Webライターがノマドワークをする際に忘れてはならないもの

Webライターがノマドワークをする際に忘れてはならないもの

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私はこれまで、およそ100日間にわたってノマドワークをしてきました。そのなかで、とくに重要だと気付かされたのが次の3つです。

  • 健康で丈夫な身体
  • 現実的な収支計画
  • 自分自身を律する強さ


改めて文字に起こしてみると、どれも社会人が当たり前に有しておくべき資質ですよね。しかしながら私はWebライターとして、またノマドワーカーとして、日を追うごとにこれらの重要性を痛感しています。Webライターがノマドワークをするうえで、なぜこの3つの資質が求められるのかについて、それぞれ詳しく紹介します。

健康で丈夫な身体

ノマドワーカーは生活拠点を移しながら働きます。したがって、たとえ作業環境が変わっても、それまで通り(もしくはそれまで以上)のクオリティの成果物を作り続けなければなりません

Web制作に携わる方のなかには、自分の身体にぴったりのデスクやオフィスチェア、解像度の高い液晶ディスプレイなど、お気に入りの仕事道具を持っている方も多いでしょう。しかし、生活拠点を転々とするノマドワーカーの場合、幅をとる電子機器や家具は持ち運べません。「この机じゃないと肩が凝る」「この椅子じゃないと腰が痛む」「このディスプレイじゃないと目が疲れる」と体調に合わせて作業環境を整える余裕は、ノマドワーカーにはないのです。だからこそノマドワーカーには、どんなに作業環境が変わっても、求められているクオリティの成果物を納品し続けるだけの健康で丈夫な身体が必要です。

とくに私のように、毎日のように拠点を転々とするノマドワーカーの場合、決められた病院に通うだけでも一苦労です。軽い風邪なら市販薬で乗り切れますが、定期的な通院が必要な病気やケガ(虫歯や骨折など)は絶対に避けなければなりません。

そういった意味でも、健康で丈夫な身体はノマドワーカーにとって必要不可欠です。

現実的な収支計画

固定給で働いているWebライターの場合、収支計画を立てることはそこまで難しくないでしょう。月々の収入が決まっていれば、あとは支出の金額さえ調整すればよいからです。

しかし、Webライターの多くはフリーランスで、記事単価や文字単価といった歩合制で働いています。したがって、月々の支出をコントロールすると同時に、収入を増やすための努力も必要です。もしも収支バランスが崩れて赤字が続けば、せっかくのノマドライフも途中で断念せざるを得なくなります。

フリーランスの場合、Webライターの収入は「案件数×案件単価」で決まります。したがって、まずは「月々いくらあれば最低限の生活ができるのか」「いくらあれば趣味や自己投資も満喫できるのか」を概算しましょう。支出の見通しが立ったら、次は収入の計画です。「単価○円の記事を月に○本納品すればOK」と目標を決めて、案件や求人に応募します。

フリーランスの収入が「案件数×案件単価」で決まる以上、収入を増やす方法は「案件数を増やす」もしくは「案件単価を上げる」の二択です。1記事あたりの執筆スピードが早くなれば、余った時間で新しい記事を描けるようになります。もしくは、「5本目まで問題なく納品できたら、6本目の記事から単価を上げてほしい」「月末までに10本まとめて納品するかわりに単価を上げてほしい」など、交渉次第で収入アップも可能です。

自分自身を律する強さ

当たり前のようですが、個人的には一番大切な資質だと感じています。

ノマドワークは時間と場所に縛られない、新しい働き方です。隣の芝生はいつも青く見えますから、私も会社に勤める知人から「自由な生き方でいいな」「理想的な働き方だね」とよく言ってもらえます。

しかし、「時間と場所に縛られずに働く」ということは、裏を返せば会社という名の「保護者」から独り立ちするということでもあります。自由を享受するためには、相応の責任がつきもの。「時間と場所を拘束しなくても成果を出せる人間」にのみ、「時間と場所に縛られない仕事」が回ってくるのです。

会社組織とは違って、ノマドワーカーは自分の仕事を自分でマネジメントしなければなりません。仕事の全責任を自分で取らなければならないのがノマドワーカーです。

自律する強さを有しているかどうか。それはノマドワーカーにとって、小手先のWebライティングスキルや銭勘定の何倍も重要な資質だと感じます。

Webライターはノマドワークがしやすい職業!

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今回はWebライターがノマドワークをするうえで、忘れてはならない3つの資質を紹介しました。

ノマドワーカーにとって本当に必要なのは、特別な資格や業務経験ではありません。健康で丈夫な身体を維持すること現実的な収支計画を立てること、そして自分自身を律する強さを持つことです。あらためて文字にすれば分かるとおり、やろうと思えば誰でも持ち得る資質ばかりです。

打ち合わせ、情報収集、執筆、納品、リライトなど、Webライターの仕事は基本的にフルリモートで完結します。あとは今回お伝えした3つの資質さえ持ち合わせていれば、誰でも、いつでも、どこでもノマドワークができるはずです。ノマドワークに興味がある方にとって、本記事が少しでも背中を押すような内容になっていれば幸いです。

この記事を書いたライター

執筆者

榎本力良

ノマドワーカー。学生時代はカナダ・中国・ドイツの3か国への交換留学を含め世界10か国以上に滞在。民間就職後、「時間と場所に縛られない自由な人生」を志向してライターに転身。2024年1月からは妻と2人で日本一周のバンライフを開始。2025年以...

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