そもそもSEOライティングとは!基本情報をサクッと解説!

そもそもSEOライティングとは!基本情報をサクッと解説!

SEOライティングとは、検索エンジンに評価されやすいコンテンツを作るための技術のことです。SEO(Search Engine Optimization)は検索エンジン最適化を意味する概念で、SNSや広告運用と並ぶWeb集客施策のひとつです。検索エンジンに評価されやすいサイト作りを行い、検索結果の順位を上げることで、Web上での露出・集客を目指します。検索エンジンの上位に自分のブログ記事が上がれば、「検索エンジンの評価が高い」と評価を受けられます。上位表示されたページほど読んでもらえる確率が上がるため、SEO対策はブログを運用する中で必須のスキルです。

SEOライティングを行う前に知っておきたい書き方のコツ3選

SEOライティングを行う前に知っておきたい書き方のコツ3選

いきなりSEOライティングを行おうと思っても、何からしたらいいかわからない人も少なくないでしょう。なんとなくやるのではなく、まずは下記のSEOライティングを行う前に知っておきたい書き方のコツを3つ学んでみましょう。

1.ユーザーファースト

SEOライティングは、ユーザーに分かりやすい文章・内容を意識することが大切です。まずは検索で流入してくるユーザーの背景を考え、どのような情報を載せることでユーザーは有益なコンテンツだと思ってくれるのかを考えます。狙うところで細かく異なってきますが、ユーザーの知識がどの程度なのかによっても制作するコンテンツも変えなければいけません。

例えば、記事を読むユーザーが初心者を想定している場合、専門用語には解説を入れていくなどがユーザーファーストとなります。他には、分かりやすい見出しを付け、ユーザーが記事中で迷子にならないようサポートするのも効果的です。読者の離脱を防ぐために何ができるかを常に考えつつ、ターゲットに合わせてSEOライティングを行いましょう。

2.独自性

コンテンツの魅力を磨くのも大切ですが、間違った情報や信憑性のない情報をユーザーに提供しないようにしましょう。ほかのサイトと類似した文章やコピーコンテンツを量産しても、SEO上の効果は期待できません。

一次情報の質がかなり問われており、オリジナルで調べたデータや、取材などで集めた情報をもとに執筆した文章、個人の経験談・体験談などはユーザーが最も求めている情報となります。競合サイトにないオリジナルコンテンツが載っていれば、検索エンジンから評価されるだけでなく、競合との差別化やユーザーの満足度向上にもつながります。

3.共起語

共起語とは、特定のキーワードと一緒に使われることが多い言葉を指します。例えば、「教育」がキーワードの場合、共起語には以下のような言葉が含まれます。『委員会 、学校 、情報 、学習 、大学 、平成 、セミナー 、高校、小学校』 このような共起語を使ってライティングすることで、ユーザーの検索意図に近い記事コンテンツだとGoogleの検索エンジンが判断します。

ただし、共起語を全て盛り込めば不自然な文章になってしまう可能性も。ユーザーに分かりやすい文章にすることが一番重要なため、不自然な文章にならないよう共起語はある程度絞って盛り込んでいきましょう

SEOライティングで上位表示を狙う7つのコツ

SEOライティングで上位表示を狙う7つのコツ

ここまで、SEOライティングを行う前に知っておきたい書き方のコツを抑えてきました。ここからは実際にSEOライティングで上位表示を狙う7つのコツについて紹介していきます。

    ・タイトルにキーワードを入れる

    ・ディスクリプションで内容を簡潔に

    ・冗長にならないよう気を付ける

    ・指示語をなるべく使わない

    ・HTMLタグを使う

    ・箇条書きや図表を活用する

    ・E-E-A-T(専門性)を高める

それぞれ見ていきましょう。

タイトルにキーワードを入れる

タイトルを設定するときは、狙っているキーワードを必ず含めること、そしてなるべく前方に配置することが重要です。また、できるだけ短く簡潔にすることがSEOの効果を高めると言われています。ちなみに、このページのタイトルも「SEOライティングで知っておきたい6つのコツ」となっており、SEOライティングというキーワードを前方に設定しています。
また、検索画面に表示されるタイトルの文字数は、スマホで34文字、PCで28〜30文字程度です。それ以上の長さになると省略表示されてしまうため、なるべく30文字程度でまとめ、難しい場合も狙っているキーワードを前方に配置しましょう。

ディスクリプションで内容を簡潔に

ディスクリプションとは、記事のタイトルとともに検索結果に表示される文章を指します。以下の画像にて青枠で囲まれている箇所がディスクリプションに該当します。

PCとスマホで表示される文字数に違いがあり、PCで130文字程度・スマホで80文字程度です。(検索エンジンの仕様変更により文字数に変動あり)


