にわかりやすくまとめている記事は質の高い記事と言えます。

文章が読みやすい

ただ二次情報をかき集めた記事だと、文章の流れが不自然だったり、意味がわかりにくかったりします。また、SEOを意識しすぎてキーワードをやたらと入れて、読みにくくなっている記事があります。

難しい言葉はわかりやすく説明し、キーワードを入れ込むことよりも読者の読みやすさ優先で作成することが大切です。

自分の知識を活かす

インターネット上で調べた情報以外にも、自分の知識や経験が書かれている記事は読者にとって読み応えのある記事です。

興味のないジャンルについて書くよりも、自分の知識や経験を活かせるジャンルにすると、プラスアルファの情報を提供できて、より良い記事が作成できます。

SEO記事の作成は簡単じゃない!

SEO記事の作成は簡単じゃない!

情報をかき集めた内容の薄い記事の作成は簡単です。しかし、質の高い記事の作成は誰でもできるわけではありません。

わかりにくい一次情報を理解し、さらにその情報をかみ砕いて分かりやすく説明する。調べたたくさんの情報を、具体的に分かりやすくまとめる。

これらは簡単にできることではないのです。

私は、文字単価が0.8円から上がらず悩んでいた時があり、添削をお願いしたことがあります。

その時に「内容が薄い」とフィードバックをいただきました。情報をまとめただけで具体的な内容が書いていない記事では、文字単価1円以上で依頼してもらうことは難しいとのことでした。

フィードバックは以下のような内容です。

・外での飲食が楽しめます
 →どのように楽しむのか、なにをしたら楽しいのか

・外で使うテーブルの素材は、ステンレス素材がおすすめ
 →ステンレス素材にはどんな特徴があり、どんな人におすすめなのか

当たり前のことだけを書くと読者が盛り下がってしまうので、読者の興味を引くような具体的な内容を書くことが必要、と教えていただきました。

フィードバックを参考に記事作成をした後は、文字単価が1円以上に上がっていきました。

読者に楽しんでもらえる質の高い記事を書くのは、簡単なことではありません。しかし、ライターのみなさんは、読者に興味をもってもらえる「読んでよかった」と思ってもらえるような記事を書くことが大切です。

この記事を書いたライター

執筆者

あい

Web制作会社で働きながら副業ライターとして活動中。「読者の心を動かす」をモットーに、記事作成に励み、自由な働き方ができるフリーライターを目指して日々奮闘しています。得意ジャンルはライフスタイル系。好きなものは猫・ピアノ・音楽ライ...

詳細を見る

タグ