良いクライアント様と仕事する重要性

良いクライアント様と仕事する重要性

Webライターにとって、良いクライアント様と仕事をするのは重要です。なぜなら、相性の合わないクライアント様と仕事をしても、ストレスがたまり長続きしないからです。また、相性の良いクライアント様と仕事をすることで、得られることも多くあります。

例えば、わたしの場合は、文字を書くのが好きになったり仕事をするのが楽しくなったり、良いことが多くありました。つい最近まで自分の文章に自信を持てなかったのですが、クライアント様からいただいたFB(フィードバック)のおかげで、多少は自信を持てるようにもなりました。

良いクライアント様というと、予算があることだけに注力しがちです。予算はもちろん重要ですが、それ以上にディレクターや社長の人柄を重視しましょう。どれほど予算の多いメディアでも、人間関係がうまくいかなければ、ストレスがたまる一方だからです。

相性の良いクライアント様と仕事をすることで、仕事に対するモチベーションがアップします。モチベーションがアップすれば、スキルも向上するでしょう。

良いクライアント様を見つける方法

良いクライアント様を見つける方法

良いクライアント様を見つけるためには、実際に仕事をしてみないとわからない部分が多いですよね。しかし、契約後に相性が合わないと気づいても、なかなか断りにくいでしょう。そこで、契約前に良いクライアント様を見つける方法をご紹介します。

テストを受けてFBの有無および内容を確認する

契約前に良いクライアント様を見つけるためには、テストを受けてFBの有無および内容を確認します。例えば、以下のようなFBを受けたらどう思うでしょうか。

お世話になっております。
原稿を拝見しました。この原稿からは何も感じられません。
これまで複数の原稿を見てきましたが、あなたの原稿は日本語もめちゃくちゃです。
日本語の勉強はしてきたのでしょうか。
明日までに再度、書き直してください。

上記のようなFBでは、具体的にどこが良くなかったのか不明であるうえに、不快感を覚えるでしょう。テストの時点で高圧的なFBをされた場合、採用されてもストレスがたまるリスクのほうが高いため、辞退したほうが無難かもしれません。

また、原稿に対するアドバイスがない場合も、注意が必要です。アドバイスがなければ、提出した原稿が良かったのか悪かったのかわかりません。その状態で契約を結ぶと万が一、クライアント様に満足していただけていなかった場合、突然契約を切られる可能性もあります。

経験上、良いクライアント様は、ていねいにFBしてくださる傾向です。具体的には「この部分の文章をこのように変えることで、さらに良くなります」とか「体験談が盛り込まれておりわかりやすくてOKです!けれども、この部分はもう少し具体性を持たせてほしいです」など、ライターと一緒に良いコンテンツを作ろうとしてくれます。

良いクライアント様を見つけるためには、テストを受けてFBの有無と内容を確認しましょう。少しでも違和感を覚えるようであれば、契約前にお断りするのが無難かもしれません。

Web面接を受けて人柄をチェックする

Web面接を受けて人柄をチェックするのも、良いクライアント様を見つける方法です。顔を合わせて話すことで、ある程度、どのような人であるか把握できるでしょう。

実際、Web面接で話すと、相手の口調や雰囲気などが感じ取れます。わたしの場合、Web面接で人柄が良いなと感じたクライアント様とは、何のトラブルもなく年単位でお付き合いさせていただいています。

Web面接の時点で人柄が良いクライアント様の場合、ていねいにFBしてくださったり質問メールにも迅速に対応してくださるケースがほとんどです。もし、Web面接の時点で、合わないかもしれないと感じた場合は、無理せずお断りしましょう。最初から不安を抱いていては、長期間お付き合いするのは難しいかもしれません。

ちなみに、わたしの場合は、物腰がやわらかく笑顔で面談してくださったクライアント様とは、その後の仕事でも気持ち良くやり取りさせていただいております。ただし、個人差があるので「厳しいほうが安心する」「ハキハキしているほうが良い」など、ご自身と相性の良さそうなクライアント様を見つけるのもよいでしょう。

応募時のやり取りで人柄を把握する

応募時のやり取りでもある程度、良いクライアント様か否か把握できます。応募時はライター歴や得意ジャンルなどを書いて、メディアもしくはクラウドソーシングサイト内でメールを送信するかと思います。その際、良いクライアント様の場合は、以下のようなメールを返信してくださるケースが大半です。

お世話になります。
〇〇の採用担当〇〇です。

この度は弊社の案件に応募いただきありがとうございます。
つきましては、テストを実施させていただきたく存じます。

●キーワードは「介護保険」
●文字数は3,000文字程度
●構成作成から執筆まで
●Googleドキュメントで納品
●期日は〇月〇日(難しい場合は相談してください)

細かなマニュアルは以下のスプレッドシートを参考にしてください。
ご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

それでは、よろしくお願いいたします。

上記のようにていねいな返信をくださる場合、仕事のメールも細やかであるケースがほとんどです。また、面談のみの場合も日程の候補や時間など、詳しい内容を添えて返信してくださる場合が多い傾向です。実際、Mojiギルド様に応募した際、面談の詳細とともに人柄の良さが伝わる文言のメールをいただきました。

これも持論になりますが、応募時のメールのやり取りで好印象を受けたのであれば、採用後も気持ち良くやり取りできます。良いクライアント様と仕事をしたいとお考えのライターさんは、応募時のやり取りで判断するのも良いかもしれません

支払いに関する評価を見て判断する

支払いに関する評価を見て判断するのも重要です。わたしは未経験ですが、中には支払いが滞るクライアント様もいらっしゃるようです。支払いに関しては、クラウドソーシングサイトの評価を見て判断するのが良いでしょう。

例えば「なかなか支払いしてもらえず、催促した」「納品後に連絡が取れなくなり、運営に問い合わせた」など、良くない評価が書き込まれているのを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。そのような評価が書き込まれている時点で、不安でしかありませんよね。

ライター業はWeb上で完結する仕事だからこそ、支払いに関する情報はしっかり把握しておきましょう。万が一、支払いが滞るようなクライアント様では、不安を抱いたまま仕事することになります。そのような状態では、モチベーションも低下します。支払いに関する評価を見て、少しでも不安を感じたら他のクライアント様を探すのがおすすめです。

わたしの場合は、良いクライアント様に恵まれて楽しくライター業を続けています。しかし、中には「FBがきつすぎて疲れてしまう」「連絡しても返信がない」など、クライアント様へ不安を抱いているライターさんもいらっしゃるでしょう。

クライアント様がいるからこそ、仕事をもらえるのがライターです。ただし、ストレスがたまるようなクライアント様と仕事をしても、長くは続きません。それならば、最初から良いクライアント様を見つけられれば、楽しく仕事ができるのではないでしょうか。

そして、良いクライアント様と仕事をするためには、営業活動はもちろんスキルアップも欠かせません。営業活動をして理想のクライアント様に出会えた場合、テストライティングへ進むケースが大半だからです。クライアント様も、良いライターさんと仕事をしたいと思っています。スキルアップにも注力して、現状を打破しましょう。

今回は、ストレスを抱えているライターさんに向けて、良いクライアント様を見つける方法をご紹介しました。Web業界は想像以上に広い世界です。もし、現状に悩んでいるのであれば、勇気を出して前へ進んでみませんか。この記事が少しでも参考になれば幸いです。

この記事を書いたライター

執筆者

上田美紀

「読者の心に響くコンテンツを届けたい」と、理念を持って活動している専業ライターです。Webライター検定3級。これまで執筆した記事は200本以上。ビジネス・マーケティング・ペットなど、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。

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