SEOの表示順位を左右するほどではありませんが、ページの概要について説明すれば、ユーザーにコンテンツの内容を簡単に訴求できます。未設定の場合は検索エンジンによって文章が自動生成されますが、 コンテンツ内容のメリットをアピールするためにも、手動で設定してみましょう。

冗長にならないよう気を付ける

文字数にこだわり執筆していくと、キーワードと関連の低い内容を入れたり、同じ内容を繰り返したりするなど、ユーザーにとって有益なコンテンツとはいえない情報を載せがちです。冗長な文章はユーザーの離脱にもつながるため、できるだけ簡潔な文章を心がけることもテクニックの1つです。

指示語をなるべく使わない

ライティング時に、指示語を多用しすぎないように意識してみてください。「これ・それ・あれ・どれ」といった指示語だけの表現は、何を指しているのか考える時間をユーザーに与えてしまうため、文章の内容が分かりにくくなり離脱につながります。指示語を使う際にはできるかぎり名詞に置き換え、何を指しているのか分かりやすく設定し、ユーザーや検索エンジンにも把握できるよう表現していきましょう。

HTMLタグを使う

SEOライティングでは、HTMLを正しく使うことも重要です。以下の基本的なタグは、最低限適切に使えるようにしましょう。

・hタグは必ず<h1>、<h2>、<h3>の順で使いましょう。デザインのためh2の次にh4を置くようなことはしないようにしましょう。

・箇条書きは改行タグを使うのではなく、<ol>、<ul>タグで、箇条書きであることを検索エンジンに伝えましょう。

・引用は<blockquote><blockquote>を使い、他サイトや参考資料などから引用した箇所をGoogleに示しましょう。

・表を作成する際は<table>タグを使いましょう。SEOのトレンドでもある強調(フィーチャード)スニペットにも現れやすくなります。

・画像に関しては先程も出てきましたが、<alt>タグを使い画像が何を指すのかを検索エンジンに明記しましょう。

画像や表を活用する

記事コンテンツの中の画像は、文字の羅列を読み進めるユーザーにとって、箸休めの役割を果たしてくれます。例えば、大見出しや中見だしの下など、区切りの良い場所で活用してみましょう。このとき画像は、文章と関連性の高いものを挿入してみてください。内容と全く脈絡のない画像は、ユーザーに対し疑問を与えるため、画像選定はかなり重要です。

また、ユーザーが文章を読んでもイメージしにくい箇所にイメージ画像やイラストを用いると、よりわかりやすく良質なコンテンツになるでしょう。

E-E-A-T(専門性)を高める

SEOでは、ユーザーのほしい内容の網羅と同時に、情報の専門性の高さも評価基準に該当します。Googleが示す専門性の高さの指標として「E-E-A-T」が示されており、以下の4つの要素を指します。

経験(Experience)

専門性​​(Expertise)

権威性(Authoritativeness)

信頼性(Trustworthiness)

経験(Experience)

そのコンテンツの内容について実体験を伴っているかを意味しています。

ネットにある情報や基本性能のまとめに留まらず、使ってみてどうだったのかという体験を伴ったコンテンツが評価されやすくなります。

専門性​​(Expertise)

幅広く手を広げた記事よりも、分野を絞って発信するサイトの方が「専門性が高い」と評価される傾向にあります。

例えば、「釣り関連のコンテンツを発信するメディア」なら「イカの釣り方」「アジの釣り方」などターゲットを限定することで専門性が高まるでしょう。

権威性(Authoritativeness)

権威性は、誰がその情報を発信しているのかという部分に目が向けられます。例えば医療に関する記事なら医師や看護師、不動産関係の記事なら宅建士など、専門家の肩書や資格は、権威性の担保に一役買ってくれます。また、ジャンルごとにサイト自体の権威性も重要です。

信頼性(Trustworthiness)

ユーザーにとって信頼に値する情報が掲載されているかどうかが問われます。信頼性を高めるための方法としては、運営元の会社情報の詳細やメディア指針などを明示してみましょう。なお、他から情報を引用する際は官公庁をはじめ、専門性や権威性が高いサイトを利用しましょう。

SEOライティングのコツが学べるおすすめの本3選

SEOライティングのコツが学べるおすすめの本3選

SEOライティングのコツが学べるおすすめの本として、ここでは3つほど紹介していきます。

それぞれ見ていきましょう。

『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション』
『沈黙のWebライティング』は、SEOに強いWebマーケティング会社、株式会社ウェブライダーの代表・松尾茂起氏の著書です。

