私の経歴

私の経歴

【基本スペック】
・26歳(2024年6月1日時点)
・男
・北海道で実家暮らし
・ASD診断済み、ADHDはグレーゾーン
・フリーランスのWebライター・SEOディレクターとして働いている

【経歴】
・大学在学中にうつ病にかかり、休学・復学を繰り返す
・トリガーはおそらくアルバイトでの上司とのトラブル
・2020年9月:新型コロナの影響もあり、大学を中退
→まだ、フルタイムで働ける状態ではなかったので、そのまま様子を見ながらライター業を続けることに
→寛解した今もフリーランスとして活動中!

家族の理解を得やすい

子どもの頃に発達障害の診断を受けていた私は、フリーランスのWebライターになることに関して、家族の理解をすぐに得られました。母が自営業をやっていることや、私がうつ病でフルタイム勤務が難しかったこともあるとは思いますが。

Webライターをしている、もしくはこれから始める方は副業やフリーランスで働く人が多いでしょうが、なかなか家族の理解を得られない人もいるのではないでしょうか。

Webライターは行動のスピードが命です!最近ではChatGPTをはじめとした生成AIが出てきましたが、すぐに有料プランを使い始めた人と周りの様子をみながらちょっとずつ使っていく人とでは、学べる速度が違います。

また、書籍やセミナーなどの自己投資も必要ですから、そういった時間やお金の使い方に理解のある人がいないとやっていくのは大変です。

家族の理解を得られやすいのは、それだけで大きなプラス要素になります。

行動力がある

ADHDの「衝動性」は、フリーランスにおいては「行動力」という強力な武器になります。私は、ADHDの方はグレーゾーンですが、それでも人よりも行動力があるという自信があります。

先ほど「行動のスピードが重要」という話をしました。これには、家族の理解だけではなく、ライター本人の行動力も大きくかかわってきます。

新しいツールが出たらすぐに試してみる、面白そうな本を見つけたらすぐに買って読んでみる、などとにかく勢いが大切です。

「無駄にならないかな」「結果が出なかったらどうしよう」と不安になる気持ちも分かりますが、やってみなければ結果は出ませんし、結果が出なければその後改善することもできません。

そうすると、停滞・後退していってしまい、収入も下がってしまうでしょう。色々なことにチャレンジしてみる、とにかくやってみることが大切なのです。

細部にこだわれる

ASDの診断を受けている私は、とにかく色々なこと、特に「順番」にこだわります。このこだわりの強さは、SEO記事の構成案を作る際に活かせています。

リサーチからペルソナ設定、見出し作り、内部リンクやCTAの設置まで、とにかく「自分の中での最も合理的でキレイな流れ」にしたいというこだわりがあるのです(もちろん、クライアントなどから修正指示が出た場合は修正します。あくまで適当に作って提出しないということです)。

また、私はディレクターとしても活動しているのですが、編集・校正、つまり記事のチェックにも活かせています。

より良い表現をたくさん学んでいけば、もっともっと良い記事を作れるようになるはずです。

論理的に考えられる

Webライターの仕事はSEO、メルマガ、LP、各種SNS、ホワイトペーパーなど多岐にわたりますが基本的にはマーケティングの一環であり、論理的思考力が必要です。

ASDの特性が強く出ている私は、感情よりも論理で動くことが多いため、論理的に考えることが得意です。

ただ「読者の気持ちに寄り添う」「感情を理解する」ことも必要なため、自分が得意な方に合わせて仕事を選ぶと良いでしょう。


・ 論理的に考えるのが得意な場合
→SEOやLPの案件、ディレクターやコンサルなどの案件を受ける

・ 感情を理解したり寄り添ったりするのが得意な場合
→SNSやメルマガなどの案件、ホビーやライフスタイル系の案件

興味のある分野の知識が豊富

ASDの特性の1つとして「興味のあることに関して専門家並の知識や集中力がある」ことが挙げられます。これは私にも当てはまり、好きな分野に関しては人より詳しい自信があります。

Webライターをやる上では、得意分野に特化した方がやりやすいと言われています。

しかし、自分の得意分野が分からない人も多いのではないでしょうか。その点、得意分野が分かりやすいASDの人は特化型のWebライターになりやすいのです。

Webライターの私が発達障害で助かったこと

Webライターの私が発達障害で助かったこと

ここでは、私がWebライターとして働いていて「発達障害で助かった!」と感じることを2つ紹介します。

人間関係が深くならない

副業やフリーランスでWebライターをする場合、会社員ほど人間関係が深くなることはほとんどありません。コミュニケーションはウェブ上で完結しますし、雑談もありません。

そのため、深い人間関係を築くのが苦手な人でも働きやすい仕事だと言えるでしょう。むしろ、業務だけに専念できるため、発達障害の本領を発揮しやすいです。

高い独自性を活かせる

発達障害の人は、他の人とは違う視点や考え方を持っていると言われています。特にSEOライティングでは競合記事にはない内容を盛り込まなければ上位表示しにくいため、発達障害者の「柔軟な発想」や「高い独自性」は武器になります。

ただし、ファクトチェックが必要な医療系や金融系、ある程度記事の流れが決まっている転職系などでは、独自性の高さを活かしにくいです。ホビー系の案件を受けたり自分でブログを立ち上げたりすると良いでしょう。

メンタルヘルス系の案件を受けやすい

先ほど「興味のある分野の知識が豊富」のところでASDやADHDの人は、人より得意分野に関する知識が多い、ということをお伝えしました。前職での経験や趣味、持っている資格など、得意だと言えるジャンルがあれば良いですが、なかなか難しいのが現実です。

ただ、発達障害で悩んでいる人は「発達障害で悩んでいる人の気持ちが理解しやすい」という点で、メンタルヘルス系の案件が取りやすいです。私も、Webライターを始めてすぐのころからメンタル系の案件は取れていました。

メンタルヘルス系の案件である程度実績を積めたら、そこから転職系や人事系、医療系など、他のジャンルの案件も狙えます。

最初の一歩を踏み出しやすいという点でも、発達障害はプラスに働くのです。

まとめ

今回は私の体験から、ASDやADHDなどの発達障害を抱えているライターが「発達障害で良かった!」と思えるようなことを解説してきました。ただ、一口に発達障害といっても、現れる特性や得意・不得意は人それぞれです。

今回私が紹介した考え方ややり方が合っていない人もいるでしょう。そんなときは「自分に合った働き方はどんなものだろう?」と冷静に考えてみてください。きっと、あなたに合う働き方が見つかります。

この記事を書いたライター

執筆者

ダッチロール

フリーランスのWebライター・SEOディレクター。大学在学中にうつ病になり、そこからメンタル系・健康系の勉強を始めた。今ではYMYL領域を得意としている。今後は、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたい!

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