Webライターとして活動するために必須のスキル「SEO」の基礎がマスターできます。なお、沈黙のWebライティング」は2022年4月にアップデート・エディション(改訂版)が発売されました。

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション

松尾茂起、上野高史(エムディエヌコーポレーション)/2,310円(税込)/640ページ/Kindle版有

『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』
大手ニュースサイト「ナタリー」の編集長でもある唐木元さんが書かれた本で、「Webライターのライティングスキルを学ぶならこれ!」といわれるほどの名著です。

良い文章と悪い文章の例が具体的に載っており、改善すべき点がひと目でわかります。本が小さく1章も1〜3ページほどなので、移動中やスキマ時間にも効率的に学べる点もたくさんの読者に支持されている理由といえるでしょう。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

唐木元(インプレス)/1,430円/208ページ/Kindle版有

スピードマスター 1時間でわかる SEO対策
短時間でSEO対策を理解して実際にWebサイトを最適化したい人には、「スピードマスター 1時間でわかる SEO対策」がおすすめです。
基礎知識から実際に対策する方法まで簡潔にまとめられており、前半では検索エンジンとその仕組み、後半ではSEO対策の方法に関する内容が記載されています。

内部対策や外部対策の方法だけでなく、どうすればSEO対策で成果を出せるのかを初心者にもわかりやすく解説しているのが特徴的です。読むことでSEO対策の要点をすばやく理解して、すぐに使える技を身につけられるでしょう。

スピードマスター 1時間でわかる SEO対策

遠藤 聡(技術評論社 )/982円(税込み)/160ページ/Kindle版有

SEOライティングを進めるための注意点

SEOライティングを進めるための注意点

SEOライティングに関するコツなどを紹介してきましたが、事前に注意しておかなければならない点もあります。特に注意したいのが、以下3つです。

同じ文末を避ける

文末のバリエーションを増やし、同じ文末で終わらせないよう意識しましょう。

読みづらい文章の多くは、すべての文末が「です」や「ます」で終わっています。文章を書く中で、「~しましょう」や「体現止め」など多用な文末を使うことでユーザーも読みやすく感じるでしょう。なぜなら文章にリズムが生まれ、ユーザーが読みやすいコンテンツとなるからです。初心者の時はコンテンツ作成後、書き手から読み手の立場になって必ず文章を読み返すことで同じ文末の違和感に気づけます。

誤字脱字チェック

誤字脱字があると、読者の読むペースを邪魔してしまいます。これはユーザーエンゲージメントの低下につながり、SEOの評価にも悪影響を及ぼしてしまうのです。誤字脱字を見つけ修正するために、以下の方法を活用しましょう。

校正ツールの活用

現在は、多くの校正ツールが提供されており、無料で利用できるものもあります。また、AIを活用してプロンプト内に指示を行うことで素早く確認できます。

第三者の確認

第三者の目は自分では見逃しがちなミスを見つけるのに効果的です。また、誤字脱字だけでなく、文章全体として内容が理解しやすいよう、表現方法なども併せて確認してもらうと良いでしょう。

コピペは必ず避ける

ライターで活動する中で、多くの情報を集めるためにリサーチを行って記事執筆に取り組む場面は多くあります。しかし、他のサイトから無断でコピペしてしまうと、SEOの観点から評価が低くなり、著作権侵害で訴えられるリスクも伴います。自分の記事に掲載する際は、あくまでも自分の言葉を考え、オリジナルの文章を生成するように注意してください。

まとめ

ここまでSEOライティングのコツについてご紹介してきました。SEOライティングのコツはたくさんあり、覚えるのも大変だと思います。

今記事で最も伝えたかったことは、「ユーザーにとって有益である情報をライターとして届けていくこと」です。テクニックや知識に囚われた結果、最初は不自然な表現や文字数を稼いだだけの記事を作成しがちです。結果が出ないときは、狙った検索キーワードを入力するであろうユーザーがなにを求めているかを常に意識してみてください。ユーザー目線を第一に考え、SEOライティングを駆使して上位の記事をたくさん輩出していきましょう。

この記事を書いたライター

執筆者

Mojiギルド編集部

Mojiギルド編集部です。ライティングノウハウやスキルアップなど、ライターさんに役立つ記事を公開していくほか、Mojiギルドからのお知らせ、時には編集部員のつぶやきも…。ライターの皆さまとのコミュニケーションを楽しみながら、大事にしたい!

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